開館15周年記念 800年遠忌記念特別展
運慶 鎌倉幕府の三浦一族

横須賀美術館

  • 開催期間:2022年7月6日(水)~2022年9月4日(日)
  • クリップ数:21 件
  • 感想・評価:8 件
開館15周年記念 800年遠忌記念特別展 運慶 鎌倉幕府の三浦一族 横須賀美術館-1
開館15周年記念 800年遠忌記念特別展 運慶 鎌倉幕府の三浦一族 横須賀美術館-2
開館15周年記念 800年遠忌記念特別展 運慶 鎌倉幕府の三浦一族 横須賀美術館-3
開館15周年記念 800年遠忌記念特別展 運慶 鎌倉幕府の三浦一族 横須賀美術館-4
《三浦義明坐像》鎌倉時代後期、国指定重要文化財、満昌寺蔵
運慶作《毘沙門天立像》(部分)、1189 年、国指定重要文化財、浄楽寺蔵
《観音菩薩立像》鎌倉時代、国指定重要文化財、岩戸山満願寺蔵
《子神像(十二神将像のうち)》鎌倉時代、国指定重要文化財、曹源寺蔵
開館15周年記念 800年遠忌記念特別展 運慶 鎌倉幕府の三浦一族 横須賀美術館-1
開館15周年記念 800年遠忌記念特別展 運慶 鎌倉幕府の三浦一族 横須賀美術館-1
開館15周年記念 800年遠忌記念特別展 運慶 鎌倉幕府の三浦一族 横須賀美術館-1
開館15周年記念 800年遠忌記念特別展 運慶 鎌倉幕府の三浦一族 横須賀美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

奈良・興福寺や、東大寺での造仏が広く知られる仏師・運慶。じつは、鎌倉時代の東国(関東地方)での仏教彫刻の展開においても、見逃すことのできない存在です。

運慶は、鎌倉幕府という新政権と密接に結びつき、北条氏からの信頼を背景に東国での活躍の場を得ました。鎌倉幕府初代侍所別当・和田義盛の発願による浄楽寺諸像(1189年)をはじめ、横須賀ゆかりの氏族・三浦一族の造仏にも関与していました。

本展覧会は、貞応2年(1223年)に没した運慶の800年遠忌を記念し、横須賀美術館と神奈川県立金沢文庫が共同開催するものです。

運慶および運慶工房が手掛けたと見られる仏像を中心に、前後する時代の仏像や書跡等、約50点の文化財を展示します。運慶と鎌倉幕府および三浦一族との関係を軸とした本展の展示は、三浦半島の歴史と文化に対する新たな視点をもたらしてくれるでしょう。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年7月6日(水)~2022年9月4日(日)
会場 横須賀美術館 Google Map
住所 神奈川県横須賀市鴨居4-1
時間 10:00~18:00
休館日 8月1日(月)
観覧料 一般 1,000円(800円)
高大・65歳以上 800円(640円)
中学生以下 無料
  • ※( )内は20名以上の団体料金
    ※高校生(市内在住または在学に限る)は無料
    ※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と付添の方1名は無料
TEL046-845-1211
URLhttps://www.yokosuka-moa.jp/

横須賀美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

横須賀美術館 横須賀美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

金沢文庫で拝観。

金沢文庫で拝観しました。
展示の量としては少ないかもですが、浄楽寺の毘沙門天がズバ抜けてかっこよく、個人的には大満足でした♡
ケースに入っていらっしゃいますが、背面も観ることができます。
初っ端に展示されている図録no29「厨子入薬師如来坐像及び両脇侍立像・十二神将立像・四天王立像」は、手のひらサイズの厨子にタイトルの面々がぎっしり入っていらっしゃるので単眼鏡必須です。一番最初がこれでかなりツボりました。入ってくる人みんな眉を寄せながら屈んで「・・・うわ~・・・こまか・・・」とか絶句してる。そういうのからスタートするという(笑)。
そのお隣の「勢至菩薩像」(個人蔵・特別出品と書いてある)が素敵でしばし見入ってしまいました。なかなか跪座(正座)のお姿って記憶にないなぁ。最後にもう一度拝顔させて頂きました。

鎌倉というか湘南というか、この辺で育ってると運慶も仏像も神社仏閣も子供の頃から目にしすぎててあんまりテンション上がらないことも多々あるのですが、今回は本当に見て良かったと思いました。浄楽寺近辺は車がないと他の観光スポットも回りにくいし(近辺に住んでるときは駐車場があった記憶がない。今はどうなんだろう?)、せいぜい立石で海岸散策か(流石に大楠山には登らんやろ~)、葉山まで戻るにしてもバスは乗り換えかな?なので、現地で観るのがベスト!はその通りですが、それでもやはり出張は嬉しいです。

金沢文庫は称名寺(桜で有名スポットです)というお寺の敷地内にありますので、今は紅葉と一緒に楽しめて良い季節だと思います。「吾妻鏡」の書などが有名だと思いますが、若干地味なスポットなので、是非この機会に足を運んでお楽しみいただければ、と一神奈川県民としては思っております。駅からは道が狭いのでお気をつけて!

