新時代のヴィーナス!アール・デコ100年展
大阪中之島美術館|大阪府
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欲望の共犯
展覧会初日だったので行列を想像していたが、並ばずにチケットが買えた。こんなに空いてる中之島美術館初めて見た。あと雨の中之島美術館も初めてかもしれない。傘立てもロッカーも初めて使ったし、5階の展示室も初めて入った。
アール・デコは、1910年代〜1930年代にヨーロッパ、アメリカを中心に流行した装飾様式で、幾何学的なデザインが特徴とあったが、広告絵画の色はベタ塗りでなくグラデーションがかっていて、それによって無機質一辺倒になっていない雰囲気が出ていて良かった。そういった色遣いとか筆致とかを繊細に再現できるところに、リトグラフの功績を感じた。
広告は、シーズンの売り出し、商品の販促など馴染みがあるものでわかりやすかった。新たな消費者層を拡大させるために女性を取り込みたい商業主義と、欲望を抱え消費の主体となるためにモデルを求める女性たちの利害が一致した共犯関係を感じた。
テニス、ゴルフ、海水浴、スキーなどのレジャーの広告は、明るくて楽しそうで私も出かけたくなってしまった。テニスなんてしたことないのに。たくさん見ているとだんだん、周りに取り残されるような、出かけないといけないような、じりじりした焦りを感じてくる。10月の展覧会で良かった。
ダイヤモンドを欲しいと思ったことなんてなかったが、実物はキラキラしていて本当に美しかった。特に第6章では映像を流すために展示室が薄暗くなっている中、ジュエリーにピンポイントで差す照明によってさえキラキラ輝いていて、宝石すごいって思った。人間を惹きつけ続けてきたモノの力を感じた。
絵で女優を売り出すっていうのは現代とは違う。現代の宣材写真は顔がはっきりわかるようなシンプルなものだが、絵だと、衣装や装身具、小道具など色々なモチーフを使って、その人のイメージを作り出そうとしているのが現代と違うなと思った(が、アーティストの写真は、衣装や小道具や背景を使って雰囲気を出そうとしている。なんで俳優さんとアーティストの写真は違うんだろう)。ユニコーンのモチーフを使っていたのが中村佑介のきららちゃんを思い出した。
1階のミュゼカラトで、摩天楼をイメージしたパフェが出ていたので、同行者と一緒に頼んだ。お芋とか栗とか使ってあって秋っぽくて美味しかった。
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