鑑賞レポート一覧

2022年コレクション展Ⅰ「た・び・て・ん」 小企画  生誕100年 元永定正展 -伊賀上野から神戸、そしてニューヨークへ-

2022年コレクション展Ⅰ「た・び・て・ん」 小企画 生誕100年 元永定正展 -伊賀上野から神戸、そしてニューヨークへ-

兵庫県立美術館|兵庫県

開催期間:

  • VIEW873
  • THANKS0

コーヒー1杯分でいくアートの旅へ

 毎回このコレクション展を楽しみにしている。コーヒー1杯分のチケットで小一時間ほどアートの旅に出かけられる穴場スポットなのだ。こちらのコレクション展では、年に2回テーマを設け、コレクションの中から作品をテーマに合わせた展示がされている。
 
 今回は「た・び・て・ん」と「元永定正展」を合わせて5つのパートに分かれている(広い展示室なので、入る前に休憩しておくと◎)。

 新鮮だったのは、1階と2階の常設展示室が一つのテーマで繋がっていたことだ。金山平三と小磯良平の作品も今回は旅をテーマに展示されているのだ。1階から入って、2階まで続いているのでお見逃しなきように。

 さて、今回のテーマは「旅」だ。「しばらくどこにもいってないなぁ。」と思いつつ、展示室へ。展示室へ入ってすぐに林勇気の映像作品が目前に広がり、一瞬で異世界へ連れて行かれる… 
 
 そして改めて「いい!」と感じたのは川瀬巴水の版画作品だ。江戸から明治時代の版画作品を観た後に川瀬の作品を見ると、その写実的表現の違いがよくわかる。作品の前に立つとその場にいて風が吹いているのを、その水辺の空気さえも感じることができる。決して大きくない作品だが、その存在感は心の中にまで入って来る。

 他にも画家時代の横尾忠則の作品。日本の風景を描いているがなぜかユートピア感がたっぷり。ぜひ、いろんな作品と出会ってアートの旅を楽しんでほしい。

鑑賞レポート一覧に戻る

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

※あなたの美術館鑑賞をアートアジェンダがサポートいたします。
詳しくはこちら

CLOSE

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

ログインせずに「いいね(THANKS!)」する場合は こちら

CLOSE


がマイページにクリップされました

CLOSE マイページクリップ一覧を見る


がお気に入りに登録されました

CLOSE マイページお気に入り一覧を見る


を訪問済みに移動しました

CLOSE マイページ訪問済みイベントを見る

CLOSE

name

参考になりました!をクリックしたユーザー 一覧
CLOSE