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

5.0

間近で

ぎりぎりになってしまったが、やはり行ってよかった。
曹源寺以外の目玉(浄楽寺、満願寺)はお寺で拝したことがあるけれど、近くでケースもなしで見ると印象がずいぶん変わってくるし、大きさに驚く。
それにしても十二神将の後付けの干支は本当に邪魔(笑)。兜の上に上手いとはいえない間抜けな動物、取ってしまったほうがずっと良いと思うのだが無理か・・・
出展数は少ないしいまいち物足りないけれど、朱印割で500円で見せていただけたので、★5つ。

11月に金沢文庫でもう1度見たが、断然よかった。
まず空いているし、展示はスカスカな感じがなく、仏像がぎっしり。ガラスもよくなったのかとても見やすく、また高さがちょうどよくて、横須賀では欲求不満気味だった十二神将はばっちり目が合う。
会場は広ければいいというものではないことがわかりました。
こちらは文句なく★5つ。

THANKS!をクリックしたユーザー
さいさん、ファイさん

REPORT

鎌倉武士と運慶

横須賀美術館で開催されている「運慶 鎌倉幕府と三浦一族」を鑑賞しました。奈良で活動していた運慶がなぜ鎌倉(周辺)で多数の仏像を作ることになったのでしょうか。運慶(慶派)の作風が鎌倉武士の気風に合致したのではないか、若かりし…readmore

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん、さいさん

5.0

こういうものは、やはり現地で楽しみたい

仏像に詳しくない人でも「運慶」の名前ぐらいは聞いたことあるだろう
「よくわからないけど仏像作る有名な人」ということぐらいは知識として知っているはずだ
ではその数々の作品はどこに行けば見れるのだろう?

「横須賀市内に残る運慶および運慶工房作と見られる仏像を中心に、前後する時期の仏像や書跡等、計約50点の文化財を展示」

と開催概要にあるとうり、
実は思ったより身近に見ることができたんだなあと少し驚いてしまう
そしてそれらが一堂に会すこの展示は
構えず気楽に運慶とその工房の仏像に親しめる絶好の機会というわけだ

会期前から楽しみにしていつ行こうか迷ってるうちに展示も後半
あわてて現地に赴いてみたのだけど

描写される体のひねり動き、奇麗につながる導線がやはり楽しい
下から上へ力がうねり、正面どの位置にいてもこちらを見据えるその強い視線

今まさにこちらにグイっと乗り出し何かを語語り掛けようとしている
その瞬間を写し取ったかのような佇まいは
何かこちらの心の内を見透かされているかのようでもありドギマギとしてしまう

数点ほど展示がお寺にお帰りになった後だったのは残念だけど
仏像は「芸術品」や「美術品」ではなく「信仰の対象」である
とすれば博物館や美術館ではなくやはりお寺まで足を延ばすべきものであろう

(公式ページで公開されている散策マップがうれしい)

10月には金沢文庫での展示(こちらは鎌倉幕府に重点を置いたものになるようだ)
もあるようなのでそちらも非常に楽しみだ

THANKS!をクリックしたユーザー
さいさん、ファイさん

4.0

運慶作の毘沙門天立像と不動明王立像と感動のご対面

運慶チームが制作した毘沙門天立像と不動明王立像が浄楽寺から出張してきてくれていて、感動のご対面をしました。その力強さに元気をいただきました。

THANKS!をクリックしたユーザー
artmemo7さん、さいさん

4.0

三浦一族、幕府ゆかりの横須賀市内の仏像集結

興味深い切り口の展覧会、運慶の東国での事績、三浦一族、横須賀地域の仏教文化の受容も詳細に解説されております。展覧会公式ガイドやみどころと主要出展品ガイドも無料で配布、三浦一族、運慶年表、系図等キャプションも充実しております。浄楽寺の運慶仏は勿論、今注目されている、満願寺の2メートル近い地蔵、観音菩薩は圧巻でした。併設の谷内六朗館の展示作品にも癒されます。

THANKS!をクリックしたユーザー
ファイさん
  • 1
  • BY TK

4.0

仏像に魅了されました。

運慶の仏像を鑑賞するのは2度目になります。平日にお邪魔したのでゆっくり鑑賞出来ました。仏像は体のバランスや躍動感が素晴らしく、その技術に感心しつつ、心から癒されました。

THANKS!をクリックしたユーザー
ファイさん

5.0

やっとお会いできました

海の見える開放的な横須賀美術館で、なんともそぐわない運慶展(笑)
複製しか見たことのない三浦義明に始まり、2躯の運慶作:浄楽寺の不動明王と毘沙門天。もうそれだけで充分満足なのに、和田義盛を助けた毘沙門天や、景徳鎮窯産とも言われる衣笠城の出土品等。鎌倉幕府の力を見せつけるような見所一杯の運慶展です!

THANKS!をクリックしたユーザー
ファイさん

あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する

より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する

周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
神奈川県で開催中の展覧会

出展作品・関連画像IMAGES

《三浦義明坐像》鎌倉時代後期、国指定重要文化財、満昌寺蔵

運慶作《毘沙門天立像》(部分)、1189 年、国指定重要文化財、浄楽寺蔵

《観音菩薩立像》鎌倉時代、国指定重要文化財、岩戸山満願寺蔵

《子神像(十二神将像のうち)》鎌倉時代、国指定重要文化財、曹源寺蔵

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

※あなたの美術館鑑賞をアートアジェンダがサポートいたします。
詳しくはこちら

CLOSE

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

ログインせずに「いいね(THANKS!)」する場合は こちら

CLOSE


がマイページにクリップされました

CLOSE マイページクリップ一覧を見る


がお気に入りに登録されました

CLOSE マイページお気に入り一覧を見る


を訪問済みに移動しました

CLOSE マイページ訪問済みイベントを見る

CLOSE

name

参考になりました!をクリックしたユーザー 一覧
CLOSE