4.0
照明の反射が残念!
一人の作家の変化が見えそうなのが面白く、かつもどかしく感じました。
作品は想像していたよりはるかに小さなものだったが、存在感があり失望することはなかった。
フレームの作り方も面白く展示会としては楽しませてもらいました。
ただ、作品保護のアクリル板に照明が映り込んで、平置きの展示の場合はイライラさせられたのはとても残念でした。
「耳をすませば」と錯覚している観覧者も見かけ、タイトルの選び方は難しいものだとも思いました。
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『よるくま』『金曜日の砂糖ちゃん』 (いずれも偕成社)などで知られる酒井駒子。静謐さをたたえた美しい絵と詩的で思索的な文との響き合いは、子どもから大人までの多くを魅了し、今もっとも人気のある絵本作家のひとりです。ブラチスラバ世界絵本原画展での金牌、オランダ「銀の石筆賞」を受賞するなど、海外でも高い評価を得ています。
本展は、デビュー作から最新作まで20冊を超す絵本を中心に、約250点の原画を厳選。原画は、画用紙や段ボールを黒い絵具を下塗りした上に色が配され、子どもや動物たちがひそやかに描かれています。
会場では「ある日」「ひみつ」「こみち」など6つのエリアに分け、特製の額やケースに収められた原画と、物語や文の断片をめぐっていきます。
散歩するように、ゆっくりと歩きながら、時に立ち止まりながら。みみをすますように絵とことばに出会う、新しい体験を提供する展覧会です。
会期 | 2022年7月9日(土)~2022年8月28日(日) |
---|---|
会場 |
兵庫県立美術館 ギャラリー棟3階 ギャラリー
![]() |
展示室 | 兵庫県立美術館 ギャラリー棟3階 |
住所 | 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1(HAT神戸内) |
時間 | 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30) |
休館日 |
月曜日 (祝日の場合は翌火曜日) |
観覧料 | 一般 1,500円(1,300円) 高校・大学生 1,100円(900円) 小・中学生 500円(300円)
|
TEL | 078-362-7086 (神戸新聞社事業局 アート事業部内) ※平日10時~17時 |
URL | https://www.mbs.jp/event/page/komako_sakai_kobe.shtml |
4.0
一人の作家の変化が見えそうなのが面白く、かつもどかしく感じました。
作品は想像していたよりはるかに小さなものだったが、存在感があり失望することはなかった。
フレームの作り方も面白く展示会としては楽しませてもらいました。
ただ、作品保護のアクリル板に照明が映り込んで、平置きの展示の場合はイライラさせられたのはとても残念でした。
「耳をすませば」と錯覚している観覧者も見かけ、タイトルの選び方は難しいものだとも思いました。
5.0
木のフレームや机などを使用した展示が素敵だった。
出版されている本を全て読んでいる訳ではないので、そのうち読んでみたいと思った。
『よるくま』を初めて見て以降大好きになった絵本作家さん。神戸で展覧会があると知ってワクワクしてこの夏を待ちました。
ギャラリー棟に入ってすぐに広がる酒井駒子さんの世界。
ある日、ひみつ、こみち、はらっぱ、こども、くらやみ、そ…readmore
5.0
前半、撮影可能でしたが天井照明が反射
したり、絵に人が映り込むため個人的には画像に残しても、、、と思ったので撮影はしていません。
(中学生くらいの学生さん達が熱心に撮影しており場内はシャッター音がすごかったです)
後半は、人が少なくなり、ゆっくり鑑賞。酒井さんの絵は表情の表現が素晴らしいのですが原画は、えほんとは違う魅力があります。そして、展示も学芸員さんが凝っていて、鑑賞の順序にも納得。ことば遊びのような展示も。世界観を感じるなら、この展覧会はオススメです。
5.0
「よるくま」など酒井駒子の絵本は息子と私のお気に入りでした。「ぼくおかあさんのこと…」はお母さんが嫌いだというところに大笑いして、最後に作品のぼくと同じように恋しくて抱っこしてーーとねだってきたころのことを思い出します。森の中でその世界感を拾い集めるような展覧会でした。原画で見る作品はとてもステキで、段ボールの素材感だったのかぁ、とかよるくまの夜の色はこんなに真っ黒だったのかなど、ちいさな発見も楽しかったです。今回の展示はフランス人建築家のものと紹介されていましたが、散歩するような感じでとても作品にあっていたと思います。撮影可能なエリアも用意されていてよかったです。1つ残念だったのは天井の照明が写り込みやすかったところかな。。グッズも楽しかったですね。クロッキー帳は思わず購入しちゃいました。
5.0
独自の世界観がある、酒井駒子さんの作品をたくさん見ることができました。子供のふとした仕草や、ふっくらとした指。どうしてこんな風に描けるのだろうと魅入られました。最近の作風とは違う「よるくま」の原画もじっくりみる事ができ面白かったです。展覧会のパネルにも記載がありましたが、酒井さんの作品は、まさに詩的で鑑賞後もしばらく余韻が残ります。素敵で不思議な作品。擬人化された動物たち、木や花や鳥をじっくり堪能できました。展覧会をきっかけに、まだ読んでいなかった酒井さんの本を色々読んでます。
子どもへのプレゼントでもらった絵本「よるくま」をきっかけに知った酒井駒子さんですが、知るほどに、くまの絵というより、人の絵。特に、少女や子どもの絵が多いのだと知りました。
そして、この展示会では、その繊細さ、表情、しぐさに…readmore
4.0
空間に薄く漂うドビュッシーの曲が調和していた。
展示の仕方がとても素敵。
素敵だったけど、額のガラスに照明が反射し過ぎる気が…絵が見えにくかったのが少し残念。
4.0
この作品展のための
描き下ろし2点も入り口でお迎えしてくれる
木をベースにしたレイアウトが
温かみあり 微笑ましく
思わず マスクの下の口角も上がりました
兵庫出身の絵本作家、酒井駒子さんの絵本原画展「みみをすます」が、やっと兵庫にお見えした!ああ、この日をどんなに待ち侘びたであろうか。
絵本で、書籍で、酒井駒子さんの魅力は充分伝えてもらった。私が酒井駒子さんの作品の魅力に…readmore
4.0
駒子さんの子供と動物は、本当にかわいらしく、ぬくもりも感じます。
展示の仕方に工夫があり、観る側として変化があって良かった。
映像もあり。
途中で絵本コーナーがあり、その後先程の絵本の原画が展示されていて、印刷と原画のタッチの違いも楽しめます。
夏休み前の平日に行きましたが、グッズ売り場は並びました。
ヤノベケンジさんのサンシスター渚ちゃんも必見。
美術館を海側に出てすぐ。凛々しいお顔で立っておられます。
4.0
本館の80年代のエネルギッシュな大きな作品に圧倒されていましたので
駒井さんの作品そのままの静かで優しい展示室で、癒されました。
木製の展示台や展示ケースもよく考えてあり、展示の在り方も作品にとてもマッチしていました。
可愛いこどもの表情やしぐさはちひろさんに通じるところがあるようにも思いました。
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「まばたき」原画(岩崎書店、2014年)
「金曜日の砂糖ちゃん」原画(偕成社、2003年))
「よるくま」原画(偕成社、1999年)
「BとIとRとD」原画(白泉社、2009年)
「森のノート」原画(筑摩書房、2017年)
「ビロードのうさぎ」原画(ブロンズ新社、2007年)
「くまとやまねこ」原画(河出書房新社、2008年)
「ぼく おかあさんのこと・・・」原画(文溪堂、2000年)