4.0
無機質と動画のアンバランスを楽しむ
メインとなっていたネズミが動き・喋ると言う展示。とても小さくて見逃しそうになります。メイン会場の外に動画もあり、大火傷をおった女性のsnsでの活躍が今を象徴しているようでした、人生の突然の変化について考えさせられるものでした。
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国際的な注目を集めるライアン・ガンダー(1976年イギリス生)の東京で初めての大規模個展。
ガンダーの作品は、日常生活で気に留めることすら忘れているあたりまえの物事への着目を出発点として、オブジェ、インスタレーション、絵画、写真、映像などそのジャンルは多岐にわたります。制作の背景には、「見る」ということについての考察や日常経験の鋭い分析など、知的な好奇心が満ちあふれていて、その作品は見る人の思考や創造力を刺激して、私たちにさまざまな問いを抱かせます。意外なもの同士を結びつけ、情報を部分的に隠蔽し、ユーモアをまじえて「そもそも」を考えるきっかけをつくるのは、ガンダーの作品の真骨頂です。作品を前にすれば、思わずクスっとしたあとに、はっとするような発見が待っていることでしょう。新作を含めて空間全体をひとつの作品として創り上げることを目指す今回の個展を、ガンダー自身も楽しみにしています。
本展は当初2021年に開催を予定していましたが、コロナ禍により延期を余儀なくされました。しかし本人の申し出により「ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展」を代わりに開催し、絶妙な手法で、東京オペラシティ アートギャラリーの寺田コレクションに新しい光を当てました。困難な状況でも発想の転換でよいものを。これは「創造する力」を信じるガンダーを象徴するできごとでもありました。今回、満を持しての個展に加え、上階では再び「ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展」を開催します。二つの展覧会にぜひご期待ください。
会期 | 2022年7月16日(土)~2022年9月19日(月・祝) |
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会場 | 東京オペラシティ アートギャラリー Google Map |
住所 | 東京都新宿区西新宿3-20-2 |
時間 |
11:00~19:00
(最終入場時間 18:30)
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休館日 |
月曜日 8月7日(日・全館休館日) |
観覧料 | 一般 1,400(1,200円) 大・高生 1,000(800円) 中学生以下 無料
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TEL | 050-5541-8600 (ハローダイヤル) |
URL | https://www.operacity.jp/ag/ |
4.0
メインとなっていたネズミが動き・喋ると言う展示。とても小さくて見逃しそうになります。メイン会場の外に動画もあり、大火傷をおった女性のsnsでの活躍が今を象徴しているようでした、人生の突然の変化について考えさせられるものでした。
4.0
巨大な作品から見逃しそうな小さな作品まで。作品ごとの簡潔なテキストが鑑賞のヒントになる親切なハンドアウト。それによりしゃべるネズミは作家の9歳の娘さんのかわいらしい声とわかった。それでもガンダーの〈なぞなぞ〉に振り回される。
4.0
オブジェ、インスタレーション、絵画、写真、映像など多岐にわたる表現方法を駆使する作家。「好奇心」をくすぐる作品が多く、その好奇心から見る側の「なにか」を刺激する。
見ることのできる作品から、見ることのできない様々なものを想起させる。時にユーモラスで、時に辛辣。作品の大小形状様々。リーフレットを見ながらチェックしないと見逃しそうなモノもある。まさか館内スタッフが首にかけているとは……w。
正直、画像だけを見ても、感じ取るのは難しいと思う。まぁ実際に見てきたすべての作品を受け取れたかと問われると答えがたい……。でも面白かった。
8/18(木)午後2時入館。混雑無し。撮影可。
3.0
このねずみちゃんが気になっていたので来訪。最初に頂いた解説?読みながら見ていましたが、途中からどうでもよくなりました(笑)だってわからないんだもの、と思いながら見ると、逆に考えるようという力が働くのか、すっきりとした展示だったのに、妙に頭の芯が疲れていました。どれもインパクトはあったので、今それを思い返しながら、解説?読んでます。まあ、わからないですけど(笑)
4.0
薄暗い館内で懐中電灯を持って、文字通り、コレクションに光を当てながら鑑賞したのが、2021年のことでした。この展覧会が、本来は2021年に予定されていたライアン・ガンダー展のライアン・ガンダーによる代替案だったのですが、これはこれで、とてもよかった。
というわけで、1年待って、ようやく拝見。かなり予想のつかない展示で、どこまでが作品かというのも曖昧なものもあるし、どうやら触っていいものもあるようで、なかなか楽しい。解説のシートを見ながら、このコインも展示物とか、壁に穴が開いていてネズミが顔を出したりするのも作品で、いい感じです。コインロッカーも作品化されていて、割と気がつかない方も居たようです。
収蔵品展も「色を想像する」というタイトルでライアン・ガンダーが選んだモノクロ作品が並んでいます。これは昨年と同じだと思う。右側の壁に作品がびっちり並び、向かい側の壁に作品の位置を示す枠とキャプションが展示されている。これも面白い。そして通常、収蔵品展では撮影不可なのに今回は撮影OKで、そこそこうれしい。
そして、図録を見直したらあれも作品だったことに気がつき、もう1回行く気になってます。ちなみに図録はカバーが大判のポスターになっていて、豪華です。
4.0
当初は2021年開催予定の展覧会がやっと開催。
混雑を避け平日の昼間に行ったが若者が非常に多い。
若者にそんなに人気があるのかと思いつつ、いざ中へ。
会場内の作品自体には説明書きがないので資料を片手にうろうろ。
それもそのはず、説明を見ないと作品が何なのかさっぱりわからない。
しかもすごく小さな作品も多数。うっかり見逃す可能性あり。
いかに作品に気づけるかも重要である。
彼のいたずら心に振り回されている感じだ。でも嫌じゃない。
個人的なお気に入りの作品は
『僕は大阪に戻らないだろう』2017
壁に空けられた小さな穴に円札が押し込まれていてガサガサと動いている。
シュールだが面白い。
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