写真家エリオット・アーウィット作品展
「観察の美学 筋書きのない写真たち」

FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)

  • 開催期間:2022年3月31日(木)~2022年6月29日(水)
  • クリップ数:23 件
  • 感想・評価:2 件
写真家エリオット・アーウィット作品展「観察の美学 筋書きのない写真たち」 FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)-1
写真家エリオット・アーウィット作品展「観察の美学 筋書きのない写真たち」 FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)-2
ニューヨーク, 1974年 © Elliott Erwitt/Magnum Photos
カリフォルニア, 1955年 © Elliott Erwitt/Magnum Photos
写真家エリオット・アーウィット作品展「観察の美学 筋書きのない写真たち」 FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)-1
写真家エリオット・アーウィット作品展「観察の美学 筋書きのない写真たち」 FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

世界中で愛され、写真家集団マグナム・フォト(1947年設立、以下マグナム・フォト)の一員としても長年活躍してきた写真家エリオット・アーウィットの作品展を開催します。

エリオット・アーウィット(1928– )は、1949年以来、ニューヨークを拠点に約70年にわたり活躍してきた写真家です。マグナム・フォトの創設メンバーであるロバート・キャパの推薦を受け、1953年、25歳の若さでマグナム・フォトに参加したアーウィットは、1966年から1968年まで3期にわたって会長を務めるなど、マグナム・フォトの初期メンバーとしてその活動を支えると同時に、広告写真や映画、テレビ番組など、写真作品以外のジャンルにおいても多才ぶりを発揮してきました。

本展は、写真家エリオット・アーウィットの往年の名作から約30点を選りすぐり、1980–90年代に制作された貴重なオリジナル・プリントで展示するものです。

ウィットとユーモアに富み、人間味あふれるアーウィットの写真は、いつの時代も多くの人々から愛されてきました。恋人たちの一瞬、子どもたちの愉快な表情、人間と犬とのユーモラスな関係……目の前で起こる偶発的なドラマを、冷静に、そして愛情深く見つめる「観察の美学」ともいうべき視点には、アーウィット自身の生き方が投影され、瞬間を記録する写真という表現によって、人生の喜怒哀楽が濃密に描かれています。20世紀の写真表現を象徴するかのような美しいゼラチン・シルバー・プリントは、アーウィットの魅力と同時に、“記録する”という写真の原点を強く訴えかけてくるものです。

現在もマグナム・フォト最高齢の写真家として重要な地位を占めるエリオット・アーウィット。普遍的な魅力を放つ名作の数々をどうぞご堪能ください。

※ 1947年、報道写真家ロバート・キャパの発案で、アンリ・カルティエ・ブレッソン、ジョージ・ロジャー、デビッド・シーモアらと、写真家の権利と自由を守り、主張することを目的として創設された、世界を代表する国際的な写真家集団。

◆ エリオット・アーウィット(1928– )
Elliott Erwitt
1928年、ロシア人の両親のもと、パリで生まれる。11歳の時にアメリカに移住し、ロサンゼルスのシティ・カレッジで写真を学んだ。1949年、ニューヨークで写真家として本格的に活動を開始する。1953年、25歳の若さで当時、世界的な写真家であったロバート・キャパに推薦され、マグナム・フォトに参加する。彼の作品はウィットとユーモアに富んだ人間味あふれるもので、ジャーナリスティックなエッセイから広告写真まで、多種多様である。大規模な写真展も過去、ニューヨーク近代美術館をはじめ、世界各地の代表的な美術館で開催された。写真集に『我われは犬である』(高橋周平訳、JICC出版局、1992年)『ふたりのあいだ』(小川潤子訳、マグナム・フォト東京支社、1994年)『美術館にいこうよ!』(クレオ、1998年)『PERSONAL BEST』(2006年)『UNSEEN』(2007年)『NEW YORK』(2008年)『DOGS』(2008年、いずれもteNeues)など。現在、ニューヨーク在住。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年3月31日(木)~2022年6月29日(水)
会場 FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア) Google Map
住所 東京都港区赤坂9-7-3
時間 10:00~19:00 (最終入場時間 18:50)
休館日 会期中無休 
観覧料 無料
TEL03-6271-3350
URLhttp://fujifilmsquare.jp/

FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア) FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

ユーモアと温かみのある冷静な視点

エリオット・アーウィットはマグナム・フォト最高齢の写真家だそうで、1928年7月生まれの御年93歳。
いまだ現役ってすごいですね。

オリジナルのゼラチン・シルバー・プリント、良かったです。
チラシには選りすぐりの約30点を展示するとありましたが、実際に展示されていたのは25点(掲示されていた「あいさつ文」にも25点と記載あり)。
内、エリオット・アーウィットによる撮影は24点。もっとたくさん見たかったというのが正直なところ。
ネットで他の作品も見たことがありますが、またの機会にどこかで写真展が開催されたら見に行きたいと思いました。

また、5/12まで同時開催されている『松井一記写真展「飛行千景」-飛行機の織りなす幾千もの情景-』も良かったです。
飛行機や空港などの写真が展示される中、ドラマチックな瞬間を捉えた作品もあり、航空写真が好きな方におすすめ。
撮影者の松井さんご本人が会場にいらっしゃったので、いろいろとお話を伺うことも出来ました。

フジフイルム スクエアでは6/10から平間至の写真展を開催予定です。

THANKS!をクリックしたユーザー
さいさん、ぷりんさん、ファイさん
  • 3
  • BY Tar

4.0

オリジナルプリント

アーウィットさんの作品30点が展示されていて、古き良きアメリカを感じることが出来ました。作品「カリフォルニア」はどうやって撮影したのか分かりませんが、見ていて幸せな気持ちになりました。

THANKS!をクリックしたユーザー
さいさん、Tarさん

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ニューヨーク, 1974年 © Elliott Erwitt/Magnum Photos

カリフォルニア, 1955年 © Elliott Erwitt/Magnum Photos

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