5.0
甲冑とプラチナ経に惹かれました
展示室に入ると、甲冑がずらーっと並び、壮観でした。
赤、紺の色も鮮やか。立派な甲冑ばかりで、家格の高い武家のものでは?と想像。
来歴の説明がほとんどなかったのが残念。
長男の初節句に甲冑を買う、それも自身は20歳!
その後、実物も見ずに一括まとめ買いなどなど、逸話も膨大なコレクションも、スケールが大きすぎてびっくりです。
采配や旗が珍しく、刀は明治期のものもあり、海野勝珉の拵えが素敵でした。
合戦の図屏風もあり、ちょっとずついろいろ楽しめました。
仏教美術や茶道具、青銅器と展示室ごとの企画を楽しめますが、その中でも二月堂焼経、おススメです。奈良時代の銀字のお経で、銀色が今でも光り輝き、プラチナ経と呼ばれているとか。
銀は酸化して黒っぽくなりやすく、銀字の他のお経と比べると、キラキラ感が一目瞭然です。火災でお経の下の方が焼けて赤っぽくなってますが、その部分の文字も銀色に光り輝いていて、不思議・・・
お庭に行く時間がありませんでしたが、ロビーから見ると紅葉はちょっと早い感じでした。