動物画譚展

市立伊丹ミュージアム

  • 開催期間:2025年4月11日(金)~2025年6月1日(日)
  • クリップ数:18 件
  • 感想・評価:6 件
動物画譚展 市立伊丹ミュージアム-1
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《やひやうゑねずみ》江戸時代初期、慶應義塾図書館蔵
《鶴の草子》江戸時代中期頃、大阪大谷大学図書館蔵
伝久隅守景《花咲爺絵巻》江戸時代中期頃、文教大学付属図書館蔵
円山応挙《時雨狗子図》明和4 年、府中市美術館蔵
歌川国芳《犬図》江戸時代後期、摘水軒記念文化振興財団蔵
《雀の発心(小藤太物語)》江戸時代前期、西尾市岩瀬文庫蔵
《大石兵六物語絵巻》江戸時代、国立歴史民俗博物館蔵
《玉藻前草子絵巻》江戸時代初期、サントリー美術館蔵
森二鳳《稲荷狐図》安政6 年、関西大学図書館蔵
動物画譚展 市立伊丹ミュージアム-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

はるか昔から日本では、「動物」が美術や文学のモチーフとしてさまざまな形で描かれ、語られてきました。なかでも室町時代から語り継がれているお伽草子では、狐や鼠、猿、犬、鳥などの「動物」が登場し、人間に報いをもたらしたり、まるで人間のように振る舞ったり、あるいは人間と結婚したりと、実に多彩な姿で物語世界のなかに息づいています。「動物」が人びとにとって身近な存在であるとともに、自然に近い存在として人知を超えた不思議な力をもつと考えられており、その親愛と畏敬の念が物語という形で表されてきたのです。

本展では、そんな「動物」にまつわる昔話や説話を描いた絵巻や絵画、書冊など約150点を通して、現代にも受け継がれている日本の人びとの動物観を探り、日本文化史の一側面を捉えます。私たちにも馴染み深い「桃太郎」や「猿蟹合戦」などの昔話をはじめ、妖狐や白鼠をめぐる説話や、鳥や獣たちの歌合、そして、この世ならざる霊獣や珍獣の伝説など、多種多様な「動物」の絵物語を紹介します。

また、大阪・関西万博の開催にあわせて、異国から渡来して日本の人びとを大いに驚かせた動物たちの記録も紹介し、「動物」をめぐる歴史の一端にも触れます。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2025年4月11日(金)~2025年6月1日(日)
会場 市立伊丹ミュージアム Google Map
住所 兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-20
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日 月曜日、5月7日
※ただし5月5日は開館
観覧料 一般 1,000円
大高生 700円
中小生 400円
TEL072-772-5959
URLhttps://itami-im.jp/

市立伊丹ミュージアムの情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

REPORT

面白さなら国宝展以上

学芸員さんの学歴は美大・芸大で腕を磨いたかた、美学や美術史学んだかた、理学部で考古学や生物学に勤しんだかたなど様々でしょうが、当展を企画された学芸員さんは文学部卒、それも国文学とか古典を専攻されたかたじゃないでしょうか。
展…readmore

THANKS!をクリックしたユーザー
ぽんぽぽんさん、アバウトさん、他2人

5.0

ぎゅぅぅっ!

「おもしろさ」と「かわいらしさ」が ぎゅぅぅっ!と詰まった展示でとても楽しかったです!

「動物の絵が見れたらいいかな」くらいにしか思っていなかったのですが、大好きな歌川国芳、長沢芦雪、月岡芳年の作品も見ることができて大満足です。

昔話にまつわる絵が多かったのですが、知らない物語も多く、読んでみたいと思うものも結構ありました。個人的には桃太郎の後日談がおもしろくて、思わず笑ってしまいました。

作品数も多く充実しており、楽しい時間を過ごすことができました。
ありがとうございました!

