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「すごいぞ!レプリカ」文化財を未来に伝える

 本展は「なら歴史芸術文化村」の第3回企画展です。

レプリカをわざわざ観に行く価値があるかと思う方もいらっしゃるかも知れませんが、製作に注ぎ込まれた技術やこだわりに「うぉー、すごい」とつぶやいてしまいます。


仏像の玉眼がどんな風に組み込まれているか内側から見られたり、高松塚古墳 の壁画の精巧なレプリカを触ることができたり、文化財好きにはワクワクが詰まった展示となっています。


本物を観る機会に恵まれるのは有難いことですが、保存という観点からすると(紙や布製品は特に)できるだけ光に晒さず、刺激を与えずそっとしておきたいという気持ちも分かります。明るい場所で由緒正しい巻物の名場面を拝見できるのは楽しい経験でした。


「なら歴史芸術文化村」は全国でも珍しい文化財の修復作業をガラス越しに見学できる施設です。私が伺ったのは日曜日だったので職人さんはお休みでしたが、館内ツアーでは、仁王様が手術待ちみたいに寝かされているバックヤードに入れてもらったり、修復の裏話を聴かせていただいたりして楽しかったです。


実際の作業を観たい方には平日見学をお勧めしますが、土日に行われるイベントも捨てがたいところです。同じ敷地内に道の駅があって、奈良の美味しい特産品が買えるのも個人的にはポイントが高いです。


開催日:7月15日(土)~10月15日(日)

会場:なら歴史芸術文化村

URL:https://www3.pref.nara.jp/bunkamura/item/2732.htm#itemid2732


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kiri25
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