4.0
パブリックアートの存在
それは、明らかに異質で、存在感のあり、唯一無二の形と色であるはずなのに、普段の生活の中に、自然の溶け込み、知らず知らずのうちに、そこに存在していた。
展覧会後に、普段の散歩道にあった”北浜コニシビルにある「MANEKI」”をまじまじと見ました。それ以前は、当然、これだけのものですから、そこに「MANEKI」があったことは知っていましたが、それは単にあっただけ、街路樹と同じ、一風景でしかなかったことを実感。展覧会後は、はっきりと意識して、アートとして、「MENEKI」を見ることで、清水九兵衛さんと会話するごとく、その意図を自分なりに感じる、メッセージを発信する装置と変貌しました。その不思議さに、アートの深さを感じながら、これからも散歩を続けていきたいと思います。