ライアン・ガンダー
われらの時代のサイン

東京オペラシティ アートギャラリー

  • 開催期間:2022年7月16日(土)~2022年9月19日(月・祝)
  • クリップ数:36 件
  • 感想・評価:6 件
ライアン・ガンダー われらの時代のサイン 東京オペラシティ アートギャラリー-1
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2000年来のコラボレーション(予言者)公益財団法人石川文化振興財団蔵
Courtesy the artist and TARO NASU
photo: Stevie Dix
脇役(バルタザール、ヴェニスの商人:第3幕第4場)
Courtesy the artist and Lisson Gallery
photo: Mark Waldhauser
クロノス・カイロス、14.58
Courtesy the artist and gb agency, Paris
photo: Aurélien Mole
最高傑作 公益財団法人石川文化振興財団蔵
Courtesy the artist and TARO NASU
photo: Martin Argyroglo
首にかけた重石(時間を無駄にしなかった証)
Courtesy the artist and TARO NASU
photo: Stevie Dix
編集は高くつくので 公益財団法人石川文化振興財団蔵
Courtesy the artist and TARO NASU
photo: Yasushi Ishikawa, Okayama Art Summit
編集は高くつくので 公益財団法人石川文化振興財団蔵
Courtesy the artist and TARO NASU
photo: Yasushi Ishikawa, Okayama Art Summit
はじめに、言葉がある以前、そこには……
Courtesy the artist and gb agency, Paris
photo: David Tolley
ウェイティング・スカルプチャー
Courtesy the artist and TARO NASU
photo: David Tolley
ひっくり返ったフランク・ロイド・ライト+遠藤新の椅子、数インチの雪が積もった後
Courtesy the artist and TARO NASU
photo: David Tolley
もはや世界はあなた中心ではない 大林コレクション蔵
Courtesy the artist and TARO NASU
photo:TARO NASU
なぜフランス人は窓から外を眺める?
Courtesy the artist and TARO NASU
photo: David Tolley
時間の問題にすぎない
Courtesy the artist
有効に使えた時間 タグチアートコレクション蔵
Courtesy the artist and TARO NASU
photo: Thierry Ball, TARO NASU
Courtesy the artist and TARO NASU
photo: Jon Gorrigan
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

国際的な注目を集めるライアン・ガンダー(1976年イギリス生)の東京で初めての大規模個展。

ガンダーの作品は、日常生活で気に留めることすら忘れているあたりまえの物事への着目を出発点として、オブジェ、インスタレーション、絵画、写真、映像などそのジャンルは多岐にわたります。制作の背景には、「見る」ということについての考察や日常経験の鋭い分析など、知的な好奇心が満ちあふれていて、その作品は見る人の思考や創造力を刺激して、私たちにさまざまな問いを抱かせます。意外なもの同士を結びつけ、情報を部分的に隠蔽し、ユーモアをまじえて「そもそも」を考えるきっかけをつくるのは、ガンダーの作品の真骨頂です。作品を前にすれば、思わずクスっとしたあとに、はっとするような発見が待っていることでしょう。新作を含めて空間全体をひとつの作品として創り上げることを目指す今回の個展を、ガンダー自身も楽しみにしています。

本展は当初2021年に開催を予定していましたが、コロナ禍により延期を余儀なくされました。しかし本人の申し出により「ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展」を代わりに開催し、絶妙な手法で、東京オペラシティ アートギャラリーの寺田コレクションに新しい光を当てました。困難な状況でも発想の転換でよいものを。これは「創造する力」を信じるガンダーを象徴するできごとでもありました。今回、満を持しての個展に加え、上階では再び「ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展」を開催します。二つの展覧会にぜひご期待ください。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年7月16日(土)~2022年9月19日(月・祝)
会場 東京オペラシティ アートギャラリー Google Map
住所 東京都新宿区西新宿3-20-2
時間 11:00~19:00 (最終入場時間 18:30)
休館日 月曜日 
8月7日(日・全館休館日)
観覧料 一般 1,400(1,200円)
大・高生 1,000(800円)
中学生以下 無料
  • ※同時開催「ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展」「project N 87 黒坂祐」の入場料を含みます
    ※( )内は各種割引料金。障害者手帳をお持ちの方および付添1名は無料
    ※割引の併用および入場料の払い戻しはできません
    ※新型コロナウイルス感染症対策および来館の際の注意事項は東京オペラシティ アートギャラリーウェブサイトをご確認ください
TEL050-5541-8600 (ハローダイヤル)
URLhttps://www.operacity.jp/ag/

東京オペラシティ アートギャラリーの情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

無機質と動画のアンバランスを楽しむ

メインとなっていたネズミが動き・喋ると言う展示。とても小さくて見逃しそうになります。メイン会場の外に動画もあり、大火傷をおった女性のsnsでの活躍が今を象徴しているようでした、人生の突然の変化について考えさせられるものでした。

