生誕100年 回顧展 石本 正

京都市京セラ美術館

  • 開催期間:2023年4月4日(火)~2023年5月28日(日)
  • クリップ数:17 件
  • 感想・評価:2 件
生誕100年 回顧展 石本 正 京都市京セラ美術館-1
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《のれん》 1970年 個人蔵
《艶》 1995年 浜田市立石正美術館蔵
《馬》 1949年 浜田市立石正美術館蔵
《舞妓》 1968年 浜田市立石正美術館蔵
《五条坂風景(五条坂)》 1950年 個人蔵(浜田市立石正美術館寄託)
《鶏頭》 1974年 浜田市立石正美術館蔵
《アルバラシン》 1999年 個人蔵(浜田市立石正美術館寄託)
《舞妓(未完)》 2015年 浜田市立石正美術館蔵
石本正 (2007年撮影)
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

舞妓や裸婦の官能的な表現で知られる日本画家・石本正(1920-2015)。石本の生誕100年を記念して、活動拠点だった京都で初めてとなる大規模な回顧展を開催します。

石本は島根県浜田市に生まれ、京都市立絵画専門学校(現・京都市立芸術大学)で日本画を学びました。その後、日本だけでなくヨーロッパの中世美術も広く研究・吸収して確立した情熱的でリアリティーあふれる舞妓や裸婦像は、戦後日本画の人体表現に新風を吹き込みました。

本展では、石本正の個人美術館である浜田市立石正美術館の門外不出の作品に加え、全国から集めた代表作など約140点を一堂に公開し、青年時代から75年にも及ぶ画業の全容を振り返ります。没後のアトリエで新たに見つかった素描や絶筆となった未完の「舞妓」も展示し、生涯、地位や名声を求めることなく、最期の瞬間まで絵画一筋に生きた石本の生涯と創作の原点に迫ります。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2023年4月4日(火)~2023年5月28日(日)
会場 京都市京セラ美術館 Google Map
展示室本館 北回廊 2 階
住所 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日 月曜日 
観覧料 一般 1,800円(1,600円)
大高生 1,400円(1,200円)
中小生 1,200円(1,000円)
  • ※( )は前売り、20名以上の団体料金
    ※事前予約(日時指定券)推奨
    ※障がい者とその介護者1 名は事前予約(日時指定券)不要。障害者手帳等を提示の方は、本人及びその介護者1名無料(学生証、障害者手帳等確認できるものを要提示)
    ※未就学児は無料(ただし、保護者同伴)
TEL075-771-4334
URLhttp://www.sekisho-art-museum.jp/kaikoten/

京都市京セラ美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

京都市京セラ美術館 京都市京セラ美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

3.0

川端康成も好んだ日本画家石本正の女性像、 知らなかった日本画家を知る機会になりました。

日本画家・石本正を私は全く知りませんでした。
①舞妓さんをいっぱい描いた人なんだ
②最晩年まで絵筆を手にのとても幸せな画家さんだぁ
③川端康成のその死のすぐ直前まで親交があり、鋭い審美眼の川端が認めた女性像だったのですね。
④好きなご長寿女性画家、秋野不矩とは姉と弟のような関係だったことにも驚きました。

200点にも及ぶ作品(素描も含む)その画業を辿る展覧会でした。
作品のほとんどは島根県浜田市立石正美術館の所蔵です。
作家ご本人による作品の寄贈を機に作家の希望もあっての建物になっていて、外観の写真がありましたが、これがまた素敵で、出かけてみたいと思いました。
初期の 「少女『野べに』(大下絵)」は、キャプションをよむまでもなく村上華岳かと思うほどに似ています。
描き始めの頃よりサンドロ・ボッティチェッリ の三美神に憧れ、念願のヨーロッパへ44歳にして初めて出かけて
以降は学生たちを伴っても何度もヨーロッパを訪れていて、その風景画も私はいいなぁ~と思いました。
素描もたくさん展示されていて、デッサンを何度も何度も描いて描きあがる、その過程があってこそですね。

官能的な女性像は、ちょっと苦手ですが、
幼いということもあるのでしょうが、舞妓ちゃんたちは日本的体型だったのが
50過ぎてからの作品が、よりボッティチェッリ の三美神に寄っていくように感じました。
舞妓や芸妓を見慣れた石本にしても、チラシのメインヴィジュアルになっている《のれん》のモデルになった舞妓が目の前に現れたときには、美しすぎてなかなか描けなかったとのエピソードはとっても”へぇー”ってなりました。
死の間際まで絵筆を手に瑞々しい作品を描けるなんてなーん手素敵なんだ!

京都・中信美術館でも「石本正 ―線に込める想い―」5/31まで(無料)が開催中です。

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん、Sunriseさん、komagatayaさん、micco3216さん、uchikoさん、他1人

5.0

美しい作品たち

日本画の画材を使用しつつ、独自のスタイルで描かれているからか、現代アート、のような作品に見えました。

女性の人物画の中で、舞妓さん=いつもニコニコ、というイメージがあったからか、表面的な美しさのみではなく、心情を反映して描かれているなど、鑑賞しながら想像が膨らみました。個人的には近くで見れたので、肌の透明感や、髪の毛の柔らかな描写が金色で描かれているなど、反射で美しく見える、など、着物の金色や銀色の部分などが綺麗だな、と感じました。

五条坂やヨーロッパの風景画なども、伝統的な景観であるはずですが、ファンタジーの世界のようにも見えました。

展覧会を鑑賞したあとに、石本正さんが憧れて、影響を受け、モチーフにもしたボッティチェリの作品(プリントですが)などを改めてみてみると、なじみがあり、よく知られている作品の見方も私自身も変わりました。いろんなアーティストが影響を受け、さらに後世のアーティストにも影響を受けているのだな、と改めて感じました。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

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出展作品・関連画像IMAGES

《のれん》 1970年 個人蔵

《艶》 1995年 浜田市立石正美術館蔵

《馬》 1949年 浜田市立石正美術館蔵

《舞妓》 1968年 浜田市立石正美術館蔵

《五条坂風景(五条坂)》 1950年 個人蔵(浜田市立石正美術館寄託)

《鶏頭》 1974年 浜田市立石正美術館蔵

《アルバラシン》 1999年 個人蔵(浜田市立石正美術館寄託)

《舞妓(未完)》 2015年 浜田市立石正美術館蔵

石本正 (2007年撮影)

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