六本木クロッシング2022展:往来オーライ!

森美術館

  • 開催期間:2022年12月1日(木)~2023年3月26日(日)
  • クリップ数:36 件
  • 感想・評価:4 件
六本木クロッシング2022展:往来オーライ! 森美術館-1
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青木野枝《ふりそそぐものたち/長崎》2019年
鉄、ガラス 580×1,370×1,500 cm
展示風景:「ふりそそぐものたち」長崎県美術館 2019年 撮影:山本 糾 画像提供:ANOMALY(東京)
※参考図版
市原えつこ+ ISIDイノラボ《都市のナマハゲーNamahage in Tokyo》2017年
VRゴーグル、ドローン、防毒マスク、電子パーツ、プラモデル、ミノ、ほか サイズ可変
※参考図版
池田 宏《椎久愼介 標津町2022年7月》2022年 デジタルデータ サイズ可変
AKI INOMATA《彫刻のつくりかた》2018年- インスタレーション サイズ可変
Courtesy:公益財団法人 現代芸術振興財団(東京)
展示風景:「彫刻のつくりかた」公益財団法人 現代芸術振興財団 事務局(東京)2021年
撮影:木奥惠三
金川晋吾《長い間》2011年 インクジェットプリント 28.3×35.7 cm
キュンチョメ《声枯れるまで》2019年 ビデオ 32分
呉 夏枝(オ・ハヂ)《空白いろのきおくに浮かぶ海女の家/船(えぶね)》2018年
金沢で集めた古着や布(麻長襦袢、木綿晒など)、亜麻、陶器重り、釣針、サイアノタイププリント サイズ可変
展示風景:「東アジア文化都市2018金沢 変容する家」金沢21世紀美術館
撮影:木奥惠三
※参考図版
O JUN《美しき天然》2019年 油彩、キャンバス 350×240 cm Courtesy: ミヅマアートギャラリー(東京)
SIDE CORE / EVERDAY HOLIDAY SQUAD《ロードワーク》2017年
工事用照明器具、単管、チェーン、カラーコーン、ヘルメット、作業着、ビデオ、ほか サイズ可変
撮影:後藤秀二
画像提供:リボーンアート・フェスティバル2017(宮城)
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

「六本木クロッシング」は、森美術館が3年に一度、日本の現代アートシーンを総覧する定点観測的な展覧会として、2004年以来共同キュレーション形式で開催してきたシリーズ展です。第7回目となる今回は、1940年代~1990年代生まれの日本のアーティスト22組を紹介します。すでに国際的な活躍が目覚ましいアーティストたちから今後の活躍が期待される新進気鋭の若手まで、創造活動の交差点(クロッシング)となる展覧会です。

長引くコロナ禍により私たちの生活は大きく変化し、これまで見えにくかったさまざまな事象が日本社会の中で顕在化しました。以前はあたりまえのように受け入れていた身近な物事や生活環境を見つめ直すようになったり、共にこの怒涛の時代を生きる隣人たちの存在とその多様さを強く意識するようになりました。そして今後、人流が回復し新たな文化の展開が期待されるなか、あらためて現在の「日本」にはさまざまな民族が共生し、この地に塗り重ねられた歴史や文化が実はすでに色とりどりであることについて、再考が求められるでしょう。その先に私たちはどのような未来を想像し、また共に作っていくことができるのでしょうか。

サブタイトルの「往来オーライ!」には、歴史上、異文化との交流や人の往来が繰り返され、複雑な過去を経て、現在の日本には多様な人・文化が共存しているという事実を再認識しつつ、コロナ禍で途絶えてしまった人々の往来を再び取り戻したい、という思いが込められています。

このような文脈において、日本の現代美術やクリエーションとは何かをあらためて広い視野から検証し、先の見えない明日をみなさんと一緒に考えたいと思います。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年12月1日(木)~2023年3月26日(日)
会場 森美術館 Google Map
住所 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53F
時間 10:00~22:00 (最終入場時間 21:30)
  • ※火曜日のみ17:00まで(最終入館 16:30)
    ※ただし1月3日(火)、3月21日(火・祝)は22:00まで
休館日 会期中無休 
観覧料 [平日]
一般 1,800円(1,600円)
学生(高校・大学生)1,200円(1,100円)
子供(4歳~中学生)600円(500円)
シニア(65歳以上)1,500円(1,300円)

[土・日・休日]
一般 2,000円(1,800円)
学生(高校・大学生)1,300円(1,200円)
子供(4歳~中学生)700円(600円)
シニア(65歳以上)1,700円(1,500円)
  • ※専用オンラインサイトでチケットを購入すると( )の料金が適用されます
    ※本展は、事前予約制(日時指定券)を導入しています。専用オンラインサイトから「日時指定券」を購入ください。日時指定券の販売開始日は森美術館のWEBサイトをご確認ください
    ※当日、日時指定枠に空きがある場合は、事前予約なしで入館できます
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
URLhttps://www.mori.art.museum/jp/

