5.0
花に囲まれて
「花」をテーマに開かれている展覧会はなかなかめずらしいように思いました。
この展覧会は周りが緑に囲まれている庭園美術館で開催するに適していたように思います!
幼い頃に見たことのある花や、聞いたこともない花など様々な花を鑑賞することができて、とても満足できました。
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精緻なる科学的視点と美しさを併せ持つ、ボタニカルアートの世界
英国王立植物園「キューガーデン」は、ユネスコ世界遺産に登録されている世界最大級の植物園です。22万点を超えるボタニカルアートを所蔵し、植物と菌類における科学的分野で世界をリードし続ける研究機関としても知られています。
はじまりは、1759年にジョージ3世の母であるオーガスタ皇太子妃が造った小さな庭園でした。ジョージ3世とシャーロット王妃の時代にその規模は飛躍的に広がり、当時ヨーロッパを席巻していた啓蒙思想などを背景に、研究機関としての整備も進みました。
本展では18~19世紀に制作されたキューガーデン所蔵の貴重なボタニカルアートコレクション約100点のほか、シャーロット王妃が愛し、王室御用達となったウェッジウッド社のクイーンズウェアなどを展示します。作品を通して、英国における自然科学や植物画の発展をたどり、大きく変革していく時代の背景や歴史の一端を展観します。
精密な描写による科学的視点と、目を奪われるような美しさが共存するボタニカルアート。世界中から集められた色とりどりの花々に囲まれるこの機会をご堪能ください。
会期 |
2021年9月18日(土)~2021年11月28日(日)
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会場 | 東京都庭園美術館 Google Map |
展示室 | 本館+新館 |
住所 | 東京都港区白金台5-21-9 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日 9月21日(火) ※ただし9月20日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 1,400円(1,120円) 大学生[専修・各種専門学校含む] 1,120円(890円) 中学生・高校生 700円(560円) 65歳以上 700円(560円)
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TEL | ハローダイヤル 050-5541-8600 |
URL | https://www.teien-art-museum.ne.jp |
5.0
「花」をテーマに開かれている展覧会はなかなかめずらしいように思いました。
この展覧会は周りが緑に囲まれている庭園美術館で開催するに適していたように思います!
幼い頃に見たことのある花や、聞いたこともない花など様々な花を鑑賞することができて、とても満足できました。
4.0
今週末、会期終了なので予約も埋まっていて夕方からの鑑賞になりました。
館内も割と混んでいました。
洋館にボタニカルアート、ウエッジウッドの器はしっくり来ますね。
イギリスに王立植物園キューガーデンがあるのは知っていましたが、たくさんの植物図鑑、ボタニカルアートを所蔵しているとは思っていませんでした。
でも、考えて見れば大英帝国は船で世界を巡っていたのだから、色々なモノに興味を持つのは自然ですよね。大英博物館があるんだから王立植物園があっても不思議はなし…。
知的好奇心を刺激されます。美しい、知らない植物がこんなにもあるのかと。
いつかキューガーデンに行ってみたいと思いました。
図録は完売していましたが、関連書籍はまだ何種類かありました。
5.0
とにかく、美しい、繊細な作品がたくさんで女子の亜お客さんが詰めかけていました。(特にマダム層が多かった気がします)旧朝香邸の建物にも雰囲気がとてもあっていて美しい空間で美しいものを見ることができ幸せでした。
図録もマスト買いな逸品です!!
5.0
ボタニカルアートと初期のウェッジウッドの陶器は、アールデコ様式の朝香宮邸の雰囲気にぴったりあってました。
庭園美術館や隣の自然教育園で撮影された写真も添えられていたり(写真よりボタニカルアートのほうが綺麗かも~)、出版された図鑑ともともとの原画を並べて展示したコーナーでは、微妙な色合い(図鑑のほうがコントラストがくっきりしているような)を見比べたり、展示も工夫されていました。
精緻なボタニカルアートは、とてもきれいでした。たくさん並んでいると、描き手によってタッチ等の違いも感じられ、楽しめました。
ウェッジウッドは初期のもので、今のものと比べると少しぽってり感じで温かみを感じました。
写真撮影は階段を上がった2階のところ、庭園に面したテラス、新館の一角(当時の室内を再現)の3か所です。
新館ではキューガーデンの紹介映像が2つ、上映されていました。どちらも見応えがありましたので、せひどうぞ。キューガーデンに行ってみたくなります。
4.0
ウエッジウッドはさておき、当時のボタニカルアートの数々は実に興味深い。そもそも学術目的のそれらは、何の演出も無く、陰影をできるだけ抑えながらも立体的で質感も備え、特徴を漏らさず対象を1枚に収める。写真とは違う『写実』。
直筆原稿も、版画もどれも素晴らしく、うっかりするとその区別が付かないものもあるほど。目を皿にして1点1点眺めるだけで時は過ぎてゆく。
撮影は、2箇所に飾られたタペストリーと当時の室内再現のみ。
規制緩和で、平日でもそこそこの混雑。係員が「会話をお控え下さい」のフリップを持っているも、かまいなく話すご婦人グループが残念。
3.0
ボタニカルアート自体は知っていましたが展覧会でこんなに多くの作品を見たのは初めてです。今回に限らず色々なボタニカルアートを今後機会があれば見てゆきたいと思っています。そして今回展覧会に行ってのもう一つの収穫はボタニカルアートと食器のウエッジウッドとの関係を知ることができたことです。家にあるウエッジウッドの食器の絵柄についてまた別の見方ができるような気がしてきました。
4.0
旧朝香宮邸のアール・デコ様式の建物の中に展示された、精緻な描写のボタニカルアート、ロバート・ジョン・ソーントンの植物誌『フローラの神殿』、シャーロット王妃が愛し王室御用達となったウェッジウッドの陶磁器等々。この中に身を置くと、空間を感じ、楽しむことができる。庭園とも相まって、庭園美術館ならではの展覧会である。
4.0
ボタニカルアートの領域は、博物学とアートの融合なので、見るほうも知識が色々と必要かとおもう。学芸員の解説なども、ちょっと勝手が違うかもしれない。
植物体の写真が絵の隣に展示してあり、わかりやすくする方法だとおもうが、ヘレボラスの一種、リヴィダスの作品のところに、近縁ではあるが異なるオリエンタリスの写真があった。監修も入っているはずだが、少々残念である。☆一つはずした。
久しぶりに庭園、茶室も堪能した。
4.0
世界屈指の植物園である英国のキューガーデンが所蔵するボタニカルアート、ウェッジウッド社の陶磁器の数々を鑑賞しました。
ボタニカルアートは植物学な観点から植物の特徴を正確に絵にするものですが、描き手によって色使いや葉脈の描き方等、細かい部分に違いが出ており、鑑賞していて面白かったです。学問と芸術が融合した、とても美しく興味深い分野でした。
シャーロット王妃と王妃を取り巻く人物達にも焦点が当てられ、キューガーデンの歴史、ボタニカルアートの奥深さも鑑賞の楽しさを学んだ展覧会でした。
4.0
ボタニカルアートのみでなく、ウェッジウッドの陶器も交えキューガーデンとの関わりが知れたのも興味深く楽しめました。
版画集の原画と版画を並べて見れた所も違いが見比べられ、今までにない展示で良かったです。
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