4.0
洋画も良い、水墨画も良い
良く晴れた日の横須賀美術館は本当に居心地が良い。
キラキラと光る水平線を楽しみ、見頃を迎えたアジサイを楽しむ。
周辺を散歩しながら楽しむのもこの美術館の醍醐味である。
さて肝心の企画展はと言うと、これまた良かった。
序盤は物語の一場面の様な絵画が並び、メインビジュアルの
大作『丘の上』1936年 に息を飲む。何とも不思議な場面を描いている。
水墨画も上手い。数こそ多くは展示されていないがどれも良品だ。
後半からは特徴的とも言える厚塗りの絵画がご登場。
ルオーの雰囲気をどことなく感じる輪郭線も良い味を出している。
代表的とも言える電線風景画や薔薇も良かった。
薔薇は特に美しく、厚塗りなのに重くなく、程よい鮮やかさで
写真に収める人も多くいたほどである。
他にも浅井の旧蔵品である人形や陶器類も興味深かった。
その他、コレクション展もなかなか良いものが揃っていました。
最後に海を眺めてジェラートを食べて帰りました。