森美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

3.0

現代美術は世界的社会的個人的問題に溢れている。

青木千絵の不思議な人体はよかったし、青木野枝、石内都もよかった。
様々な作品が集まっているのも、そこそこ悪くない。
しかし、22組中全体的には、社会的なまたは個人的な問題提起を発端とする作品が多かった気がする。これらは解説を読まないと理解しづらいものがほとんどだった。そこを凌駕するほどの作品は少ない。解説にすべて答えが提示されているのは興醒めな気がする。
AKI INOMATAのビーバー作品のように、鑑賞者に現代美術を考えることを提示するのは新鮮だった。
面白おかしい必要はないけど、個人的には、作品自体で驚きや気づきがあるものが〈六本木クロッシング〉では観てみたかった。

2月3日(金)10時半入館。ヒグチヨウコ展の長蛇の列を横目に、ガラガラだった。
一部を除いて撮影可。

THANKS!をクリックしたユーザー
micco3216さん、さいさん、ファイさん、morinousagisanさん

3.0

なかなか難しい…

私には難しいアートでした。
でもこういうアート、自分だったら思いつかないなと思い、すごいなと思いました。
結構海外の方がいてびっくりしました。

THANKS!をクリックしたユーザー
ファイさん

3.0

先の見えない明日

身近な物事や生活環境などを題材にされた本展は、先の見えない明日を考えさせられる展示が溢れていました。
沖縄の米軍基地や辺野古などを描いた作品に、色々考えさせられました。

THANKS!をクリックしたユーザー
さいさん、micco3216さん

4.0

日本の現代アートを楽しむ

日本のアーティスト22組の創作活動の交差点【クロッシング】となる展覧会。
今回はコロナ禍を起点に現代社会をあらためて見つめ直す、と言うもの。
サブタイトルの往来オーライの意味は本展やチラシで確認してください。
(ちょっと説明が面倒なので、笑)
一言で言ってしまえば、何でもありの展覧会です。
テーマはあるもののその捉え方は正に千差万別、十人十色。
インパクト重視のモノもあるし、退屈なモノもある。
本展の趣旨を理解しているとは言え、作家の押し付けがましい世界観を
見せつけられるのも辟易する……作品もある。こう言った作品は
社会的なテーマの場合は少なからずあるから、仕方ない。
割りきって楽しんだ方が良い。

個人的なお気に入りは青木千絵の『BODY』シリーズ。
人の形をした人ではないナニかが、絶妙に不気味で良い。

THANKS!をクリックしたユーザー
ファイさん、さいさん

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出展作品・関連画像IMAGES

青木野枝《ふりそそぐものたち/長崎》2019年
鉄、ガラス 580×1,370×1,500 cm
展示風景:「ふりそそぐものたち」長崎県美術館 2019年 撮影:山本 糾 画像提供:ANOMALY(東京)
※参考図版

市原えつこ+ ISIDイノラボ《都市のナマハゲーNamahage in Tokyo》2017年
VRゴーグル、ドローン、防毒マスク、電子パーツ、プラモデル、ミノ、ほか サイズ可変
※参考図版

池田 宏《椎久愼介 標津町2022年7月》2022年 デジタルデータ サイズ可変

AKI INOMATA《彫刻のつくりかた》2018年- インスタレーション サイズ可変
Courtesy:公益財団法人 現代芸術振興財団(東京)
展示風景:「彫刻のつくりかた」公益財団法人 現代芸術振興財団 事務局(東京)2021年
撮影:木奥惠三

金川晋吾《長い間》2011年 インクジェットプリント 28.3×35.7 cm

キュンチョメ《声枯れるまで》2019年 ビデオ 32分

呉 夏枝(オ・ハヂ)《空白いろのきおくに浮かぶ海女の家/船(えぶね)》2018年
金沢で集めた古着や布(麻長襦袢、木綿晒など)、亜麻、陶器重り、釣針、サイアノタイププリント サイズ可変
展示風景:「東アジア文化都市2018金沢 変容する家」金沢21世紀美術館
撮影:木奥惠三
※参考図版

O JUN《美しき天然》2019年 油彩、キャンバス 350×240 cm Courtesy: ミヅマアートギャラリー(東京)

SIDE CORE / EVERDAY HOLIDAY SQUAD《ロードワーク》2017年
工事用照明器具、単管、チェーン、カラーコーン、ヘルメット、作業着、ビデオ、ほか サイズ可変
撮影:後藤秀二
画像提供:リボーンアート・フェスティバル2017(宮城)

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