コレクション解体新書Ⅱ
1970年代以降の作品を中心に

目黒区美術館

  • 開催期間:2023年2月18日(土)~2023年3月26日(日)
  • クリップ数:14 件
  • 感想・評価:4 件
コレクション解体新書Ⅱ  1970年代以降の作品を中心に 目黒区美術館-1
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宇佐美圭司 《Ghost Plan in Process: Profiles》 1972年 木、アクリル塗料 / 目黒区美術館での展示風景(1992年) 撮影:内田芳孝 目黒区美術館蔵
宇佐美圭司 《プロフィールのこだま:積層》 1976年 油彩・キャンバス 目黒区美術館蔵
川俣 正  《プロジェクト「ピープルズ・ガーデン」ドクメンタIX, カッセル 1992》より「マケット」 1992年 目黒区美術館蔵
高松次郎 《写真の写真》より「ネガ番号015」 ゼラチン・シルバープリント 1973-1991年
©The Estate of Jiro Takamatsu, Courtesy of Yumiko Chiba Associates 目黒区美術館蔵
村上友晴 《無題》 1985-87年 油彩・キャンバス 目黒区美術館蔵
村上友晴 《Psalm 1》より 1979年 ドライポイント・紙 目黒区美術館蔵
李禹煥 《点より1》―版画集「点より・線より」より 1977年 リトグラフ・紙 目黒区美術館蔵
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

2022年11月に開館35周年を迎えた目黒区美術館は、これを記念し4月に 「東京の猫たち〈東京・区立美術館ネットワーク連携事業〉」、 7月に「美術館はおもちゃ箱・道具箱〈開館35周年記念展〉」を開催し、10月には〈コレクション解体新書〉と冠した所蔵作品展「フジタが目黒にやって来た」で、35年にわたる作品収集のあゆみを振り返りました。本展はこれに続く所蔵作品展の第二弾です。

目黒区美術館では、これまで日本の近代から現代に至る美術の流れを俯瞰できる体系的なコレクションを目指して作品収集を行ってきました。明治から昭和戦前期については滞欧米作家の作品を中心に、戦後美術については国際的に活躍した作家たちの作品を主な収集対象としています。そして毎年、さまざまな視点でコレクションを取り上げ、〈所蔵作品展〉という形で紹介してきました。「常設展示室」をもたない同館においては、〈所蔵作品展〉は収蔵品をまとめて公開する数少ない機会であると同時に、企画展と同様に毎回変わる会場レイアウトも見どころのひとつです。

今回は、コレクションの中でも1987年に開館した目黒区美術館の誕生前後の時代に照準を合わせ、1970年代以降の作品を中心に紹介します。宇佐美圭司(1940-2012)、川俣正(1953-)の複数で構成される大型作品のほか、高松次郎(1936-1998)の《写真の写真》、村上友晴(1938-)の平面作品などを展覧します。

現代美術は、現代を生きる私たちが抱える問題や価値観などを色濃く反映しながら、私たちとともに時を重ね、展開していきます。美術館における展示や活動も、その時代を反映させながら、時を重ね、展開してきました。本展では、当館の誕生と成長の時代を共にした作品を、収集経緯やエピソードをまじえながら紹介します。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2023年2月18日(土)~2023年3月26日(日)
会場 目黒区美術館 Google Map
住所 東京都目黒区目黒2-4-36
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日 月曜日 
観覧料 一般 700円(550円)
大高生・65歳以上 550円(400円)
中学生以下 無料
  • ※障がいのある方とその付添者1名は無料、( )内は20名以上の団体料金
    ※目黒区在住、在勤、在学の方は受付で証明書類の提示で団体料金になります
    (他の割引との併用はできません)
TEL03-3714-1201
URLhttps://mmat.jp/

目黒区美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

目黒区美術館 目黒区美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

ほぼ版画と写真祭りだった♡

終わっちゃったのに今更なのね・・・シリーズです<(_ _)>
午前中に習い事済ませて、最終日の午後から、
(全部最終日だったんですよ・・・(-_-;))

①神奈川近代文学館「文学の森へ 神奈川と作家たち 
   第2部 芥川龍之介から中島敦まで」260円→
②白根記念渋谷区郷土博物館「同潤会アパートと渋谷」100円
   (図録売り切れ(;´Д`)るぐらい人気ですごい人でした)→
③国学院大学博物館「物語絵 嫁入本『源氏物語』全54帖公開」無料→
④目黒美 ぐるっとパス掲示で無料

心臓止まりそうなほど走って、着いたらゼーゼーしてて、
それでも時間ギリギリに入れたんですよね。
こういう時たまに「何故そこまで・・・あほちゃうか・・・」と
心の中で自分に突っ込んだりすることがあるんですけど、
やっぱり何故かは体の方がわかってるんですよ。

まず過去図録の350円セールやってたので、大急ぎで2冊ゲット。
「・・・<マニュエル・ブルーケル出版の版画本を中心に>」
「ジョージ・ネルソン展」
大ラッキーです♡

