ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより

横浜美術館

  • 開催期間:2018年3月24日(土)~2018年6月24日(日)
  • クリップ数:25 件
  • 感想・評価:13 件
ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより 横浜美術館-1
ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより 横浜美術館-2
ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより 横浜美術館-3
ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより 横浜美術館-4
ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより 横浜美術館-5
ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより 横浜美術館-6
ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより 横浜美術館-7
オーギュスト・ロダン《接吻》(部分)
1901-4年 ペンテリコン大理石 182.2×121.9×153cm
Tate: Purchased with assistance from the Art Fund and public contributions 1953, image © Tate, London 2017
アンリ・マティス《布をまとう裸婦》
1936年 油彩/カンヴァス 45.7×37.5cm
Tate: Purchased 1959, image © Tate, London 2017
ピエール・ボナール《浴室》
1925年 油彩/カンヴァス 86×120.6cm
Tate: Presented by Lord Ivor Spencer Churchill through the Contemporary Art Society 1930, image© Tate, London 2017
フレデリック・ロード・レイトン《プシュケの水浴》
1890年発表 油彩/カンヴァス 189.2 × 62.2cm
Tate: Presented by the Trustees of the Chantrey Bequest 1890, image © Tate, London 2017
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー《ベッドに横たわるスイス人の裸の少女とその相手》「スイス人物」スケッチブックより
1802年 黒鉛、水彩/紙 16.3×19.8cm
Tate: Accepted by the nation as part of the Turner Bequest 1856, image © Tate, London 2017
デイヴィッド・ホックニー《23, 4歳のふたりの男子》C.P. カヴァフィスの14編の詩のための挿絵より
1966年 エッチング、アクアチント/紙 34.5×22.3cm
Tate: Purchased 1992 ? David Hockney
バークレー・L・ヘンドリックス《ファミリー・ジュールス:NNN[ノー・ネイキッド・ニガー(裸の黒人は存在しない)]》
1974年 油彩/麻布 168.1×183.2cm
Lent by the American Fund for the Tate Gallery, courtesy of the North American Acquisitions Committee 2011, image © Tate, London 2017, ©Estate of Barkley L. Hendricks. Courtesy of Jack Shainman Gallery, New York.
ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより 横浜美術館-1
ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより 横浜美術館-1
ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより 横浜美術館-1
ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより 横浜美術館-1
ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより 横浜美術館-1
ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより 横浜美術館-1
ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより 横浜美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

ヌード――人間にとって最も身近といえるこのテーマに、西洋の芸術家たちは絶えず向き合い、挑み続けてきました。美の象徴として、愛の表現として、また内面を映しだす表象として、ヌードはいつの時代においても永遠のテーマとしてあり続け、ときに批判や論争の対象にもなりました。

本展は、世界屈指の西洋近現代美術コレクションを誇る英国テートの所蔵作品により、19世紀後半のヴィクトリア朝の神話画から現代の身体表現まで、西洋美術の約200年にわたる裸体表現の歴史を紐ときます。

フレデリッ ク・ロード・レイトンが神話を題材として描いた理想化された裸体から、ボナールらの室内の親密なヌード、男女の愛を永遠にとどめたロダンの大理石彫刻《接吻》[日本初公開]やシュルレアリスムの裸体表現、人間の真実に肉迫するフランシス・ベーコン、さらにはバークレー・L・ヘンドリックスやシンディ・シャーマンなど、現代における身体の解釈をとおして、ヌードをめぐる表現がいかに時代とともに変化し、また芸術表現としてどのような意味をもちうるのか、絵画、彫刻、版画、写真など約130点でたどります。

2016年のオーストラリアを皮切りにニュージーランド、韓国へと国際巡回する本展。待望の日本上陸です。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2018年3月24日(土)~2018年6月24日(日)
会場 横浜美術館 Google Map
住所 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
時間 10:00~18:00
  • ※ただし5月11日(金)、6月8日(金)は20:30まで(最終入場時間 20:00)
休館日 木曜日 
5月7日(月)※ただし5月3日(木・祝)は開館
観覧料 一般 1,600円(前売1,400円/団体1,500円)
大学・専門学校生 1,200円(前売1,000円/団体1,100円)
中学・高校生 600円(前売400円/団体500円)
小学生以下 無料
65歳以上 1,500円(要証明書、美術館券売所でのみ対応)
  • ※( )内は前売および有料20名以上の団体料金(会場でのみ販売、要事前予約)
    ※障がい者手帳をお持ちの方と介護の方(1名)は無料
    ※観覧当日に限り本展の観覧券で「横浜美術館コレクション展」も観覧可
TEL03-5777-8600(ハローダイヤル)
URLhttps://artexhibition.jp/nude2018/

横浜美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

横浜美術館 横浜美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

ロダンの“接吻”は必見!横浜でしか観れません!

