4.0
アートの力で世界を変える、今を生きるアーティストたち
最近、現代アートにも積極的に美術館巡りしている中で、今回の展覧会は最先端のアートに触れることができ、アートに興味のない妻とともに楽しいひとときを過ごしました。
一番不思議だった作品は、TAKT PROJECTの「black blank」です。オイルのような黒い液体が白い壁を登ろうとしたり、ゆっくりずり落ちてくる液だまりは、生きているスライムのようでした。キャプチャーを見ると、磁性流体ほかと書いてあり、磁力で動いているのかと思いながらも、全然なぜは解消されませんでした。
コラボによって生まれたアイデアが面白いと思った作品は、八木隆裕+石橋素・柳澤知明/ライゾマティック+三田真一の「Newton’s Lid」です。茶筒が閉まる音がもう少し大きかったら、「未来の鹿威し」になると思いました。
純粋に綺麗だなと思った作品は、高橋賢悟の「Re: pray」です。アルミニウムがもつそのものの輝きが神秘的で、鹿のモチーフも名和晃平さんの作品を彷彿させる印象がありました。
若手アーティストによる作品群でしたが、作品購入のような支援はなかなかできませんが、美術館巡りで知り、心の中での「がんばれ!」と声掛けする、微力ながら応援していきたいと思いました。