Co-program B「包摂とL」

京都芸術センター

  • 開催期間:2025年11月8日(土)~2025年12月21日(日)
  • クリップ数:3 件
  • 感想・評価:3 件
Co-program B「包摂とL」 京都芸術センター-1
Co-program B「包摂とL」 京都芸術センター-2
Co-program B「包摂とL」 京都芸術センター-3
Co-program B「包摂とL」 京都芸術センター-4
中村 太一 《char fishing》 2025 年
⾧谷川由貴《The Spectrum of Species》2022 年
繁殖する庭プロジェクト 《繁殖する庭》よりスチルイメージ 2023 年
水木塁《They dance alone / We dance alone》2025 年
Co-program B「包摂とL」 京都芸術センター-1
Co-program B「包摂とL」 京都芸術センター-1
Co-program B「包摂とL」 京都芸術センター-1
Co-program B「包摂とL」 京都芸術センター-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

「多様性(diversity)」という言葉は、いまや現代社会のなかで独り歩きし始め、正しさの象徴のように語られることがあります。しかしその言葉が実際に意味するものは、果たしてどこまで届いているのでしょうか。そして、誰が語り、誰が受け入れ、そして誰が取りこぼされているのでしょうか。

「包摂とL」展は、水木塁とアーティスト・コレクティブ「山水東京」の共同企画による展覧会です。本展では、俯瞰的・制度的な「多様性」ではなく、他者や他種との関係を自らの問題として引き受ける「包摂」の姿勢に注目します。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2025年11月8日(土)~2025年12月21日(日)
会場 京都芸術センター Google Map
展示室ギャラリー北・南、他
住所 京都府京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
時間 10:00~20:00
休館日 会期中無休 
観覧料 無料
TEL075-213-1000
URLhttps://www.kac.or.jp/

京都芸術センターの情報はこちらMUSEUM INFORMATION

京都芸術センター 京都芸術センター

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

包摂という言葉を考える

こちらの展覧会の鑑賞レポートが気になって、京都を訪れる機会があったのでこちらの展覧会にもお邪魔した。
 一時間近くの長いビデオだったが「繁殖する庭プロジェクト」には考えさせれることがたくさんあった。
 まず制作者の二人の女性が現在の婚姻制度の枠から外れたところで関係を作っていること。彼女たちが作ろうとする庭の空き地は建築基準法の基準の枠を外れ、建物が建てられない有用でないとされる土地であること。一生懸命庭作りをしていても雑草(有用でない植物)がはびこっていると除草剤をまかれてしまうなど、マイノリティ・弱者・無用など「多様性」が認められつつある社会が未だ多様でない現実をみせつける。
 また展覧会のタイトル「包摂」と言う言葉にも初めて接し調べると「包摂」とは、【あるものを包み込んで取り込むことを意味する言葉で、広い意味では、あるものを包括的に受け入れることを指します。具体的には、異なる意見や立場、文化や価値観などを受け入れ、調和を図ることを指します。また、社会的弱者やマイノリティーなどを含め、多様な人々を包摂することが求められます。】とあったが、現実ではまだまだ実現していないからこそ「繁殖する庭プロジェクト」のような表現で私たちが現代の社会に疑問をもつことが必要なことを感じさせてくれた展覧会であった。

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karachanさん、eiroh613さん、くつしたあつめさん

5.0

繁殖の開放

 小宮りさ麻吏奈氏+鈴木千尋氏「繁殖する庭」の後半部をもう1回観たくて再訪。到着時ちょうどラスト近くだったので、もう1つの映像作品やパンフレットを見ながら映像がもう一周するのを待った。

 同氏「オオバナミズキンバイ日記」。10分程度。日本で繁殖している外来種オオバナミズキンバイを鴨川に探しにいく映像。植物にとっての死とはその種全体の死ではないか、という一節を見て、種全体から見ると個が好き勝手やっててもいいような気がしてきてよかった。
 それから、オオバナミズキンバイは茎や根からでも細胞分裂で繁殖するため、駆除する時は根を丸ごと掘り出し、枯死させてから焼却しなければならないらしい。駆除が大変ということは、それだけ残るということだ。
 人間はいつかは誰の記憶からも忘れ去られてしまう。しかし確かにその人の名前や存在は忘れられてしまうかもしれないが、その人の行動や言葉は、その人の行動だった、言葉だった、ということは忘れられるかもしれないけれども、行動、言葉そのものは茎や根の欠片のように誰かやどこかに残っていて完全に消え去ることはないのかもしれない。

 「繁殖する庭」、後半部。生殖に2つの性が必要なヒトに対して、他の種の繁殖方法を考察する一節。受粉を必要としない日本のイチジク。雌雄同体で、他個体と遺伝子を交換することで繁殖するナメクジ。接ぎ木、挿し木は細胞分裂により繁殖する。学生のころ生物の資料集を見ながら、そういった生き物たちにうらやましさを感じていたのを思い出した。
 生物が繁殖するのは遺伝子の命令によるのかもしれないが、2つの性を必要とする生殖が何らかの原因で行き止まるのなら、遺伝子は新たな繁殖方法を見つけるのではないか、というのが開放的な感じがしてよかった。そう考えると、新しい繁殖方法が生み出される前に社会規範の方を変えるのは本当に容易いような気がする。

 とはいってもパンフレットの中に、「自分は戸籍というものに疑問を持っているから同性婚が可能になったとしてもしないと思う」とあった。「性的少数者」と言っても、性自認や恋愛対象、社会・制度に対する捉え方は一人ひとり違っていて、生き方、考え方がそれぞれ違うのは当たり前だ。性的少数者の権利を求める人たちの中でも意見の食い違いがあって、だから権利を抑圧しようとする人たちの方が一枚岩になれる… Read More

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん、アバウトさん

REPORT

ふたりの庭

 用事がある日も遅くまで開いてる美術館になら行けることがわかった。悪いことを覚えた。インドみたいなバスに乗って行った。

 実は8月に京都市立芸術大学センターの「包摂とQ」には行っていた。が、よくわからなくて、リベンジしようと…readmore

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん、アバウトさん、ぷーながさん

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出展作品・関連画像IMAGES

中村 太一 《char fishing》 2025 年

⾧谷川由貴《The Spectrum of Species》2022 年

繁殖する庭プロジェクト 《繁殖する庭》よりスチルイメージ 2023 年

水木塁《They dance alone / We dance alone》2025 年

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