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2021年1月11日をもって閉館となりました
原美術館は、現代美術を中心とする私立美術館で、1979年、原俊夫(はら としお)によって設立された。
美術館は、原俊夫の祖父にあたる、東京ガス会長、日本航空会長、帝都高速度交通営団(現在の東京メトロ)総裁などを歴任した実業家であり、美術品収集家でもあった原邦造(1883-1958年)の東京都品川区北品川にある邸宅が活用されている。現在の公益財団法人アルカンシエール美術財団を母体とし、1979年(昭和54年)に開館した。
原邦造の養父にあたるのが、倒幕の志士として名を馳せた後、明治から大正にかけて日本の近代化に尽力した銀行家、実業家の原六郎(1842年-1933年)である。
原邦造の私邸は、上野の東京国立博物館本館や銀座の和光本館(旧服部時計店)の設計で知られた当時の代表的な建築家 渡辺仁の設計による、ヨーロッパモダニズムを取り入れた戦前の(1938年(昭和13年)に竣工)貴重な建築である。
館内は、邸宅としての作りを活かした展示や、随所に常設されたインスタレーションなど、楽しい発見が潜んでおり、美術館ならではの趣向が凝らされている。また、1950年代以降の現代美術作品約1.000点を所蔵し、その内容は各国の巨匠から若手作家、絵画、立体、映像、インスタレーションなどと多岐に渡る。
中庭に点在する野外彫刻を眺めながらくつろぐことのできるカフェ ダールは、建物の弧を描いた廊下沿いの開放感あふれるガラス張りの空間で、美術館に併設のカフェとして人気が高い。展覧会ごとの作品イメージに合わせて考案されるデザートが、発想豊かでユニークである。
群馬県渋川市の伊香保グリーン牧場内には、世界的な建築家、磯崎新の設計による別館の「ハラ ミュージアム アーク」がある。
公益財団法人アルカンシエール美術財団は、現代美術とは別に、原六郎コレクションの古美術も所有しており、ハラ ミュージアム アークの特別展示室「觀海庵」にて随時展示を行なっている。所蔵作品には、東京国立博物館に寄託されている国宝「青磁下蕪花瓶」(南宋時代)、重要文化財縄暖簾図屏風」(江戸時代)ほか、円山応挙「淀川両岸図巻」(江戸時代)などがある。
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