5.0
さまざまなお雛様
お雛様をこんなにたくさん見る機会もあまりないので楽しかったです。犬張子ってかわいいイメージがあったのですが、白目が結構くっきりしててびっくりしました…御殿飾りは大きくて細かくて圧巻でした。小さい頃シルバニアファミリーで遊んでた時のわくわくが蘇ってくるようです。ひとつひとつのお雛様に表情があって全部違ってて見ていて楽しかったです。着物の柄もこんなに種類があるんだと驚きました。今回の展示の中では次郎左衛門雛がお気に入りです。
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古今雛とは、安永年間(1772~81)に江戸十軒店の人形師・初代原舟月(はらしゅうげつ)が創始し、二代原舟月が完成させた江戸(現在の東京)生まれの雛人形です。その特徴は、瞳に玉眼を入れた写実的な表情と、女雛の袖口から単を大きく見せ豪華な天冠を添えるなどの華麗な仕立てにあるとされています。
江戸での流行を受け、京都を中心とする上方においても古今雛を参照した品が製作されたと考えられていますが、上方では瞳にガラスを入れる玉眼ではなく、筆で描く描き目が主流で、江戸の古今雛の特色は必ずしも反映されていません。京都国立博物館がこれまで古今雛として展示してきた雛人形も多くは描き目であることから、近年は「京風古今雛」として展示してきました。
それでは、江戸で流行した「古今雛」とはどのような雛人形だったのでしょうか。その本来の姿を探るため、本展では、近年新たに発見された二代原舟月作とみなしうる古今雛飾りを紹介します。京都国立博物館が所蔵する京風古今雛と並べて鑑賞することにより、江戸と上方、それぞれの土地の好みが感じられることでしょう。
会期 | 2024年2月10日(土)~2024年3月24日(日) |
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会場 |
京都国立博物館
![]() |
展示室 | 平成知新館1F-2 |
住所 | 京都府京都市東山区茶屋町527 |
時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
休館日 |
月曜日、2月13日(火) ※ただし2月12日(月・休)は開館 |
観覧料 | 一般 700円 大学生 350円
|
TEL | 075-525-2473 (テレホンサービス) |
URL | https://www.kyohaku.go.jp/jp/exhibitions/feature/b/hina_2024/ |
5.0
お雛様をこんなにたくさん見る機会もあまりないので楽しかったです。犬張子ってかわいいイメージがあったのですが、白目が結構くっきりしててびっくりしました…御殿飾りは大きくて細かくて圧巻でした。小さい頃シルバニアファミリーで遊んでた時のわくわくが蘇ってくるようです。ひとつひとつのお雛様に表情があって全部違ってて見ていて楽しかったです。着物の柄もこんなに種類があるんだと驚きました。今回の展示の中では次郎左衛門雛がお気に入りです。
3.0
私には、女兄弟も娘がいないこともあって、雛人形に縁遠いもので、江戸時代のものとして、歴史を感じるぐらいの見方しかできませんでした。ただ、同時開催の名品ギャラリーは、辰づくしのときに見たものもありましたが、涅槃図や五百羅漢図は圧巻で、特に、円山応挙の作品は見る価値ありと来てよかったと思います。「雲龍図屏風」で気になったのは、鱗の光の表現です。基本的には、黒い雲の中を泳ぐ龍ですが、龍の鱗が一定方向の光があたって輝いている、その光源は雷を起想させます。次回開催の「京都の狩野派―狩野山雪」も楽しみです。
4.0
リーフレットはひな人形がたくさんありそうでしたが、実際には一つのお部屋だけでした。御所人形、加茂人形、などもあり良い空間だったと思います。
円山応挙の部屋もあり、状態の良い素晴らしい作品展示でした。仏像もあり、刀もあり少しずつですが充実していて楽しめました。
4.0
人の無事を祈る形代に始まって、人の形をした紙型を川に流して、汚れを取り除くことから始まって、立体的な人形になって飾るようになり、江戸時代には庶民にまで広がったようです。それぞれ上方では御殿雛、三人官女、江戸では階段式の雛飾りで5人林が生まれた由。
特に目を引いたのは猫がうずくまったような人形。説明では四つん這い歩きをする赤ちゃんをかたどった人形だそうで。待ちに待って生まれた我が子の健やかな成長を願う親の心情がよく表れた人形だと思いました。勉強になりました。
雛祭りは女の子の健やかな成長と幸福を願うお祭りですが、人形を通して人の感情や生活に深く関わる、多様な役割と意味を持っています。
その昔、雛人形は人々の穢れや罪を代わりに引き受け、川に流して清める目的で使われてきました。これを…readmore
4.0
お雛様をじっくり見させていただいたことなど、いったいいつ以来のことだったでしょうか。お雛様の江戸と上方の瞳の違いを大変興味深く拝見させていただきました。それぞれの表情の違いがおもしろかったです。また、時代を感じるお雛様方をじっと見つめていると、遠い昔そのお雛様を飾り愛でてきた人たちの息吹が感じられてくるようで、一瞬違う空間にいるかのような感覚にとらわれます。
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