「みみをすますように 酒井駒子」展
兵庫県立美術館 ギャラリー棟3階 ギャラリー|兵庫県
開催期間: ~
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森の中で鑑賞したい、駒子さん。
『よるくま』を初めて見て以降大好きになった絵本作家さん。神戸で展覧会があると知ってワクワクしてこの夏を待ちました。
ギャラリー棟に入ってすぐに広がる酒井駒子さんの世界。
ある日、ひみつ、こみち、はらっぱ、こども、くらやみ、それぞれのテーマに沿って作品が展示されており、絵本の世界に浸ることができました。
最初のコーナーは撮影OKになっていて嬉しかったです。
文章の一部が布でぶら下がっていたり、小さなおもちゃや靴、スプーンなどもアクセント的に飾られていました。
制作されているアトリエ辺りの景色や森の音なども映像で見ることができ、建物の中なのに森の中を散策しているような雰囲気でした。絵本コーナーには、木の椅子があって、ゆっくり手にとって見ることができました。
新聞連載されていた『七夜物語』も懐かしかったです。床面に七夜物語の場面が映し出される演出もあり、長い長いさよと仄田君の不思議な冒険を思い出しました。グレクリルというオオネズミが出てきたりする何とも不思議な話だったなぁ。不思議な夜の話に酒井駒子さんの絵がピッタリあってて毎日贅沢な連載小説だったなぁと。
酒井駒子さんの描く幼児はニコニコしているのじゃなくて、顔をうつむき加減にして考えている風。でも子供らしいふわふわした髪の毛や腕や脚のプニプニした感じ、柔らかい手の感じが出てて大好きです。服もロンパースなど懐かしい感じで素敵です。
おみやげコーナーは大行列でした。
2週間おいて、2度行った展覧会でした。
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