5.0
現代美術に興味無くても楽しめる
カフェが有名な美術館ですが、残念ながら今年いっぱいで閉館予定とか。
行ける時にと全く予備知識の無いままの鑑賞でしたが、充分楽しめました。
有名なマネの絵の実写化?など興味が無い人でも楽しめます。
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名画や映画の登場人物あるいは歴史上の人物に自らが扮するセルフポートレイト作品で知られる森村泰昌は、巧みなメイクや衣装で、時代や人種、性別を超えて様々な人物に自らが成り代わり、制作を通して原作やその背景に独自の解釈を加えてきました。
本展では、自らが脚本を手がけ自演する映像作品「エゴオブスクラ」と、この映像を用いて会期中開催される作家自身によるレクチャーパフォーマンスを通じて、作家は日本近現代史、文化史に言及します。戦前の教えが否定され日本人に広がった「空虚」、そこは西洋の価値観で埋められていきました。
1951年、大阪に生まれた森村は、その時代の日本で教育を受けた個人的経験から、やがて「真理や価値や思想というものは(中略)いくらでも自由に着替えることができるのだ。」(映像作品「エゴオブスクラ」より)という発想を導きます。
森村は耳慣れない言葉「エゴオブスクラ(Ego Obscura)」に「闇に包まれた曖昧な自我」という意味を込めました。愛情のみでは語りつくせない母国への複雑な感情をにじませながら、森村は「さまよえるニッポンの私」とは何かを模索します。
◆ 森村泰昌
1951年 大阪市生まれ、同市在住。1985年 ゴッホの自画像に扮するセルフポートレイト写真を発表。以降、「自画像的作品」をテーマに制作を続ける。2014年 ヨコハマトリエンナーレ2014のアーティスティックディレクターを務める。2018年 ⼤阪北加賀屋に「モリムラ@ミュージアム」を開館。「森村泰昌:自画像の美術史―「私」と「わたし」が出会うとき」(国立国際美術館 2016年)、「Yasumasa Morimura. The history of the self-portrait」(国立プーシキン美術館/モスクワ 2017年)、「Yasumasa Morimura: Ego Obscura」(ジャパン・ソサエティー/ニューヨーク 2018年)など国内外で個展を開催。近著『自画像のゆくえ』(光文社新書)など著作多数。2011年、紫綬褒章を受章。
会期 |
2020年1月25日(土)~2020年6月7日(日)
2021年1月11日をもって閉館となりました
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会場 |
原美術館
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住所 | 東京都品川区北品川4-7-25 |
時間 |
11:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 2月25日 ※2月24日は開館 ※4月14日(火)はメンテナンスのため休館 ※4月15日(水)から4月24(金)まで、カフェ ダールは営業していません。 |
観覧料 | 一般 1,100円 大高生 700円 小中生 500円
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TEL | 03-3445-0651 |
URL | http://www.haramuseum.or.jp/jp/hara/exhibition/842/ |
◆ ギャラリーガイド
日曜日には、原美術館学芸員によるギャラリーガイドがあります。
14:30より、30分程度
※毎週日曜日のギャラリーガイドは当面の間、休止します。
◆レクチャーパフォーマンス
1月25日(土)、1月26日(日)
2月22日(土)、2月23日(日)
3月20日(金・祝)、3月21日(土)
4月11日(土)、4月12日(日)
いずれも 16:00〜17:00
いずれも 16:00〜17:00
※無料(要入館料)
※事前申し込み制
※詳細は公式ウェブサイトを参照ください
◆映像作品の上映は入替制を予定
※詳細は公式ウェブサイトを参照ください
5.0
カフェが有名な美術館ですが、残念ながら今年いっぱいで閉館予定とか。
行ける時にと全く予備知識の無いままの鑑賞でしたが、充分楽しめました。
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映像作品「エゴオブクスクラ」より 2020(参考写真)撮影:福永一夫 ©Yasumasa Morimura
「モデルヌ・オランピア 2018」2018 ©Yasumasa Morimura
「ポートレイト(女優)/駒場のマリリン」1995‒2008 ©Yasumasa Morimura
「なにものかへのレクイエム(MISHIMA 1970.11.25-2006.4.6) 」2006 ©Yasumasa Morimura