この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
一枚の紙から広がる現代切り絵の世界
「切り絵」とは紙をハサミやナイフなどで切り抜いて、貼ることによって絵を描いてゆく技法のひとつです。カットによって生まれる切り口(線や断面)を活かすことで、絵の具で描いているのとはまた違った独特な効果が生み出されます。日本で切り絵という言葉が使われ始めたのは昭和40年代だとも言われていますが、紙を切って造形する方法は、昔から神前での儀式のために使われてきた伝統文化です。
本展では、日本を代表する女性の切り絵作家7人の100点を越える作品を展観いたします。蒼山日菜は小さなハサミだけを使い、まるで繊細なレース編みのように切り抜いた作品で知られています。SouMa(ソウマ)は切り絵の概念を超えた立体的で重層的かつ精緻な作品を特徴としています。筑紫ゆうなは多くのパーツを丹念に切り取り、絵具やパステルで着彩することによってユーモラスでちょっと不思議な作品を組み立ててゆきます。福井利佐は高度なデッサン力に裏打ちされた曲線描写と大胆な構図の力強い作品を生み出します。切り剣Masayoは生き物をテーマにした、すべてつながった一枚の紙から生み出されたとは信じ難い立体感と生命力あふれる作品を特徴としています。松原真紀は郷里の八女手漉き和紙にこだわり、季節の草花や動物を1枚の紙から切り出します。柳沢京子は日本古来の渋紙を用いた切り絵作家の第一人者です。
このように一括りに切り絵とは呼べないほどバラエティに富んだ7人の作家の作品を通して、現代日本の切り絵の繊細で華麗な世界をお楽しみください。
◆ 出品作家
蒼山日菜、SouMa、筑紫ゆうな、福井利佐、切り剣Masayo、松原真紀、柳沢京子
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2023年2月4日(土)〜2023年3月19日(日) |
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会場 |
そごう美術館
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住所 | 神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店 6階(横浜駅東口) |
時間 |
10:00〜20:00
(最終入場時間 19:30)
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休館日 | 会期中無休 |
観覧料 | 一般 1,200円(1,000円) 大学・高校生 1,000円(800円) 中学生以下 無料
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TEL | 045-465-5515 |
URL | https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/ |
そごう美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES

福井利佐《幽玄美 of能「化身」》 2005年
photo: Yoshihito Sasaguchi, make-up: UDA [mekashi project]

蒼山日菜《Olympic1》2021年

SouMa《Robin》2017年

筑紫ゆうな《無題》2021年

切り剣Masayo《昴然(孔雀)》2019年

松原真紀《メイさんの日》2020年

柳沢京子《ギュー、して。「母子像より」》2021年

切り剣 Masayo《海蛸子》2018年

蒼山日菜《Voltaire》2009年