「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容
瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄

渋谷区立松濤美術館

  • 開催期間:2023年12月2日(土)~2024年2月4日(日)
  • クリップ数:18 件
  • 感想・評価:2 件
「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄 渋谷区立松濤美術館-1
「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄 渋谷区立松濤美術館-2
「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄 渋谷区立松濤美術館-3
「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄 渋谷区立松濤美術館-4
「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄 渋谷区立松濤美術館-5
「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄 渋谷区立松濤美術館-6
「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄 渋谷区立松濤美術館-7
「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄 渋谷区立松濤美術館-8
「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄 渋谷区立松濤美術館-9
牛腸茂雄《 SELF AND OTHERS 3》1977年、ゼラチン・シルバー・プリント、新潟県立近代美術館蔵
牛腸茂雄 《 SELF AND OTHERS 18》1977年、ゼラチン・シルバー・プリント、新潟県立近代美術館蔵
阿部展也《人間》[「新しい写真」『別冊アトリエ』34号(1957年5月)掲載図版]、1953-57年頃、新潟市美術館蔵
イタリア紀行(撮影:瀧口修造)1958年、ゼラチン・シルバー・プリント、プリント:大辻清司、渋谷区立松濤美術館蔵
大辻清司《大辻清司実験室 なんでもない写真》1975年(1980年プリント)、ゼラチン・シルバー・プリント、武蔵野美術大学 美術館・図書館蔵
牛腸茂雄《 幼年の「時間」2》制作年不詳、ゼラチン・シルバー・プリント、新潟市美術館蔵
牛腸茂雄《見慣れた街の中で 1》1978-80年、ラムダ・プリント、新潟市美術館蔵
瀧口修造《〈私の心臓は時を刻む〉Ⅳ“私を見よ”No.69》1962年 透明水彩絵具、紙、富山県美術館蔵
牛腸茂雄《扉を開けると 3》1972-77年、インク・紙、新潟市美術館蔵
「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄 渋谷区立松濤美術館-1
「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄 渋谷区立松濤美術館-1
「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄 渋谷区立松濤美術館-1
「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄 渋谷区立松濤美術館-1
「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄 渋谷区立松濤美術館-1
「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄 渋谷区立松濤美術館-1
「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄 渋谷区立松濤美術館-1
「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄 渋谷区立松濤美術館-1
「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄 渋谷区立松濤美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

1938年、東京で瀧口修造(1903~79)を中心とする「前衛写真協会」が発足。シュールレアリスム写真の可能性を探りました。

戦争による切断の後、画家・阿部展也(1913~71)の働きで、前衛写真は蘇ります。瀧口・阿部の薫陶を受けた大辻清司(1923~2001)は当初、シュールレアリスムにおける「オブジェ」写真に取り組んでいましたが、1960年代末頃から「なんでもない写真」とみずから言い放つ、一見素朴なスナップ写真へと表現を転回させます。

大辻の教え子である牛腸茂雄(1946~83)は、内省的な写真で綴られた作品集『SELF AND OTHERS』(1977)で知られていますが、彼もまた、実は前衛写真の強い影響を受けていました。

本展覧会は、日本写真史の背後に潜む「前衛」の特異な精神を、4人の作家を通じて再浮上させようとする試みです。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2023年12月2日(土)~2024年2月4日(日)
  • ※会期中、展示替えあり
    前期:12月2日(土)~1月8日(月・祝)
    後期:1月10日(水)~2月4日(日)
会場 渋谷区立松濤美術館 Google Map
住所 東京都渋谷区松濤2-14-14
時間 10:00~18:00
  • ※毎週金曜日は20:00まで
    (最終入館はいずれも閉館30分前まで)
休館日 月曜日 
12月29日(金)~1月3日(水)、1月9日(火)
※ただし、1月8日は開館
観覧料 一般 800円(640円)
大学生 640円(510円)
高校生・60歳以上 400円(320円)
小中学生 100円(80円)
  • ※( )内は団体10名以上及び渋谷区民の入館料
    ※土・日曜日、祝休日は小中学生無料
    ※毎週金曜日は渋谷区民無料 
    ※障がい者及び付添の方1名は無料
    ※リピーター割引あり。観覧日翌日以降の本展会期中、有料の入館券の半券と引き換えに、通常料金から2割引で入館できます。1枚の入館券につき、1回まで有効です
TEL03-3465-9421
URLhttps://shoto-museum.jp

