[館蔵]秋の優品展
白・黒・モノクローム

五島美術館

  • 開催期間:2023年8月26日(土)~2023年10月15日(日)
  • クリップ数:17 件
  • 感想・評価:3 件
[館蔵]秋の優品展 白・黒・モノクローム 五島美術館-1
[館蔵]秋の優品展 白・黒・モノクローム 五島美術館-2
重要美術品 白釉黒花牡丹文梅瓶 磁州窯 宋時代・12世紀 五島美術館蔵
蘭竹図 伝 鉄舟徳済筆 室町時代・15世紀 五島美術館蔵
[館蔵]秋の優品展 白・黒・モノクローム 五島美術館-1
[館蔵]秋の優品展 白・黒・モノクローム 五島美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

五島美術館と大東急記念文庫の収蔵品から、「白・黒・モノクローム」をキーワードに水墨画や禅画、書、陶芸など様々な美意識を表現した名品約50点を展観します(会期中一部展示替あり)。

墨線の濃淡や白色と黒色の“せめぎあい”から生まれる美の世界を紹介。

特集展示として館蔵の日本陶磁コレクションも同時公開。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2023年8月26日(土)~2023年10月15日(日)
会場 五島美術館 Google Map
住所 東京都世田谷区上野毛3-9-25
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日、9月19日(火)、10月10日(火)
※ただし、9月18日・10月9日は開館
観覧料 一般 1,100円
高・大学生 800円
中学生以下 無料
  • ※障害者手帳をお持ちの方、ならびに介助者の方1名は200円引
    ※庭園入園のみ(展覧会を観覧しない場合)は1人300円(中学生以下無料)
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
03-3703-0661(テープ案内)
URLhttps://www.gotoh-museum.or.jp/

五島美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

五島美術館 五島美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

墨に五彩あり

タイトルにあるとおり、白と黒にスポットを当てた展覧会。
モノクロだから彩色がないというわけではなく、墨の幅広い色合いをじっくりと味わえました。

墨だけなのにあれほどの奥行きを表現できる狩野芳崖はさすがだなと思いました。
他にも近代絵画の奥行きは素晴らしかったです。

墨蹟は線の力強さと渇筆が見応えありました。何度か観たことがありますが、一休宗純の流れるような運筆と激しさも感じられる書きぶりはとても良かったです。

また印象的だったのは宇野雪村の《HO》と《凹》。あの時代にあの発想から作品を生み出していることがやはり素晴らしいと感じました。
特に《凹》は雪村を代表する作品のひとつといえるのではないでしょうか。

このほか、タイトルが思い出せませんが、猿の絵が可愛くて癒されました。

全体を通して大満足な展覧会でした。他にも陶芸などもあるので、多角的な視点からモノクロの世界を味わってみてください。

THANKS!をクリックしたユーザー
アバウトさん、micco3216さん、Tarさん、uchikoさん、morinousagisanさん

4.0

「モノクローム」の世界は、不思議に心を落ち着かせてくれます。

「白・黒・モノクローム」をキーワードに、水墨画だったり、禅画や書だったり、陶芸だったり、文具だったり、様々なモノクロームの美意識を表現した名品が約50点を通して、墨線の濃淡や白色と黒色の“せめぎあい”から生まれる美の世界が紹介されています。一年ちょっと前でしょうか、横浜の確か市民ギャラリーで版画や写真中心の「モノクローム展」なるものを見た記憶があります。私は横浜の長谷川潔氏のメゾチントが大好きなもので‥。五島さんの今展は全く違いますが、最近、写真やら何やらで、モノクロームの世界に触れることが多くなっているようで、それからまた五島さんには学生の頃よりずっとよく通わせて頂いていますが、今期NHK朝ドラで登場している相島氏は五島慶太がモデルだろうなどということも手伝って、会期後半には、国宝「紫式部日記絵巻 五島本第一・二・三段」 を特別展示もあるようでしたが、多分そこは観たことがあるので、前半で行って来ました。やはりちょっと地味感があり、とても空いていましたが、なかなかにおしゃれでもあり、良かったと思います。墨蹟はいつもながらちょっと苦手で、絵画は国宝の「六祖挟担図」はあまり好みではなかったのですが、他、霊斎や(伝)周文やら皆々素晴らしく、特に近代の狩野芳崖や松林桂月や川合玉堂がとても良かったです。陶芸工芸はもちろん大満足で、特に「文具」の細工が素晴らしかったです。第二展示室では、館蔵の日本陶磁コレクションも特集展示していました。こちらも名品揃いでした。何度も出会っている作品があっても、その時その時でまた良いものに会うのは楽しいですね。今回、まだ暑い夏の終わりで、お庭はあまりこれといった風情もなく、空模様もおもわしくなく、するっと速足で上を歩いただけでした。次展での秋の庭を楽しみにします。いろいろ辛いことも多かった夏の終わりに、「モノクロームの世界」に少しだけ、心を落ち着かせてもらった感じです。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん、uchikoさん

4.0

墨跡と陶磁がカッコいい!

秋の優品展、良かったです!

モノクロームにスポットを当てて館蔵の水墨画、墨跡、日本画、拓本、陶磁など展観。
五島は地味渋な作品が多いのでうってつけのテーマです。
シレッと国宝の《六祖挾担図》が出ていたり、狩野芳崖、松林桂月の日本画も良き。
無準師範、宗峰妙超、虎関師錬の大字の墨跡の並びにはウットリしてしまう。
(墨跡といえば東博の常盤山文庫の名宝展も見逃せません!)

展示室2では日本陶磁を紹介。
梅が香、わらや、夕暮、十王、武蔵坊など素晴らしい作品群。

所蔵品を滅多に展示しないミュージアムもある中、五島は1~2年の周期で
きちんとファンが見たい人気作を展示してくれるのは本当に有り難い。

やはり五島の優品展は秋が最高である。
前後期で作品の入れ替えあり。また伺います。

THANKS!をクリックしたユーザー
ぷりんさん、uchikoさん、morinousagisanさん

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重要美術品 白釉黒花牡丹文梅瓶 磁州窯 宋時代・12世紀 五島美術館蔵

蘭竹図 伝 鉄舟徳済筆 室町時代・15世紀 五島美術館蔵

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