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特集展示 新時代の山城鍛冶―三品派と堀川派―

特集展示 新時代の山城鍛冶―三品派と堀川派―

京都国立博物館|京都府

開催期間:

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刀剣女子今何処?

2018年京都国立博物館で「特別展 京(みやこ)のかたな 匠のわざと雅のこころ」が開催され、当時「刀剣女子」と呼ばれていた若い女性が連日押し寄せていました。当時書いていたものを見直すと「ONLINE GAME「刀剣乱舞」イケメンに擬人化された刀剣が闘うゲームらしく、刀剣の魅力を反映したキャラクターへの思いから、彼女たちが実物に会いにいく現象となり、「刀剣ブーム」となりました。」私はチンプンカンプンでしたが、かの特別展で一生分の刀剣を見た思いがしました。日本の刀剣は、武器でありながら精神性を内包し、究極の美と歴史学者の磯田先生が話していらしたように思います。
ところが、「刀剣を鑑賞」するには、ただ前に立って観れば良いと云うものではなく、刀剣の名称を知り、何処をどう観るか鑑賞のポイントを押さえておかねばなりません。京博のこの特集展示には、予想以上の件数の刀剣が展示されており、鈍く光る刀剣に囲まれながら「刀剣乱舞」の流行った時期の騒ぎは何だったのかと思ったのでした。
さて、特別展の合間の京博の平常展での私のお目当ては2階の近世絵画と絵巻、1階の書跡です。
「絵巻」画中詞—絵の領域に書き込まれた語句や文章
重文《矢田地蔵縁起》絵巻は巻いて保管されているためか、保存状態がとても良く、彩色も金彩も鮮やか、描き方も丁寧で、宮廷絵師 高階隆兼の様式に倣うとありました。
重文《福富草紙》とんでもない滑稽譚で、これは誰に向けて書かれたものなのか、誰が読んだのだろうとクスクスと絵巻を追いながら思ったのでした。
「涅槃会」の時期で、涅槃図が展示中でした。京博のすぐ近くの泉涌寺さんや東福寺さんの巨大な涅槃図を思い出しながら拝見しました。どちらのお寺さんも公開は新暦、3月に入ってからだそうです。
「農耕の絵画」狩野派の農耕図と神農さんが展示されていました。農耕の喜び、豊穣への感謝も込めて描かれているのでしょう。ならば京博蔵 久住守景筆 重文《四季耕作図屏風》も見たかった。大徳寺塔頭大山院の伝狩野之信筆《四季耕作図》元は大山院の本堂の襖だったものを8幅のお軸に改装したもので、壁面いっぱいで見応えありでした。
「画家のスケッチ」では、探幽、光琳、文兆、日々の写生ありてこその本画です。
1階の書跡では、
お水取りの時期にもあわせての《華厳経 巻第三十三残巻(二月堂焼経)》奈良時代修二会の折に二月堂が焼失し、その焼け跡から発見されたもので、超貴重。その後焼け残ったお経が大切に大切に守り伝えられたものですね。
京都・本満寺蔵 重文《一字宝塔法華経 巻第五》一文字一文字が宝塔の中に書かれており、経文の一文字一文字が仏様「一字一仏」の思想だそうです。なんだか愛おしい。

毎年この時期恒例のお雛様も特別展示ありましたが、時間の都合で見る事が出来ませんでした。ほぼ毎年観ているのでひな人形にはあまり興味はないのですが、屏風とか見ておけばよかったと思いました。

京博は、旧館の耐震が発掘やらもあってなかなか進まず、新館でしか展覧会が出来ない。年2回の特別展開催となっています。その合間の平常展はお安いし、時々びっくりの作品も展示されているのでお時間があるときは立ち寄られるのがお薦めです。今回帰りに京阪五条まで歩いてみると、あの辺りに新しいホテルがいっぱいできていて驚きました。そういえば四条から乗ると五条辺りで下車する観光客の方が多いなぁと思っていました。

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