5.0
充実でした
顔の表情に特徴があって特に目。三角の線の中に瞳があって、はっきりとした顔立ち。そして、じっと見ているとひきこまれていくような絵がたくさんあり、楽しめました。
その中でおしゃれなカルメンの絵と、赤い花が私は気に入りました。とくに赤い花の赤の色が、とてもきれいです。
三島にべルナーレの美術館があるとのこと。機会を見つけ他の絵も見たいと思いました。
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戦後フランスで一世を風靡した大画家の、一度見たら忘れられない重厚な具象画の世界。
20世紀後半のフランスを代表する具象画家ベルナール・ビュフェ(1928‐1999)。刺すような黒く鋭い描線によるクールな描写を特徴とする画風は、第二次世界大戦直後の不安と虚無感を原点とし、サルトルの実存主義やカミュの不条理の思想と呼応し一世を風靡しました。
抽象絵画が主流となっていくなかで、人気作家となっていったビュフェは批判されながらも自らの道を貫きます。そして近年、パリ市立近代美術館で本格的な回顧展が開かれるなど、再評価が高まっています。疫病の不安が重くのしかかり、多くの自然災害に翻弄される今、本展は我々と共通点のある時代を生き抜いたこの画家の作品世界を、年代を追う形で「時代」という言葉をキーワードに、世界一のコレクションを誇るベルナール・ビュフェ美術館(静岡県)が所蔵する油彩を中心とした約80作品で振り返ります。
◆ ベルナール・ビュフェ Bernard Buffet
1928年、パリ生まれ。44年、国立高等美術学校に入学。48年、20歳にして権威ある批評家賞を受賞し脚光を浴びる。生涯の伴侶となるアナベルとは 58年に出会い結婚。その後も国内外での個展、レジオン・ドヌール勲章受章など、名誉ある画業を辿る。しかし心の中の孤独が癒えることはなく、99年に自ら命を絶った。享年71。
会期 |
2020年11月21日(土)~2021年1月24日(日)
|
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会場 | Bunkamura ザ・ミュージアム Google Map |
住所 | 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura B1F |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
|
休館日 | 1月1日 (金・祝)のみ休館 |
観覧料 | 一般 1,600円 大学・高校生 1,000円 中学・小学生 700円
|
TEL | ハローダイヤル 03-5777-8600 |
URL | https://www.bunkamura.co.jp/museum/ |
5.0
顔の表情に特徴があって特に目。三角の線の中に瞳があって、はっきりとした顔立ち。そして、じっと見ているとひきこまれていくような絵がたくさんあり、楽しめました。
その中でおしゃれなカルメンの絵と、赤い花が私は気に入りました。とくに赤い花の赤の色が、とてもきれいです。
三島にべルナーレの美術館があるとのこと。機会を見つけ他の絵も見たいと思いました。
5.0
12月18日午後、行った。
空いてた。
1月9日以降の土日祝日は予約が必要。
ベルナール・ビュフェ(1928〜1999年 享年71歳)フランス生まれ
今回の展示は78点。
年代順になっているので、ビュフェの人生や画風の変化をたどることができる。
外国人画家の展覧会と言えば、海外から借りた作品が多そうだが、全て静岡県のベルナール・ビュフェ美術館(1973年創設)からの出展。そのコレクションは2000点を超え世界一を誇る。
ビュフェも1980年(52歳)に美術館の招待により初来日し、7回日本を訪れているらしい。
今回は展示されていないが、相撲の力士を描いた作品もある。
