4.0
世界は、包むことができる
同じ1935年6月13日に生まれた2人は、あらゆるものを包んでいった。海岸、谷、島、ポン・ヌフ、帝国議会議事堂。そして、長い間構想し悲願であった凱旋門。2020年にクリストも亡くなり、2人の生前には果たせなかった凱旋門がついに包まれた。その記録を、多くの映像により丹念にたどる。
感動でしかない。世界は、包むことができる。
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2021年9月、エトワール凱旋門が布で覆われると、周囲は人々の歓声に包まれました。クリストとジャンヌ=クロードが出会い、現代美術作家として創造活動の一歩を踏み出したパリで1961年に二人が構想し、悲願の夢でもあったプロジェクト「L’Arc de Triomphe, Wrapped, Paris, 1961-2021(包まれた凱旋門)」が現実のものとなった瞬間でした。
21_21 DESIGN SIGHT では、クリストとジャンヌ= クロードの活動の根源と広がりに焦点をあてた展覧会を開催します。展覧会ディレクターには、パリと東京を拠点として活躍する映像ディレクター、パスカル・ルランを迎えます。
16日間に渡り、銀色のコーティングが施された再生可能な青い布25,000㎡と、3,000m もの赤いロープで包まれた「L’Arc de Triomphe, Wrapped」の背景や制作過程を紹介。二人の意志を継ぐ人々が結集してのプロジェクト実現を讃えるとともに、激動の時代のなかにあってもなお状況を切り拓き、喜びをもたらす創造の大きな力そのものに目を向けます。
会期 | 2022年6月13日(月)~2023年2月12日(日) |
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会場 | 21_21 DESIGN SIGHT Google Map |
住所 | 東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン |
時間 | 10:00~19:00 (最終入場時間 18:30) |
休館日 |
火曜日 年末年始 12月27日~2023年1月3日 |
観覧料 | 一般 1, 200円 大学生 800円 高校生 500円 中学生以下 無料
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TEL | 03-3475-2121 |
URL | http://www.2121designsight.jp/program/C_JC/ |
4.0
同じ1935年6月13日に生まれた2人は、あらゆるものを包んでいった。海岸、谷、島、ポン・ヌフ、帝国議会議事堂。そして、長い間構想し悲願であった凱旋門。2020年にクリストも亡くなり、2人の生前には果たせなかった凱旋門がついに包まれた。その記録を、多くの映像により丹念にたどる。
感動でしかない。世界は、包むことができる。
4.0
2009年にジャンヌ=クロード、2020年にクリストはこの世を去った。二人が見ること無く2021年9月に実現されたプロジェクト「包まれた凱旋門」。構想から実現までのドキュメントを展覧会に仕上げた。
布とロープの展示をキービジュアルに、ドキュメント映像やスケッチ・模型・資料が並ぶ空間は実に素敵だ。映像が多いので苦痛かと思ったが、案外どれも見尽くしてしまった。どのセクションの人達も誇りを持って挑んでいるのが印象的だった。完成時の映像に思わず拍手しそうになったw。
私にとって学生時代からアート界のアイドルのような存在だったクリスト。もう観られないと思うとかなり寂しい。
8/3(水)11時半入館。混雑無し。映像をすべて見ると2時間ほどかかるので注意。
4.0
凱旋門が包まれている。
実物が見たい、でも見れない。そんな人にオススメ。
凱旋門を包む、と言う無謀な挑戦に挑んだ2人の物語。
1961年からの構想が実現するまでの過程を映像資料を見ながら追体験できる。
ロープの強度実験から作業員の方々が門を覆っていく所まで余すことなく見れる。
全ての映像を見ると2時間程かかるので、時間に余裕を持って見に行こう。
それにしたってこの2人は何でも包みたがるのね。
5.0
そういえば2021年9月、パリの凱旋門は梱包されたというニュースは見た覚えがある。ただ、そのときはクリストとジャンヌ=クロードは頑張ったのね、ぐらいに聞き流してました。なんせコロナでそれどころじゃなかった。今回の展示で改めて事実関係を見直すと、クリストは2020年に亡くなっており、パートナーのジャンヌ=クロードは2009年に亡くなっている。
つまり2人が亡き後、凱旋門がどのようにして布と赤いロープで包まれたのか、という話なんです。でも、その道のりは険しく、意外な罠にあふれていて、もう大変。ではどうやって切り抜けたのか、ということが、なんとなく分かる展示になってます。展示期間が長いのでもう2回ぐらいは見に行きたいと思います。
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