渋谷区立松濤美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

渋谷区立松濤美術館 渋谷区立松濤美術館

巡回展TRAVELING EXHIBITION

「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄 巡回情報
※巡回先は、全情報が載っていない場合もございます。最新の巡回先一覧は、展覧会公式サイトなどでご確認いただけますよう、お願いいたします。
また、会期が変更など開催情報に変更が生じる場合がありますので、お出かけの際には、公式サイトにて最新情報をご確認ください。

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

牛腸茂雄の作品がまとめて観れる

ひととおり良かったのですが、何といっても牛腸茂雄さんの作品にたくさん触れられたことが嬉しかったです。改めて牛腸さんの作品を眺めてみてこの人は「 纏めないで直感で撮ることに慎重に拘った」のだなと感じました。もともと才能に溢れる方で大辻さんからもいろいろ指導を受けたと思いますが、作品は小さく纏めてないし周囲のいろいろなものに寄ってない。今になってみればこれはとても強みだったのではないかと感じます。もう少し歳を取ってからの作品も見てみたかったですね。今さらながら早世されたことが残念です。それと大辻さんが今から50年前の自宅(渋谷区上原)近くの路地を長撮りした映像作品が展示されていてこれも面白かったです。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん、アバウトさん

4.0

現代ストレート写真もどうぞ

なんでもない展、良かったです。

流石に松濤美術館ではやや手狭ですが作品を上下にも配してギュッと凝縮した展示になっています。
最近写真ギャラリーに出向くことが多いのでこの展示方法は違和感なく楽しめました。
内容としてはやはり生誕100年の大辻清司、次いで牛腸茂雄が充実しています。
今年は大辻清司を見る機会がホントに多くて絶えることのない思考の奥深さに魅了されました。
牛腸は桑沢時代の研究課題の写真が本当にカッコいいんだよなぁ。

本展関連でいうと恵比寿MEMで現代ストレート写真の系譜が開催中です。
牛腸茂雄とも交流のあった潮田登久子、佐治嘉隆、関口正夫、三浦和人など紹介されていてそちらも良い展示です。

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん、morinousagisanさん

あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する

より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する

周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
東京都渋谷区で開催中の展覧会

出展作品・関連画像IMAGES

牛腸茂雄《 SELF AND OTHERS 3》1977年、ゼラチン・シルバー・プリント、新潟県立近代美術館蔵

牛腸茂雄 《 SELF AND OTHERS 18》1977年、ゼラチン・シルバー・プリント、新潟県立近代美術館蔵

阿部展也《人間》[「新しい写真」『別冊アトリエ』34号(1957年5月)掲載図版]、1953-57年頃、新潟市美術館蔵

イタリア紀行(撮影:瀧口修造)1958年、ゼラチン・シルバー・プリント、プリント:大辻清司、渋谷区立松濤美術館蔵

大辻清司《大辻清司実験室 なんでもない写真》1975年(1980年プリント)、ゼラチン・シルバー・プリント、武蔵野美術大学 美術館・図書館蔵

牛腸茂雄《 幼年の「時間」2》制作年不詳、ゼラチン・シルバー・プリント、新潟市美術館蔵

牛腸茂雄《見慣れた街の中で 1》1978-80年、ラムダ・プリント、新潟市美術館蔵

瀧口修造《〈私の心臓は時を刻む〉Ⅳ“私を見よ”No.69》1962年 透明水彩絵具、紙、富山県美術館蔵

牛腸茂雄《扉を開けると 3》1972-77年、インク・紙、新潟市美術館蔵

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

※あなたの美術館鑑賞をアートアジェンダがサポートいたします。
詳しくはこちら

CLOSE

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

ログインせずに「いいね(THANKS!)」する場合は こちら

CLOSE


がマイページにクリップされました

CLOSE マイページクリップ一覧を見る


がお気に入りに登録されました

CLOSE マイページお気に入り一覧を見る


を訪問済みに移動しました

CLOSE マイページ訪問済みイベントを見る

CLOSE

name

参考になりました!をクリックしたユーザー 一覧
CLOSE