作品は独特で好みが分かれそうだが、私は作品に書かれた彼のサインに惹かれた。全てでは無いが、こんなに堂々とサインを入れている画家が他にいたかな?その文字もカッコいい!アルブレヒト・デューラーが自画像で、顔の側に入れてるけど…
コロナの時代。国内の所蔵作品を見直すのも有りかも。
5.0
あまりよく知らなかったビュフェの人生を区切り区切りで紹介してくれる展覧会。作風が変わるのと人生の岐路が様々に交差して、なるほどと思う者や、なぜそうなる?と思うものなどとても面白く見てきました。
平日は静かなので本当に本当の「ひとり占め」で作品を堪能できてよかったです。
4.0
キャッチコピーにもあるように、直線的で、鋭い独特の描線による具象画の数々はとてもインパクトがありました。作家名は知っていましたが、自死したことや彼の内面にある孤独と人間そのものが醸し出す情景が描かれており絶妙でした。
没後20年ほどですが、多くのクリエイターにも影響を与えたと思われ、
若い方にも是非鑑賞いただきたい作品群といえます。
4.0
特徴的な鋭い黒い描線、一目見て「ビュフェだな!」とすぐ分かる。大型作品も多く充実。
正直、まとめてみたのは初めてかも知れない。静岡にベルナール・ビュフェ美術館があることすら知らなかった、作品すべてがそこの所蔵品。
いままで分かっていた気がしていたが、初期作品はとてもストイックで不条理。「あぁこれはいいなぁ」と釘付けになった。
時代を進む内に〈知ってる〉ビュフェになってくる。画面が激しくなってくるにつれて孤独・空虚を感じる。
コロナ禍の現在、地方美術館の一端を紹介するのはアリとも思う。
4.0
ビュフェの生涯を年代順に展示してあり
時代背景や交友関係が彼の絵に与えた影響が見て取れる。突き刺さるような黒い縦線で描かれた絵は一度見たら忘れられない。そして不自然な不安が残る。
もう少し詳しく交友関係が知りたくなった。次回の「ドアノー音楽パリ」と合わせて見ると時代背景が分かるかも。
4.0
Bunkamuraザ・ミュージアムは、興味深い展覧会を多くされていますが、展覧会の内容に関係なく、美術館の置かれている環境から、割合ゴヤゴヤしてイメージです。そこでベルナール・ビュフェ回顧展は意外でした。ただ、今辛いコロナ禍で、多くの大企画展が中止や延期や制限付きとなる中、渋谷で、ビュフェを見、辛い時代を生きた画家や画家の周りの人々の想いに触れるのも、なんだかありだなと思いました。
会場内は、ベルナール・ビュフェなのに、平日午前、他の展覧会と比べれば割合と混んでいましたが、蜜を避けつつゆっくり見れる程度ではありました。重い空気と四季彩と、強い黒の線の主張が、観る者を包む中、「会話はお控えください」には向いています。
今回顧展は、作品が概ね制作順に並んでいるため、作風の変化を見るのも面白いです。魅力的かどうかは別にして、私が知らなかった「写実の時代」の作品の上手さに驚かされました。
コロナが収束したら、また久しぶりに静岡の美術館を訪ねてみたいと思いました。
4.0
平日に訪問しましたが、他館が休館日のこともありそこそこ混んでいました。消毒、検温の後入館。まず最初の「父と息子」がインパクト大でした。その後しばらくは暗い印象の絵画が続きます。ただ、画家独特の細い線が印象的です。その後は画風の変化や色彩の豊かさを感じながらすすんでいきます。全体的に大きい作品が多いので、あまり密を感じません。風景画には一切人物が描かれないため、無機質に感じましたが、独特な画風と大きな絵の迫力に圧倒されました。
3.0
ベルナール・ビュフェ、初めてまとめて鑑賞しました。
ルオーと同じで正直苦手な作風。
ただ一度見るとなかなか忘れられないインパクト具合。
生物画特にガマ、汽船あたりは見入ってしまった。
70年以降の作品にはあまり惹かれず。
大型作品が多く見応えあり。
あとこの人サインと年記も作品の一部みたいでカッコイイですね。
佐伯祐三みたい。
感染症対策実施しています。
やや狭い箇所もありますが作品も大きいので距離を取って鑑賞出来ると思います。
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