5.0
特別展 国宝・燕子花図屏風
何しろ「燕子花図屏風 」が好き。
ただそれだけで毎年足を運んでいる。
「燕子花図屏風 」だけ見れて、お庭の燕子花が咲いてたらラッキーぐらいな気持ち。
それでも毎年テーマを掲げて「燕子花図屏風 」以外の素敵な作品を観ることができて
特別広く展示品も多い訳では無いが
知らぬうちに2時間程経っている。
年に一度しか訪れないが、
これからも毎年「燕子花図屏風 」を見に通うことが約束された場所。
また来年。
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尾形光琳(1658~1716)の筆になる国宝「燕子花図屏風」は、絵とデザインの境界線上に位置する作品です。群青を分厚く塗った花や、緑青を勢いよく刷いた葉など、画家の絵筆の介在は明らかですが、平面上の幾何学的なレイアウトが作品の核心であるのも間違いありません。
「燕子花図屏風」の示すデザイン性、あるいは装飾性は、日本の美術が古来、内包してきたものです。日本における工芸品の意匠と絵画の親密な関係も特筆されます。一方、「燕子花図屏風」は草花図でありながら和歌や物語とも関わると考えられていますが、それは、デザインによって文学世界を象徴的に表しているとも言えます。
本展では、「燕子花図屏風」を中心にすえ、近世の作品を主にとりあげながら、デザインの観点から日本の美術をみつめます。
会期 | 2024年4月13日(土)~2024年5月12日(日) |
---|---|
会場 | 根津美術館 Google Map |
展示室 | 展示室1・2 |
住所 | 東京都港区南青山6-5-1 |
時間 |
10:00~17:00
|
休館日 |
月曜日 5月7日(火) ※ただし、4月29日(月・祝)、5月6日(月・振)は開館 |
観覧料 | オンライン日時指定予約 一般 1,500円 学生 1,200円
|
TEL | 03-3400-2536 |
URL | https://www.nezu-muse.or.jp/ |
5.0
何しろ「燕子花図屏風 」が好き。
ただそれだけで毎年足を運んでいる。
「燕子花図屏風 」だけ見れて、お庭の燕子花が咲いてたらラッキーぐらいな気持ち。
それでも毎年テーマを掲げて「燕子花図屏風 」以外の素敵な作品を観ることができて
特別広く展示品も多い訳では無いが
知らぬうちに2時間程経っている。
年に一度しか訪れないが、
これからも毎年「燕子花図屏風 」を見に通うことが約束された場所。
また来年。
4.0
晴天の5月の夕刻5時半頃に美術館に到着。先ずは庭園の燕子花を愛でる。そろそろ終わりかけかしら。それからの国宝燕子花図屏風にはじめまして。展覧会のタイトルにイメージが誘導されているのでしょうか、デザインなのですね。濃淡2色の群青と緑の計3色を金地にベタ塗り。葉脈や花弁の質感描写はなし。そして、さっき見た実物の燕子花よりも花は何倍も大きくデフォルメ。しかしなんと華やかで躍動的なこと!これは美です、美術です。当たり前でしょうが、燕子花のうち手前の群生は屏風の山に、遠くの群生は谷に、と配置され自然と感じる奥行き立体感。二双並びを少し離れた位置から見るに、左上から右下への斜めのラインが今度は右上に向かう。このあたりの仕掛けから躍動感を感じているのでしょうか。
これは日本人として一度は見ておきたい作品と思いました。老母になんとか早く見せないと、と来年の再訪を思い描いてます。
3.0
国宝燕子花図のデザイン面にフォーカスした展覧会。
龍子記念館から展示機会の少ない宗達工房の襖絵が出品されているのが嬉しい。
ただ他は館蔵品が多かったので燕子花特別展ならもうちょっと気張って欲しいところ。
アンデス染織作品の展示が面白かった。
南米ペルーの貴重な刺繍裂は状態もよく造形も豊かで根津はこんなのも持ってるのね。
根津倶楽部の年会費が今月からついに1万円に値上げ。
燕子花だけでなく応挙、其一、牧谿などの名品も年一で見せてほしい。
質量ともに充実した展覧会に期待しています。
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