4.0
金沢文庫で拝観。
金沢文庫で拝観しました。
展示の量としては少ないかもですが、浄楽寺の毘沙門天がズバ抜けてかっこよく、個人的には大満足でした♡
ケースに入っていらっしゃいますが、背面も観ることができます。
初っ端に展示されている図録no29「厨子入薬師如来坐像及び両脇侍立像・十二神将立像・四天王立像」は、手のひらサイズの厨子にタイトルの面々がぎっしり入っていらっしゃるので単眼鏡必須です。一番最初がこれでかなりツボりました。入ってくる人みんな眉を寄せながら屈んで「・・・うわ~・・・こまか・・・」とか絶句してる。そういうのからスタートするという(笑)。
そのお隣の「勢至菩薩像」(個人蔵・特別出品と書いてある)が素敵でしばし見入ってしまいました。なかなか跪座(正座)のお姿って記憶にないなぁ。最後にもう一度拝顔させて頂きました。
鎌倉というか湘南というか、この辺で育ってると運慶も仏像も神社仏閣も子供の頃から目にしすぎててあんまりテンション上がらないことも多々あるのですが、今回は本当に見て良かったと思いました。浄楽寺近辺は車がないと他の観光スポットも回りにくいし(近辺に住んでるときは駐車場があった記憶がない。今はどうなんだろう?)、せいぜい立石で海岸散策か(流石に大楠山には登らんやろ~)、葉山まで戻るにしてもバスは乗り換えかな?なので、現地で観るのがベスト!はその通りですが、それでもやはり出張は嬉しいです。
金沢文庫は称名寺(桜で有名スポットです)というお寺の敷地内にありますので、今は紅葉と一緒に楽しめて良い季節だと思います。「吾妻鏡」の書などが有名だと思いますが、若干地味なスポットなので、是非この機会に足を運んでお楽しみいただければ、と一神奈川県民としては思っております。駅からは道が狭いのでお気をつけて!