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Sukekiyo-Acckermanさん

5.0

デフォルメの『可愛い』があふれてる

アートアジェンダ様にチケットをいただき、動物画讀展の後期展示に行ってきました。端的に言って、とっても良かったです!
最初の展示室は、様々な御伽草子の作品を鑑賞することができます。有名な桃太郎などから始まりマイナー?な作品まであって、解説をじっくり読むとあっという間に時間が溶けます。特に印象に残ったのが、歌川国芳画『江州坂本入江の浪士 白狐にたぶらかさるゝ図』です。狐達が大名行列の人に化けて、籠に乗せた人間を騙してるのですが、これがとても面白かった。籠の周囲にいてる狐達は気合いを入れて変身してるのに対し(よくみるとどこか変なのですが笑)、列の後ろになるほど適当になっていきほぼ狐の姿のまま…。町人達はそれを見て笑っているのですが、騙されている本人だけが気づかないという画なのですが、これが本当にお気に入り!なので撮影不可に該当してたのは残念でした。

舶来の動物をテーマにした展示室では、沢山の驚きがありました。まず駱駝(展示物は江戸時代作)ですが、日本に初渡来したの推古天皇の時代だそう…、象に関しては徳川吉宗の時代に献上されて江戸で飼われてたとのこと。そして、円山応挙作の猛虎図!本物の虎が輸入されるまでは、猫を参考に描いてる人が多かったとのこと。この猛虎図もそれ以前に描かれているのに、とてもリアルに近かったです。

最後にこの世ならざる動物の展示室では、妖怪の『件』の剥製を見ることができます。おそらくかなりレアなのでは…と思いました。

会期も残り少なく6/1までですが、デフォルメされた沢山の『可愛い』があふれて楽しめますので、オススメです!

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eiroh613さん、Sukekiyo-Acckermanさん

4.0

実在するものから想像・畸形まで

可愛い動物画を集めた展覧会かと思っていたら、全然違いましたね。
「譚=お話」なので絵巻が多め。しかも知らない話が次々出てきて「まんが日本むかしばなし」を見て育ったのに太刀打ちできませんでした。
で、気付いたのが大学の所蔵品が多く出品されていたこと。各大学でニッチな研究をしている成果でしょうか?
動物画に関しては見覚えのある作品があり、所蔵館を見たらやっぱり摘水軒コレクションでした。絵もさることながら、表装がステキなんですよね。蝙蝠柄や紺地に銀箔の大輪菊をあしらった裂など、図録には載らない部分を実物で楽しみました。
そして「件」の剥製にはびっくり!「人+牛=件」という畸形の剥製は、一瞬ぬいぐるみと見紛うほど穏やかな感じなんですが、見てはいけない背徳感が漂いますね。

思いがけず珍しいものが見られて、伊丹まで足を伸ばした甲斐がありました。歴史や地方に埋もれた物語はまだまだあるんでしょうね。

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん、morinousagisanさん、アバウトさん

5.0

「かわいい」は大昔からの共通認識

ねずみ、うさぎ、鶴、すずめ、犬、猫、ヘビ…
色々なかわいい動物たちの物語がぎっしり詰まった展示でした。
なんとなくわかるけどよく知らなかった昔話が中心だったので「あぁこういう話だったんだ」と思うこともありました。
うさぎやねずみが着物を着ていて、大昔から「擬人化」ってあったんだなと。
子犬がまるまる可愛く描かれていたのも印象的。
本当に面白い展示でした。

THANKS!をクリックしたユーザー
Sukekiyo-Acckermanさん

4.0

目のつけどころがいいですねえ

前回は「虫」だったが、今回は「動物」に焦点をあてた展覧会。
目のつけどころが面白い。
紹介の絵にあるような顔が動物の登場人物のユーモラスな姿。
「桃太郎」「猿蟹合戦」など動物が出てくる昔話の紹介とともに展示が進んでいく。
また、会期中に展示替えがあるそうだが、後期展示の作品も写真で紹介されているのもいい。本物ではないが、作品目録だけではわからないことがわかる。
 少しだが、円山応挙や長澤芦雪の動物の絵にもお目にかかれる。そして思いがけない出会いも・・・私的には「べらぼう」に出ている蔦屋重三郎や鱗形屋の本の展示が見られて嬉しかった。
 

THANKS!をクリックしたユーザー
eiroh613さん、morinousagisanさん、karachanさん

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《やひやうゑねずみ》江戸時代初期、慶應義塾図書館蔵

《鶴の草子》江戸時代中期頃、大阪大谷大学図書館蔵

伝久隅守景《花咲爺絵巻》江戸時代中期頃、文教大学付属図書館蔵

円山応挙《時雨狗子図》明和4 年、府中市美術館蔵

歌川国芳《犬図》江戸時代後期、摘水軒記念文化振興財団蔵

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《大石兵六物語絵巻》江戸時代、国立歴史民俗博物館蔵

《玉藻前草子絵巻》江戸時代初期、サントリー美術館蔵

森二鳳《稲荷狐図》安政6 年、関西大学図書館蔵

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