テーマごとに展示してあり、ヌードをめぐる時代ごとの表現の変化を追っていく構成になっています。最後まで面白く観ることができました。この企画展の見どころは、ロダンの“接吻”。同作品がこのほかに2点あるそうですが、この作品は良質の石をつかっており、彫刻の出来も良いそうです。写真撮影OKなので撮影音が気になるものの、全方向から眺めることができるので、この作品をじっくり堪能できます!閉館ぎりぎりまでなめまわすように観ました!あ~、幸せ!

3.0

NUDEは美術の基本です。

 一般にはビクトリアンヌードと呼ばれるビクトリア朝の画家の作品があり、ピカソとかマティスとか、ルノワールとか、そこそこ巨匠と言われる人たちの作品もあり、現代作家の訳の分からん作品もあり、結構楽しい。

 シッカートというイギリスの画家が描いた娼婦の油彩画があったんだけど、知る人ぞ知る(というほど知られていないわけではないが)このシッカートこそ、作家のパトリシア・コーンウェルが「真相」という作品で切り裂きジャックの正体だと発表した人物。
 切り裂きジャックの手紙に貼られた切手から採取したDNAと、シッカートの手紙から採取したDNAを7億円かけて調査した結果一致したとの衝撃の内容。

 美術館のキャプションには不確かな情報なので、こんな説明は書かれていないが、もし行くことがあったら気にしてみて。なんだか気味悪い絵だから。

3.0

自然なテーマ

タイトルが「NUDE」なだけにエロティックなイメージを抱く人も多いのだろうけど、実際に観ているとモチーフとしてのヌードはとても自然で、いつの間にかNUDE展であることを忘れていたほどです。注目のロダン「接吻」はともかく、絵画作品にはいわゆる大物は無く、佳作が揃っていた感じですね。

3.0

ヌード NUDE 鑑賞してきました。

ロダンの接吻、等身大の大きさと圧倒的な存在感に驚きました。後方からの男性像の背中や細部まで素晴らしかったです。
美しい絵画に癒されました。

3.0

ロダンは必見!

ロダンの等身大の大理石作品。撮影可で、人の流れを待ちながら、撮影してきました。たとえ、混雑する展覧会終盤でも撮影しなくとも、ともかくも必見の作品です。くるくると周囲を回って鑑賞できます。是非、四方向から鑑賞して下さい。

3.0

期待しすぎました

個人的好みからいえば、8部まであるが5部までで沢山、という感じ・・・
さすがに(大きいこともあって)ロダンの存在感は群を抜いているけれど、
私はジャコメッティが好きなので・・・(笑)。

むしろフジタ、長谷川潔などの新収蔵品を沢山出している常設展は拾い物でした。

THANKS!をクリックしたユーザー
Audreyさん

5.0

すごく良かった

「ヌード」への芸術家たちの目、世間の目が移り変わっていくのがわかりおもしろかった。
・「モンパルナスのアトリエ」で、ネヴィンソンが未来派から逸脱して自然主義的な観点へ移行していく様子が、人間の変化を感じてよかった。
・フランシス・ベーコンの人体の捉え方がおもしろく、特に「スフィンクス-ミリュエル・ベルチャーの肖像」に感じる死の香りに迫力があった。
・「接吻」二人の空気を感じた。

THANKS!をクリックしたユーザー
Audreyさん

5.0

素晴らしい展覧会

西洋絵画には確かにヌードを描いたものが多いけれども、ヌードを軸として
展覧会を企画されたものは見たことがなく、そういった意味でも斬新な展覧会でした。特にロダンの彫刻も良かったですが、フランシスベーコンの作品群もヌードという視点で見ると面白かったです。

4.0

美しい!

どの時代でもやはり女性は美しい!!と思わせる展覧会です。
エロティックな雰囲気は全くといっていいほどなく、というよりも、
本当に人間の体は美しいのだとつくづく思わせられる展覧会でした。
あの、ロダンも写真OKエリアにあるので好きな角度から思う存分に
撮影ができます。
撮影のレクチャーに参加したので、次回もう一度ゆっくりと撮影しに
行きたいと思います。カメラをお忘れなく!!

