銀座で野口哲哉展 「this is not a samurai」&「armored space」
野口哲哉の展覧会「this is not a samurai」がポーラ ミュージアム アネックスで開催されているので行ってみました。
ポーラ ミュージアム アネックスで野口哲哉展が開催されるのは、2018年の「~中世より愛をこめて~ From Medieval with Love」から4年ぶりのようです。
そしてこの「this is not a samurai」は昨年から巡回している展覧会。
この会場での展示数は立体、平面作品併せて約40点(+新作)と規模は小さめですが、入場無料で見ることが出来ます。
会場にはちょっと哀愁を感じてしまう鎧人の数々が並びますが、見れば見るほど甲冑(鎧兜)の作り込みに感心させられます。
また、甲冑を纏った人がデザイナーズチェア(エッグチェア)に座っている立体作品やスマホの明かりに照らされる武者姿が作者が尊敬しているというレンブラントの作風を思わせる “21st Century Light Series” の平面作品など、現代のツールとの取り合わせも面白いです。
ちなみにタイトルの「this is not a samurai」は、ルネ・マグリットの作品にインスパイアを受けているそうです(これはパイプではない=This is not a pipe)。
また、ポーラ ミュージアム アネックスから徒歩圏内にある銀座 蔦屋書店(GINZA SIX 6F)でも「野口哲哉展 -armored space- 」を開催しています。
こちらは8月末までですが、ドローイングやスケッチがメインの展示になっていて、「this is not a samurai」の巡回先でもあった群馬県立館林美術館のシロクマが描かれた作品もありました。
書籍やグッズを販売しているコーナーもあり、作者に影響を与えたレンブラントや「this is not a samurai」のタイトルの元ネタになったマグリット関連の書籍も置いていました。
もうすぐ会期終了してしまいますが入場無料ですし、興味があっても巡回先が遠くて行けなかった方などにおすすめです。
■野口哲哉 「this is not a samurai」
会期:2022年7月29日(金)~2022年9月11日(日)
会場:ポーラ ミュージアム アネックス
時間:11:00~19:00(入場は18:30まで)
会期中無休
入場料:無料
https://www.po-holdings.co.jp/m-annex/exhibition/index.html
■野口哲哉展 -armored space-
会期:2022年8月16日(火)~2022年8月31日(水)
会場:銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM
時間:11:00~20:00(会期最終日のみ、18:00閉場)
入場料:無料
https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/28040-1520130728.html