イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜
モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン

あべのハルカス美術館

  • 開催期間:2022年1月28日(金)~2022年4月3日(日)
  • クリップ数:49 件
  • 感想・評価:3 件
イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜 モネ 、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン あべのハルカス美術館-1
クロード・モネ《睡蓮の池》1907年 油彩・カンヴァス イスラエル博物館蔵 PHOTO©The Israel Museum,Jerusalem
イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜 モネ 、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン あべのハルカス美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

50万点にのぼる膨大な文化財を所蔵し、豊かな印象派コレクションでも知られるエルサレムのイスラエル博物館。

本展では、同館所蔵の印象派の名作が初めてまとまって来日します。モネの自信作とされる《睡蓮の池》をはじめ、バルビゾン派からナビ派までの流れの中で、外光から内なる光へと向かった画家たちの「光の系譜」をたどります。

◆ 見どころ
1907年「当たり年」のモネが初来日!
1907年、個展に向けて睡蓮の連作を手がけていたモネは、満足のいく仕上がりを目指して何度も個展の開催延期を重ね、ようやく1909年に自信作48点を発表します。本作はその出品作の1点で、脂が乗りきった時期に描かれた傑作。水面に反射する青空と白い雲の輝きにも注目です!

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年1月28日(金)~2022年4月3日(日)
会場 あべのハルカス美術館 Google Map
住所 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階
時間 10:00~20:00 (最終入場時間 19:30)
  • 月土日祝:10:00~18:00(最終入場時間 17:30)
休館日 1月31日、2月7日の各月曜日
観覧料 一般 1,900(1,700円)
大高生 1,100円(900円)
中小生 500円(300円)
  • ※( )内は前売りおよび15名様以上の団体料金
    ※障がい者手帳をお持ちの方は、美術館チケットカウンターで購入されたご本人と付き添いの方1名様まで当日料金の半額
    ※特別展「メトロポリタン美術館展 ─西洋絵画の500年─」(11月13日[土]~2022年1月16日[日]大阪市立美術館)の半券提示で本展の当日券を100円引きでご購入いただけます。(1枚につきお一人様1回限り有効、他の割引券との併用不可)
    数量限定 お得な前売セット券も発売! ペア券(一般2枚組) 3,000円
    ◎前売券販売期間 11月20日(土)~2022年1月27日(木)
TEL06-4399-9050
URLhttps://www.ktv.jp/event/insyouha/

あべのハルカス美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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巡回展TRAVELING EXHIBITION

イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜 モネ 、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン 巡回情報
※巡回先は、全情報が載っていない場合もございます。最新の巡回先一覧は、展覧会公式サイトなどでご確認いただけますよう、お願いいたします。
また、会期が変更など開催情報に変更が生じる場合がありますので、お出かけの際には、公式サイトにて最新情報をご確認ください。

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

新しい発見

本展に足を運ぶことになった時、下調べもせず、正直あまり期待もしていなかった。少し前に訪れた大阪市立美術館の「メトロポリタン美術館展」に出品されていたルノアール、モネ、ゴッホ等の印象派の画家が共通していることもあり、類似する内容かと思い込んでの会場入りとなった。
しかし、早々にその軽い思いは覆されることになろうとは。今回は「光の系譜」と題され、光がテーマになっているのだが、まずコローの作品に出迎えられ、その存在感に圧倒される。そびえ立つ木々の陰影、それに対峙する天上の明るさ、光。何度も塗り込まれている複雑な空の色味に見入ってしまった。
他も個人的に大好きなモネ、一連の蓮の絵は数えきれない位、目にしているが、本展では光に重きを置かれていることもあり、今まで見たことのない、ユニークな作品に感じられた。
ゴッホの作品も「ひまわり」を彷彿とさせる色彩で、やはり人の心を惹き付け、素晴らしかった。
そのような数々のビッグネームの中にあり、ひときわ異彩を放っていたのが、レッサーユリィの「夜のポツダム広場」である。
前述の投稿者の方も書いておられたが、当方も何の知識も持ち合わせず、作品を目の前にして狼狽えてしまった。
後で調べ、ネット上でも評価が高く、話題になっていることを知り、至極納得した。
近くに寄って見ると、失礼ながら割とラフな筆致に見えるが、離れてみると陰鬱そうな夜の街、その濡れた石畳に灯りが映り込むというヨーロッパ独特の世界を見事に描いてみせていた。
ナチの弾圧を受けながら大変な時代を生きた、興味をかきたてられるアーティストである。また、是非、他の作品にも触れてみたいと思った。

THANKS!をクリックしたユーザー
Kayさん、他1人

REPORT

レッサーユリィはどうして人気なのか。

大阪へ巡回前から盛り上がっていたレッサーユリィの《夜のポツダム広場》。
レッサーユリィ聞いたことがない画家です。
本展の出品作の8割が日本初公開の上に、日本人が大好きなモネやゴッホやルノアールを含む印象派の作品が主作品となった…readmore

THANKS!をクリックしたユーザー
Audreyさん、niko3さん

4.0

光の印象

イスラエル博物館から多彩な印象派作品が集結している本展。出品数は70点にも満たないが、都市や自然や人物など、さまざまな印象派の系譜に連なる作家がとらえた風景が体系立てて紹介されており、充実した展示空間となっていた。一部撮影可能だったのも嬉しい。
「光の系譜」というように、画家たちが描いた画面にはさまざまな時間や空間を満たす光の印象が表れている。戸外から屋内、あるいは人や静物がまとった光まで、写真にはできない表現としての光がとらえられていると感じた。個人的にとくに魅力的だったのは都市の光。この章の作品数は多くないがレッサー・ユリィの話題の作品もここに属している。ここで印象的だったのはゴッホの作品。公園の入り口を描いた画面は光というより色の画面。正直、時間も天候も絵の雰囲気からは掴みにくいのだが、都市の光の魅力はまさに風景描写ではなく、「情景」なのだということがよくわかる作品だった。
印象派とその前後の作品を通して「光の系譜」がよく理解できる構成の展覧会だった。

THANKS!をクリックしたユーザー
Kayさん、morinousagisanさん

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クロード・モネ《睡蓮の池》1907年 油彩・カンヴァス イスラエル博物館蔵 PHOTO©The Israel Museum,Jerusalem

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