THANKS!をクリックしたユーザー
Audreyさん

4.0

鮮明!

以前より、名作揃いと聞いておりましたが、実際に拝見すると予想以上の質の高さに正直、驚きました。今年初めて、2回拝観した展でした。名作とはを再認識出来た素晴らしいコレクションです。

4.0

空いていました

金曜日に訪れるもガラガラ。
しかし、テートの至宝を堪能した。
圧巻は、ロダンの「接吻」とターナーと言えるかなと。ターナーがエロチックな作品残していたとは驚きだが、ターナーの名誉失楽恐れ、死後、多くが焼却処分されたとか。テート所蔵品の為、日本の作品はないが、現代美術や写真まで網羅して楽しめます。

4.0

むきだしの美しさ

美の最終形態、ヌード。
裸の美しさはもちろん、アティテュードとしての曝け出し具合がそれぞれの作品から伝わります。
これだけデカいロダンが観られるのはレアです。

4.0

ヌードだから美しいのか、美しいからヌードなのか

人体美というものがあり、裸体美というものがあります。
裸像や裸婦は古くから美術の重要なジャンルでした。
英国テート美術館からヌードをテーマに130余りの作品を集めて、館内はすべて、これヌード。
人体にはそもそも機能美を備えているのでしょうが、芸術ではそれをさらに理想化したり、逆により生々しくリアルにとらえたり、もちろんエロチックな視線だってあります。あるいは、女性のヌードというジャンルを考えるとき、フェミニズムからの視線も忘れてはならない。いわば身体の政治性。
この展覧会では、ヌードをこれら数々のテーマで切り取り、我々に提示してくれます。その度にこちらの見る目が試されているような感覚になりました。ヌードは見るものの目があってはじめてヌードなのかもしれません。
130を超える作品をごらんなさい。美しいとか、エロチックとか、それだけで割り切れない見方をきっと迫られます。これはそんな経験が得られる展覧会です。

あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する

より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する

周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
神奈川県で開催中の展覧会

出展作品・関連画像IMAGES

オーギュスト・ロダン《接吻》(部分)
1901-4年 ペンテリコン大理石 182.2×121.9×153cm
Tate: Purchased with assistance from the Art Fund and public contributions 1953, image © Tate, London 2017

アンリ・マティス《布をまとう裸婦》
1936年 油彩/カンヴァス 45.7×37.5cm
Tate: Purchased 1959, image © Tate, London 2017

ピエール・ボナール《浴室》
1925年 油彩/カンヴァス 86×120.6cm
Tate: Presented by Lord Ivor Spencer Churchill through the Contemporary Art Society 1930, image© Tate, London 2017

フレデリック・ロード・レイトン《プシュケの水浴》
1890年発表 油彩/カンヴァス 189.2 × 62.2cm
Tate: Presented by the Trustees of the Chantrey Bequest 1890, image © Tate, London 2017

ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー《ベッドに横たわるスイス人の裸の少女とその相手》「スイス人物」スケッチブックより
1802年 黒鉛、水彩/紙 16.3×19.8cm
Tate: Accepted by the nation as part of the Turner Bequest 1856, image © Tate, London 2017

デイヴィッド・ホックニー《23, 4歳のふたりの男子》C.P. カヴァフィスの14編の詩のための挿絵より
1966年 エッチング、アクアチント/紙 34.5×22.3cm
Tate: Purchased 1992 ? David Hockney

バークレー・L・ヘンドリックス《ファミリー・ジュールス:NNN[ノー・ネイキッド・ニガー(裸の黒人は存在しない)]》
1974年 油彩/麻布 168.1×183.2cm
Lent by the American Fund for the Tate Gallery, courtesy of the North American Acquisitions Committee 2011, image © Tate, London 2017, ©Estate of Barkley L. Hendricks. Courtesy of Jack Shainman Gallery, New York.

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

※あなたの美術館鑑賞をアートアジェンダがサポートいたします。
詳しくはこちら

CLOSE

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

ログインせずに「いいね(THANKS!)」する場合は こちら

CLOSE


がマイページにクリップされました

CLOSE マイページクリップ一覧を見る


がお気に入りに登録されました

CLOSE マイページお気に入り一覧を見る


を訪問済みに移動しました

CLOSE マイページ訪問済みイベントを見る

CLOSE

name

参考になりました!をクリックしたユーザー 一覧
CLOSE