「米山より子展 水の遠景 Scenery evoked by water」東大阪市民美術センター

本展は、「水と米」「水と和紙」「水と鉱物」をテーマにした作品が展示されています。
「こめのゆめ」
余ったご飯粒を糸でつないだインスタレーションです。出来上がった作品は朝露を帯びた蜘蛛の巣のように繊細で静謐な雰囲気を醸し出しています。米山さんは出来上がった作品だけでなく、色んな所からご飯粒をいただき、みんなでつなげる過程も作品にとって重要な要素と考えられているようです。

「あめつちのうた」
墨で書かれた文字の上に切り出した文字を貼り付けた作品。同じように切り取った文字を使った玄関ホールの作品にはガラスケース面に来館者の切り絵が貼り付けてあり、ここでも米山さんの「みんなで作り上げるインスタレーション」を感じることができました。

「氷上の霊の歌」
他の二点が和を感じる作品であるのに対し、西洋の香りがする作品です。布と比べて適度なハリがあり、乾いた硬さが良かったです。「こめのゆめ」にも感じましたが、作品がある空間全体が独特の雰囲気を持っていて、静かに自分も取り込まれたくなる心地がしました。
【会期】2023年12月21日(木)~2024年1月8日(月・祝)
【会場】東大阪市民美術センター 第1・2展示室、1階常設スペース