3.0
平行人生という表題の意味が行ってわかった!
「平行人生 新宮晋+レンゾ・ピアノ展」
不勉強にて、なぜ動く彫刻の新宮晋と建築家のレンゾ・ピアノが2人セットで展覧会が行われるのかと不思議に思っていた。行ってそれがわかった。
一つは2人が同い年であること。
そしてもう一つは関西国際空港設計・建設にあたってレンゾ・ピアノの方から新宮晋に「Can you make the streams of air visible?(見えない空気の流れを見えるようにしてくれないか?」とオファーし、それから2人はいくつものプロジェクトを共同で行っていったということ。関空は結構お世話になる空港だが、いつも搭乗するのに必死で新宮晋の作品があることも知らなかった。今度行くときにはぜひ空気の流れを見てみたい。
新宮晋は三田に常設展示をしている公園があるし、兵庫県出身ということもあり、兵庫県には、兵庫県立美術館を筆頭に他の美術館でも彼の作品が常設展示され、親しむ機会も多い。
その彼が海外でレンゾ・ピアノとともにいくつもの作品を作り上げていることを知って改めて新宮晋の作品を会場で堪能した。
ただ会場はレンゾ・ピアノの建築模型とともに建築デッサンから建築物に至る映像が流されていたが、動く彫刻の新宮晋とのコラボ。実際の建築物で新宮作品が動く様子を6つのコラボ建築物すべてで映してくれたら「平行人生」をもっと感じることができただろうなと思った。