一階に最初の展示があって、それ見た瞬間に
「この為に呼ばれたのか」とわかりました。
木村茂「木林そして森」という版画が壁一面にぶわ~っと。
感動を目に焼き付けて、そのまま2階へ駆け上がると、
初っ端から、李禹煥、保田春彦、日和崎尊夫、吉田克明、宇佐美圭司と版画祭り状態。
別室で村上友晴の版画の作品群も展示。
写真もいい。数点あった油絵もいい。
川俣正さんの立体作品だけは理解できるだけのものが自分の側になく、
余裕もなく大変申し訳なく思いながら見ました
(メインビジュアルなのにごめんなさい・・・(-_-;))。
理解できたら楽しそうな作品だっただけに本当にすみませんです・・・。

前回はフジタのカエルちゃん屏風で大満足だったし、
行けばいつも何かがある。
日本人の画家に興味がなかった私に、
その素晴らしさをじわじわと教えてくれた美術館でもあります。
岡鹿之助のめっちゃええのがありますよね!

いつもありがとう、目黒区美術館!

今東京は至る所で再開発の問題で反対運動が起きています。
この美術館も然りです。
私はこのままの姿で残ってほしいと思っています。
署名運動も展開している様子。
興味がある方は色々な意見を是非見てみて下さいね。
そして、桜は過ぎてしまいましたが、
来られる方は是非足をお運び頂けたらと思います。
小さな美術館ですが、きっとその魅力が伝わるはず。

THANKS!をクリックしたユーザー
micco3216さん、uchikoさん、morinousagisanさん、Sukekiyo-Acckermanさん

3.0

幅のあるコレクション 

美術館のロケーションから、展覧会が桜の時季に重ならないのは少し残念でした。目黒区美術館さんは、割と独創的な企画やコレクションが多く感じます。小規模ながら低料金ですし、ワークショップや見学会他のイベントも楽しいのが色々あったりします。個人的には、建築やデザイン系に、玩具、ゆかりあるフジタや高島野十郎関連の企画展示が多いのは、嬉しいです。今回1970以降のコレクション展も、なかなか面白い面もありました。木村茂氏のエッチングは、一つ部屋に欲しいな、なんて思いながら見させていただきましたし、大物李禹煥氏や宇佐美圭司氏は、なかなか見ごたえありです。宇佐美氏は東大の「よみがえる画家」の時とは全く違った印象でした。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

4.0

初めての目黒区美術館

目黒区美術館には常設展がないとのことで、今回のコレクション展が初めての来訪です。
目黒区美術館は固定のショーケースやカーテンレールがないため、展示ごとにその展示に合わせて壁を作っているそうです。そのため毎回作品だけでなく展示室事態や展示のレイアウトも楽しめるのです。
作品についてはどれも気になる作品ばかりでしたが、スナップ写真を使った版画や写真の写真シリーズなどに特に惹かれました。
駅からもそれほど遠くないのでぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

3.0

高松次郎の写真作品がちょっと魅力的

目黒区美術館のコレクションのうち、1970年以降の現代美術作品を見せた展覧会。展示されているのは、木村茂、李禹煥、保田春彦、日和崎尊夫、吉田克朗の版画作品。そして高松次郎の組み写真、川俣正のプロジェクト資料、村上友晴の油彩画と版画作品、宇佐美圭司の立体作品と油彩画といったところ。

村上友晴の作品が好きなので、見てみたくて行ったのですが、意外と高松次郎の写真作品《写真の写真》が面白かった。《写真の写真》は45点のモノクロ写真で構成されている作品。タイトル通りプリントされた写真を被写体として撮影したモノクロのプリントが並んでいる。それぞれ、プリントを手に持っていたり、床の上に置かれていたり、一見日常的なシーンのように見えるのだけど、撮影されている写真に光が映りこんで微妙に見にくかったりする。高松らしい実験的な作品です。

まあ、一方で、これで700円かあ、という感じ。コレクションなのにほぼ写真撮影不可だし、カタログもない。撮影不可ならカタログぐらい用意してほしいですね。

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出展作品・関連画像IMAGES

宇佐美圭司 《Ghost Plan in Process: Profiles》 1972年 木、アクリル塗料 / 目黒区美術館での展示風景(1992年) 撮影:内田芳孝 目黒区美術館蔵

宇佐美圭司 《プロフィールのこだま:積層》 1976年 油彩・キャンバス 目黒区美術館蔵

川俣 正  《プロジェクト「ピープルズ・ガーデン」ドクメンタIX, カッセル 1992》より「マケット」 1992年 目黒区美術館蔵

高松次郎 《写真の写真》より「ネガ番号015」 ゼラチン・シルバープリント 1973-1991年
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村上友晴 《無題》 1985-87年 油彩・キャンバス 目黒区美術館蔵

村上友晴 《Psalm 1》より 1979年 ドライポイント・紙 目黒区美術館蔵

李禹煥 《点より1》―版画集「点より・線より」より 1977年 リトグラフ・紙 目黒区美術館蔵

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