4.0

ガンダーが仕掛ける〈なぞなぞ〉

 巨大な作品から見逃しそうな小さな作品まで。作品ごとの簡潔なテキストが鑑賞のヒントになる親切なハンドアウト。それによりしゃべるネズミは作家の9歳の娘さんのかわいらしい声とわかった。それでもガンダーの〈なぞなぞ〉に振り回される。

4.0

「見る」から始まる「見えないもの」を考える

オブジェ、インスタレーション、絵画、写真、映像など多岐にわたる表現方法を駆使する作家。「好奇心」をくすぐる作品が多く、その好奇心から見る側の「なにか」を刺激する。
見ることのできる作品から、見ることのできない様々なものを想起させる。時にユーモラスで、時に辛辣。作品の大小形状様々。リーフレットを見ながらチェックしないと見逃しそうなモノもある。まさか館内スタッフが首にかけているとは……w。
正直、画像だけを見ても、感じ取るのは難しいと思う。まぁ実際に見てきたすべての作品を受け取れたかと問われると答えがたい……。でも面白かった。

8/18(木)午後2時入館。混雑無し。撮影可。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

3.0

ねずみちゃん。

このねずみちゃんが気になっていたので来訪。最初に頂いた解説?読みながら見ていましたが、途中からどうでもよくなりました(笑)だってわからないんだもの、と思いながら見ると、逆に考えるようという力が働くのか、すっきりとした展示だったのに、妙に頭の芯が疲れていました。どれもインパクトはあったので、今それを思い返しながら、解説?読んでます。まあ、わからないですけど(笑)

4.0

図録を見直したらあれも作品だったことに気がつき、もう1回行く気になっている

薄暗い館内で懐中電灯を持って、文字通り、コレクションに光を当てながら鑑賞したのが、2021年のことでした。この展覧会が、本来は2021年に予定されていたライアン・ガンダー展のライアン・ガンダーによる代替案だったのですが、これはこれで、とてもよかった。

というわけで、1年待って、ようやく拝見。かなり予想のつかない展示で、どこまでが作品かというのも曖昧なものもあるし、どうやら触っていいものもあるようで、なかなか楽しい。解説のシートを見ながら、このコインも展示物とか、壁に穴が開いていてネズミが顔を出したりするのも作品で、いい感じです。コインロッカーも作品化されていて、割と気がつかない方も居たようです。

収蔵品展も「色を想像する」というタイトルでライアン・ガンダーが選んだモノクロ作品が並んでいます。これは昨年と同じだと思う。右側の壁に作品がびっちり並び、向かい側の壁に作品の位置を示す枠とキャプションが展示されている。これも面白い。そして通常、収蔵品展では撮影不可なのに今回は撮影OKで、そこそこうれしい。

そして、図録を見直したらあれも作品だったことに気がつき、もう1回行く気になってます。ちなみに図録はカバーが大判のポスターになっていて、豪華です。

4.0

見逃し注意(作品)

当初は2021年開催予定の展覧会がやっと開催。
混雑を避け平日の昼間に行ったが若者が非常に多い。
若者にそんなに人気があるのかと思いつつ、いざ中へ。
会場内の作品自体には説明書きがないので資料を片手にうろうろ。
それもそのはず、説明を見ないと作品が何なのかさっぱりわからない。
しかもすごく小さな作品も多数。うっかり見逃す可能性あり。
いかに作品に気づけるかも重要である。
彼のいたずら心に振り回されている感じだ。でも嫌じゃない。

個人的なお気に入りの作品は
『僕は大阪に戻らないだろう』2017
壁に空けられた小さな穴に円札が押し込まれていてガサガサと動いている。
シュールだが面白い。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

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出展作品・関連画像IMAGES

2000年来のコラボレーション(予言者)公益財団法人石川文化振興財団蔵
Courtesy the artist and TARO NASU
photo: Stevie Dix

脇役(バルタザール、ヴェニスの商人:第3幕第4場)
Courtesy the artist and Lisson Gallery
photo: Mark Waldhauser

クロノス・カイロス、14.58
Courtesy the artist and gb agency, Paris
photo: Aurélien Mole

最高傑作 公益財団法人石川文化振興財団蔵
Courtesy the artist and TARO NASU
photo: Martin Argyroglo

首にかけた重石(時間を無駄にしなかった証)
Courtesy the artist and TARO NASU
photo: Stevie Dix

編集は高くつくので 公益財団法人石川文化振興財団蔵
Courtesy the artist and TARO NASU
photo: Yasushi Ishikawa, Okayama Art Summit

編集は高くつくので 公益財団法人石川文化振興財団蔵
Courtesy the artist and TARO NASU
photo: Yasushi Ishikawa, Okayama Art Summit

はじめに、言葉がある以前、そこには……
Courtesy the artist and gb agency, Paris
photo: David Tolley

ウェイティング・スカルプチャー
Courtesy the artist and TARO NASU
photo: David Tolley

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