「宮本順三」と聞いて、ピンとくる人は少ないかと思いますが、「グリコのおまけ」を作っていた人と聞けば、何となくイメージが湧くのではないでしょうか？　デザイナーとして約3000種類のおもちゃをデザインした人は、「人が楽しんでいる風景」を愛した方だったようで、50代後半から世界中を旅して、踊りや祭りの絵画を残しておられます。

宮本さんはいわゆる「巧い絵」を描く人ではありません。彼の描く絵はのっぺりして奥行きが感じられないし、人物の国籍もよく分からないです。でも彼の画には「ちょっと実物を観てみたい」と思わせるワクワク感があります。

「東大阪市民美術センター」はアクセスが悪いので気軽におすすめできないのですが、入場料無料ですので、お近くの方は立ち寄ってみてください。ちなみに「宮本順三記念館」は近鉄「八戸ノ里」駅前でアクセスは良いですが、こちらはグリコのおまけや世界の人形やおもちゃが展示されています。

日時：11月29日(水）～12月17日(日）

場所：東大阪市民美術センター　※花園ラグビー場のお隣です