2022年コレクション展Ⅰ「た・び・て・ん」
小企画 生誕100年 元永定正展
-伊賀上野から神戸、そしてニューヨークへ-

兵庫県立美術館

  • 開催期間:2022年1月22日(土)~2022年7月3日(日)
  • クリップ数:6 件
  • 感想・評価:5 件
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詫摩 昭人《逃走の線 1》2004 年 兵庫県立美術館蔵
林 勇気《another world -alternative》2017年 静岡市美術館での展示 (撮影:木奥惠三)
歌川 国員《浪花百景 三大橋》兵庫県立美術館蔵
織田 一磨《大阪風景 住吉》1918年 兵庫県立美術館蔵
新井 完《御手洗風景》1923年 兵庫県立美術館蔵
金山 平三《一時に新芽ふく》1945-56年 兵庫県立美術館蔵
元永 定正《寶がある》1954年頃 個人蔵(三重県立美術館寄託)
元永 定正《ざるから》1954年 個人蔵
元永 定正《作品 N.Y No.1》1967年 兵庫県立美術館蔵
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

コレクション展 Ⅰ | た・び・て・ん
自由に外に出ていく時間が少ない日々が続きました。そこで、美術館で「旅」の気分を味わってはどうかと考えました。そうです。われわれには「美術館がある」「美術がある」「作品がある」ということで、作品とともに、あるいは作品の中へと旅に出たいと思います。

小企画 生誕100年 元永定正展 -伊賀上野から神戸、そしてニューヨークへ-
元永定正(もとながさだまさ 1922-2011年、三重県阿山郡上野町(現・三重県伊賀市)生まれ)は、具体美術協会を代表する作家のひとりとして世界的に知られています。そのカラフルな色彩と生命体を思わせる形態は、こどもから大人まで高い人気を誇ります。

元永の生誕100年にあたる2022年、兵庫県立美術館では、元永が伊賀から神戸へ移住し、ニューヨークへ渡るまでの期間に焦点を絞り、「場の移動≒旅」という観点から作品を紹介します。

今回の展示では、兵庫県立美術館のコレクションに加えて、初期の代表作や立体作品を紹介します。また、調査中に新たに発見された作品や、国内では初展示となる作品や資料も展示します。立体・平面という区別なく自在に表現した元永の多彩な表現をお楽しみください。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年1月22日(土)~2022年7月3日(日)
  • ※4月11日(月)~22日(金)は休室し、一部展示替あり
会場 兵庫県立美術館 Google Map
住所 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 (HAT神戸内)
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日 月曜日 
3月22日(火)
※ただし3月21日(月)は開館
観覧料 一般 500円(400円)
大学生 400円(300円)
高校生以下 無料
70歳以上 250円(200円)
障がい者
一般 100円(100円)
大学生 100円(50円)

◆特別展とのセット料金
一般 300円
大学生 200円
高校生以下 無料
70歳以上 150円
障がい者
一般 50円
大学生 50円

  • ※( )内は20名以上の団体料金
    ※一般以外の料金には証明できるものを要提示
    ※毎月第2日曜日(2月13日、3月13日、4月10日、5月8日、6月12日)は公益財団法人伊藤文化財団の協賛により無料です
    ※団体(20名以上)で鑑賞の場合は、美術館へ事前の連絡が必要です
    ※障がいのある方1名につき、介護の方1名は無料です
TEL078-262-1011
URLhttps://www.artm.pref.hyogo.jp

兵庫県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

兵庫県立美術館 兵庫県立美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

も〜やんさん、色々描いていたんですね

「た・び・て・ん」では先だってレポートで掲載したので、今回は「小企画 生誕100年 元永定正展」についての感想を。
 「も〜やん」こと元永さんは阪神間や海外で活躍した具体のメンバーのお一人。元永さんといえば抽象画のイメージだったが、本展で神戸の街や人物画を描いていたことがわかる。元永さんは当初、漫画など具象を描いていたけれど、芦屋市展に参加をきっかけに抽象画を描きたくなったそうである。(出品作品が抽象画が多かった!)抽象画を描きたいけれど、はてどうやって描いたらいいかわからない。そこで、芦屋浜に漂流したガラクタを使ってオブジェを作ってみた。そこから発想を得て抽象画への作風へと変わっていく。先日、担当学芸員の解説会で聞いて面白かったのが、メインビジュアルになっている《寶がある》は摩耶山がモデルとなっているそうだ。当時摩耶山には遊園地(!)があって夜にはピカピカとネオンが光っていたそうだ。おそらく芦屋浜あたりに住んでいた元永さんは夜光る山を見て描いたのではないかという考察だった。
 巨匠でも初めはどうやって描いたらいいかわからないものなのだと親近感が湧いた。まずはシンプルに作品の色やカタチから楽しんでそこからそのモチーフを探っていっても面白いかも。

