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リアリズムとは
ホキ美術館などで、数点の作品は見たことがありましたが、野田氏の作品を一堂に見るのは今回が初めてでした。画風の変遷なども見ることができ、とても楽しかったです。インターネットで海外の作品も家にいながら鑑賞できる時代ですが、絵画は実物を見るに限る、というのを実感しました。
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野田弘志(1936-)は、日本のリアリズム絵画を代表する画家の一人です。東京藝術大学を卒業後、イラストレーターとして多忙な日々を送る中で、絵画制作への想いが高まり、30代半ばより画業に専念するようになりました。広島市立大学芸術学部で後進の指導にあたったのち、現在は北海道のアトリエで日夜制作に没頭する日々を送り、傘寿を超えてなお、リアリズムの画壇をけん引し続けています。
本展は、画家・野田弘志の最初期から近作まで、その画業の全容を回顧するものです。自身のスタイルを模索していた学生時代の作品、広告会社時代のイラストやデザイン。画壇デビューを果たした頃の細密な静物画群(「黒の時代/金の時代」)から、その名が全国的に知られる契機となった新聞連載小説『湿原』(加賀乙彦著)の挿絵原画。骨、あるいは生ける人間を描き、死生観を示そうとしたシリーズ「TOKIJIKU(非時)」「THE」、そして近年手掛けている等身大肖像のシリーズ「聖なるもの」「崇高なるもの」まで。人物・静物・風景、いずれのモチーフを前にしても、一貫してひたすらに見つめ、描くことで「在る」ということを突き詰めようと、野田弘志が歩んできたリアリズムの道をたどります。
会期 |
2022年9月17日(土)~2022年11月6日(日)
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会場 | 奈良県立美術館 Google Map |
住所 | 奈良県奈良市登大路町10-6 |
時間 |
9:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 (ただし9月19日、10月10日、10月31日は開館)、9月20日、10月11日 |
観覧料 | 一般 1,200円 (1,000円) 大・高生 1,000円 (800円) 中・小生 800円 (600円)
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TEL | 0742-23-3968 |
URL | https://www.pref.nara.jp/11842.htm |
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ホキ美術館などで、数点の作品は見たことがありましたが、野田氏の作品を一堂に見るのは今回が初めてでした。画風の変遷なども見ることができ、とても楽しかったです。インターネットで海外の作品も家にいながら鑑賞できる時代ですが、絵画は実物を見るに限る、というのを実感しました。
リアリズム作品には非常に興味があって、野田氏の作品もその一つになる。
これまでにも野田弘志展は様々な形で企画展が開催されており、その度にできる限り実物の作品を目にしてきた。画集も数冊所有し精読している身からすれば、野田氏の作…readmore
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野田弘志の作品を一度にこれだけ見る機会がなかったので、とても充実した時間を過ごせました。
リアリズムを追求した作品はどこまで写真に近づこうとも写真とは別物なのだと、そしてそこには野田弘志の世界が立ち現れてくるのだと気づかされました。
モデルの女性は自分の若い裸体を野田弘志の世界の中に定着させることができてとても幸せだと思います。
鳥の巣を描いた作品をはじめとして、大きな作品は迫力があり、とても引きつけられました。
そして逆に新聞連載小説『湿原』の挿絵が、これだけ小さいのにもかかわらず緻密に描き込まれて本当に素晴らしい。当時の新聞の切り抜きがいくつか展示されていましたが、印刷されるとどうしてもハーフトーンが飛んだり潰れてしまって再現できていません。それだけに今回の原画は値打ちがありました。
展覧会とは関係ありませんが、当時の新聞小説は文字が小さい上に二段組みなので驚きました。
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野田弘志さんの学生時代初期作品からイラストレーター時代、今期に至る作品を一堂に見ることのできる素晴らしい展示でした。
シリーズ毎に大変見やすく、特に生と死を見つめる『TOKIJIKU』に個人的に魅了されました。
人物、静物、風景、野田さんのファインダーを通して描かれるリアリティ。素晴らしい世界でした。
写実絵画の騎手、野田弘志さんの回顧展とでもいうべき大規模な展覧会である。野田画伯のごく初期の作品(写実でないのに少し驚くが)から、近作まで、ほぼまんべんなく見ることができる。全国を巡回中で、私は姫路(終了)と今回の奈良で見…readmore
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