5.0
愛すべき皮肉。かけがえのない皮肉。
相変わらず皮肉の込められた作品が多く、考えさせられた。いいぞ、もっとやれ。
猫の鉄クズ手鞠こそバズればいいものを。
それこそElephant in the room「問題があっても、誰もその問題について触れようとしない」。スルーされてしまうのかもしれない。
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“壁に絵を描く”という行為に、人類は先史以来、魅了されてきました。学校の教科書で目にする洞窟壁画はアートの始まりであり、祖先の高い表現能力を示す芸術です。その痕跡は、数万年前のものとは思えないほど自由そのものです。
そのような絵をハッと思い出させてくれるのが、現代のストリートで表現を続けるアート界の異端児“バンクシー” です。2018年に、少女と赤い風船を描いた作品が高額落札されるや、額に仕込まれたシュレッダーで突如細断。瞬く間に世界中で報道され、話題をさらいました。日本では、バンクシー作品と思われるネズミの絵が発見されると、大手メディアやSNSで拡散、認知度が上がりました。しかし創作活動の全貌や動機など、その真相が分かる者は依然少なく、謎に包まれた存在です。
本展は、世界各都市を巡回し人気を博した「ジ・アート・オブ・バンクシー展」の傑作群を、日本オリジナルの切り口で紹介する意欲的な展覧会です。プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品の展示とともに、活動の主戦場である“ストリート” に焦点を当て、テレビ局ならではの街並み再現展示で没入空間を体感することができます。̶̶それはまるで“映画のセット”。
ストリート・アーティストの先人であり、現代アートの巨匠でもあるヘリングやバスキアの次世代として、いま世界で最も注目を集める時代の先駆者“バンクシー”。その活動の意味を、幅広い世代に楽しく理解していただける貴重な機会となります。
◎巡回展
※開催情報は変更となる場合があります。
名古屋 2021年12月19日(日)~2022年3月27日(日)
グローバルゲート ガレージ名古屋
大阪 2022年4月23日(土)~6月12日(日)
グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボ
郡山 2022年6月29日(水)~8月24日(水)
ビッグパレットふくしま
※郡山の後、高岡(富山県)と福岡で開催予定(最新情報は公式HP・SNSをご確認ください)
会期 |
2021年8月21日(土)〜2021年12月5日(日)
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会場 |
寺田倉庫 G1ビル
![]() |
住所 | 東京都品川区東品川2-6-4 |
時間 |
11:00〜20:00
|
休館日 | 10月5日(火)、10月12日(火)、10月19日(火) |
観覧料 | 本展は、プレイガイドでの事前購入が必要です。 【前売券・平日】 一般 1,800円 大学 高校生 1,600円 中学 小学生 1,100円 【前売券・土日祝(日時指定)】 一般 2,000円 大学・高校生 1,800円 中学・小学生 1,300円 【当日券・平日】 一般 2,000円 大学 高校生 1,800円 中学 小学生 1,300円 【当日券・土日祝(日時指定)】 一般 2,200円 大学・高校生2,000円 中学・小学生1,500円
|
URL | https://whoisbanksy.jp/ |
5.0
相変わらず皮肉の込められた作品が多く、考えさせられた。いいぞ、もっとやれ。
猫の鉄クズ手鞠こそバズればいいものを。
それこそElephant in the room「問題があっても、誰もその問題について触れようとしない」。スルーされてしまうのかもしれない。
5.0
多くの美術館を訪ねていますが、寺田倉庫は初めてなので、入場前に近くを散策してみました。周辺はかって倉庫街だったのでしょうが、今はリノベーションされ、しゃれたショップやレストランが並んでいます。寺田倉庫の向かいにある東横INN駐車場の三味線を弾く浮世絵風の巨大な壁画(日本最大?)や内山コンクリート外壁のポップ調の壁画が面白いです。これは落書きではなく正式にストリートアートとして描かれたようです。
肝心のバンクシー展ですが、国公立のきれいな美術館よりは、このような倉庫街での開催が似合うようです。「落書き」という作品の性格上、プライベート・コレクターから借りたオリジナル作品以外は、すべて複製品で、映画セットのような町並みに実物通り(?)再現されています。不思議な世界に迷い込んだ感じで、楽しい展覧会でした。
さて、落書きとストリートアートの違いは何なのでしょうか?
5.0
もともと、ストリートアーティスということもあり、実際に描かれていた作品をそのままもってきたうえで、展示会場そのものを街角に見立てたテーマパークのような構成になっており、面白かったです。
待ち時間が長い(平日昼間でも40分から60分待ち)のと、入場するには階段必須なので要注意です。
4.0
描いた場所こそ重要なバンクシー。展覧会をすること自体が難しいところを、殺人現場を再現するように、映像やモックで再現していました。
コロナ明けには、現場に行ってみたいです。
5.0
寺田倉庫さんに行ってきました。バンクシーのアートを身近に感じられる仕掛けになっていて、たくさん写真撮影をしました。パレスチナ自治区のベツレヘムにある世界一眺めの悪いホテル「The walled off hotel / ザ・ウォールド・オフ・ホテル」のエントランスが良かったですね。ベツレヘムには生誕教会がありますが、ベツレヘムに行く機会があれば是非行ってみたいと思いました。その他にも、実際の壁画のイメージが沸くような演出になっていてとても良かったです。
3.0
デートに最適な感じです。すぐ近くにTERADA アートコンプレックスがあり、現代アートギャラリーを経由して行くと良いかと思います。横浜のバンクシー展よりは作品数は少ないですが、壁の再現展示が楽しいです。目黒から都営バスが便利かも。
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