REPORT

コーヒー1杯分でいくアートの旅へ

 毎回このコレクション展を楽しみにしている。コーヒー1杯分のチケットで小一時間ほどアートの旅に出かけられる穴場スポットなのだ。こちらのコレクション展では、年に2回テーマを設け、コレクションの中から作品をテーマに合わせた展示が…readmore

  • VIEW873
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  • BY futura

3.0

風景をみいだす旅へ

「旅」をテーマにしたコレクション展ということで、やはり楽しむべきは風景ということになるだろう。旅とは切り離せない津々浦々の風景。旅立つ前の地点を懐かしみ、名残惜しさを感じながらも、まだ見ぬ場所への好奇心を募らせる感覚。コレクション展のテーマ企画は、その都度作品の表情を少し変えてくれるところがおもしろい。旅にともなう感覚がそれぞれの作品に「場所」と「移動」を想起させ、寂しさやワクワク感を湧きあがらせてくれる。絵画が表現するのは現実離れした風景であることも珍しくないが、それこそアートで旅する楽しみといえる。
今回気に入った展示は「横尾忠則の日本原風景旅行」。コラージュ的でいびつな印象を与える絵画を多く見てきたからか、横尾氏にしてはシンプルな風景描写が並んでいて不意を突かれたような。色彩は鮮烈だが、静かな時間が流れているような状景が広がっている。旅の風景への憧憬とその美しさを伝えたいという思いが反映されているのか、目が引きつけられた。すぐそばに展示されている、観光ガイドな江戸時代の名所絵とよい対比をなしていた。

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みほぽんさん

3.0

旅をテーマにコレクションを見る

旅をテーマにコレクションを展示されており
新しい視点で楽しめた。
パート1の「旅への誘い」の冒頭のインスタレーション(林勇気)で引き込まれた。

時代や作風がバラバラな色々な作品を旅という切り口で展示しているため
アーティストや時代ごとの旅へのあこがれが感じられた。
何度も美術館に行っていると見慣れた感がある名所絵も
簡単に旅に出られないこの時代に見ると響くものがある。

欲を言えば描かれた場所や町を分かる限りで描いた地図などがあったら
もっと旅を一緒に感じられたと思う。
(どこという概念がない作品や不明なもの、絞り込むのに手間がかかりそうなものもあり簡単にはいかなそうだが)

小磯良平は小磯良平記念館に行くほどは
興味がわかずまとまった数を見る機会がなかった。
今回たびてんの一部として見ることで好きな作風のものもあることを知り
小磯良平記念美術館にも一度行ってみたいと思った

THANKS!をクリックしたユーザー
futuraさん、morinousagisanさん、他1人

4.0

絵本「もこ もこもこ」が生まれるまでの「元永定正」の制作を追う

コレクション展「たびてん」のお目当ては「元永定正」
具体のメンバーの一人であった元永ですが、谷川俊太郎との絵本「もこ もこもこ」が有名です。
本展は私たちが知っている、よく見かける元永定正作品以前、
谷川俊太郎と出会う前(1952-1967)をコレクション展の全体のテーマ「旅」と関連付けて作品と資料が展示されています。
以後の作品にみられるような片鱗もこの時代の作品に見て取ることができます。

元永も吉原治良の「人の真似をするな。今までにないものをつくれ」の言葉にあるように
日本画の「たらしこみ」の技法にヒントを得て絵具を流して描くようになります。
日本の「具体」に注目していたアンフォルメルのミシェル・タピエの紹介で
元永はニューヨークのマーサ・ジャクソン画廊と契約を結び、個展(1961.12.19-1962。1.6)も開いていました。
ニューヨークでうまく流れる絵具が見つからずエアブラシで描くようになり、その本格的な作品「作品 N.Y No.1」が印象深い。

「絵具を流す」から「エアブラシ」って現代作家のあの方に似てますよね・・・

THANKS!をクリックしたユーザー
futuraさん、Audreyさん

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出展作品・関連画像IMAGES

詫摩 昭人《逃走の線 1》2004 年 兵庫県立美術館蔵

林 勇気《another world -alternative》2017年 静岡市美術館での展示 (撮影:木奥惠三)

歌川 国員《浪花百景 三大橋》兵庫県立美術館蔵

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新井 完《御手洗風景》1923年 兵庫県立美術館蔵

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元永 定正《寶がある》1954年頃 個人蔵(三重県立美術館寄託)

元永 定正《ざるから》1954年 個人蔵

元永 定正《作品 N.Y No.1》1967年 兵庫県立美術館蔵

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