4.0
漂うダークファンタジー感
不気味で何か、怖いなぁ。
序盤の画風から受けた、率直な印象です。
神話っぽいと言うか、悪魔的と言うか。見方によっては
ゲームやSFっぽい、と思う方もいるかもしれません。
ですが、それが段々とクセになっていって見慣れてくるのですが、
慣れた頃にまた画風が変わる。そうなんです、まぁまぁ画風が変化していく
画家なんです。テーマは神秘的で幻想的なものの、まだ何を描いているかは
分かります。でも、だんだん抽象的になっていって、後半は書を思わせる画風に
なっていきます。芸大で日本画を学んだ事がここに来て現れたかぁ、と思ってしまいます。
かろうじて人体だな、とか、顔があるな、とか。目を凝らして見るのも良いかもしれません。
尚、本展覧会関連のグッズは何もありませんでした(*T^T)