5.0
思い出した記憶
ウィリアム・モリス巡回展のなかで、名古屋のアジェンダが気に入ってます。モリスの府中美術館展示のなかの、展示72番冊子を目にしたのは、これが二回目。それもV&Aではなく、ロンドン郊外ウィリアム・モリス・ギャラリーだった。そこで若きモリスの「Socialist Party」の特別展示をしていた。そこに集ったアニー・ベサントをはじめとする著名人達を、何年かで特別展示にかけていた。そこで見たのだった。そうした歴史・社会的モリス情報から見て、冒頭の名古屋アジェンダとなったのである。府中美術館のデザイン重視の展示内容にも、社会主義者言及はあったが、人間描写よりも手仕事重視を現代的展開で描いていた。遥か昔の記憶が鮮明に甦った。