5.0
ロダンの“接吻”は必見!横浜でしか観れません!
テーマごとに展示してあり、ヌードをめぐる時代ごとの表現の変化を追っていく構成になっています。最後まで面白く観ることができました。この企画展の見どころは、ロダンの“接吻”。同作品がこのほかに2点あるそうですが、この作品は良質の石をつかっており、彫刻の出来も良いそうです。写真撮影OKなので撮影音が気になるものの、全方向から眺めることができるので、この作品をじっくり堪能できます!閉館ぎりぎりまでなめまわすように観ました!あ~、幸せ!
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ヌード――人間にとって最も身近といえるこのテーマに、西洋の芸術家たちは絶えず向き合い、挑み続けてきました。美の象徴として、愛の表現として、また内面を映しだす表象として、ヌードはいつの時代においても永遠のテーマとしてあり続け、ときに批判や論争の対象にもなりました。
本展は、世界屈指の西洋近現代美術コレクションを誇る英国テートの所蔵作品により、19世紀後半のヴィクトリア朝の神話画から現代の身体表現まで、西洋美術の約200年にわたる裸体表現の歴史を紐ときます。
フレデリッ ク・ロード・レイトンが神話を題材として描いた理想化された裸体から、ボナールらの室内の親密なヌード、男女の愛を永遠にとどめたロダンの大理石彫刻《接吻》[日本初公開]やシュルレアリスムの裸体表現、人間の真実に肉迫するフランシス・ベーコン、さらにはバークレー・L・ヘンドリックスやシンディ・シャーマンなど、現代における身体の解釈をとおして、ヌードをめぐる表現がいかに時代とともに変化し、また芸術表現としてどのような意味をもちうるのか、絵画、彫刻、版画、写真など約130点でたどります。
2016年のオーストラリアを皮切りにニュージーランド、韓国へと国際巡回する本展。待望の日本上陸です。
会期 |
2018年3月24日(土)~2018年6月24日(日)
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会場 | 横浜美術館 Google Map |
住所 | 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1 |
時間 |
10:00~18:00
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休館日 |
木曜日 5月7日(月)※ただし5月3日(木・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 1,600円(前売1,400円/団体1,500円) 大学・専門学校生 1,200円(前売1,000円/団体1,100円) 中学・高校生 600円(前売400円/団体500円) 小学生以下 無料 65歳以上 1,500円(要証明書、美術館券売所でのみ対応)
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TEL | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
URL | https://artexhibition.jp/nude2018/ |
5.0
テーマごとに展示してあり、ヌードをめぐる時代ごとの表現の変化を追っていく構成になっています。最後まで面白く観ることができました。この企画展の見どころは、ロダンの“接吻”。同作品がこのほかに2点あるそうですが、この作品は良質の石をつかっており、彫刻の出来も良いそうです。写真撮影OKなので撮影音が気になるものの、全方向から眺めることができるので、この作品をじっくり堪能できます!閉館ぎりぎりまでなめまわすように観ました!あ~、幸せ!
3.0
一般にはビクトリアンヌードと呼ばれるビクトリア朝の画家の作品があり、ピカソとかマティスとか、ルノワールとか、そこそこ巨匠と言われる人たちの作品もあり、現代作家の訳の分からん作品もあり、結構楽しい。
シッカートというイギリスの画家が描いた娼婦の油彩画があったんだけど、知る人ぞ知る(というほど知られていないわけではないが)このシッカートこそ、作家のパトリシア・コーンウェルが「真相」という作品で切り裂きジャックの正体だと発表した人物。
切り裂きジャックの手紙に貼られた切手から採取したDNAと、シッカートの手紙から採取したDNAを7億円かけて調査した結果一致したとの衝撃の内容。
美術館のキャプションには不確かな情報なので、こんな説明は書かれていないが、もし行くことがあったら気にしてみて。なんだか気味悪い絵だから。
3.0
タイトルが「NUDE」なだけにエロティックなイメージを抱く人も多いのだろうけど、実際に観ているとモチーフとしてのヌードはとても自然で、いつの間にかNUDE展であることを忘れていたほどです。注目のロダン「接吻」はともかく、絵画作品にはいわゆる大物は無く、佳作が揃っていた感じですね。
3.0
ロダンの接吻、等身大の大きさと圧倒的な存在感に驚きました。後方からの男性像の背中や細部まで素晴らしかったです。
美しい絵画に癒されました。
3.0
ロダンの等身大の大理石作品。撮影可で、人の流れを待ちながら、撮影してきました。たとえ、混雑する展覧会終盤でも撮影しなくとも、ともかくも必見の作品です。くるくると周囲を回って鑑賞できます。是非、四方向から鑑賞して下さい。
3.0
個人的好みからいえば、8部まであるが5部までで沢山、という感じ・・・
さすがに(大きいこともあって)ロダンの存在感は群を抜いているけれど、
私はジャコメッティが好きなので・・・(笑)。
むしろフジタ、長谷川潔などの新収蔵品を沢山出している常設展は拾い物でした。
5.0
「ヌード」への芸術家たちの目、世間の目が移り変わっていくのがわかりおもしろかった。
・「モンパルナスのアトリエ」で、ネヴィンソンが未来派から逸脱して自然主義的な観点へ移行していく様子が、人間の変化を感じてよかった。
・フランシス・ベーコンの人体の捉え方がおもしろく、特に「スフィンクス-ミリュエル・ベルチャーの肖像」に感じる死の香りに迫力があった。
・「接吻」二人の空気を感じた。
5.0
西洋絵画には確かにヌードを描いたものが多いけれども、ヌードを軸として
展覧会を企画されたものは見たことがなく、そういった意味でも斬新な展覧会でした。特にロダンの彫刻も良かったですが、フランシスベーコンの作品群もヌードという視点で見ると面白かったです。
4.0
どの時代でもやはり女性は美しい!!と思わせる展覧会です。
エロティックな雰囲気は全くといっていいほどなく、というよりも、
本当に人間の体は美しいのだとつくづく思わせられる展覧会でした。
あの、ロダンも写真OKエリアにあるので好きな角度から思う存分に
撮影ができます。
撮影のレクチャーに参加したので、次回もう一度ゆっくりと撮影しに
行きたいと思います。カメラをお忘れなく!!
4.0
以前より、名作揃いと聞いておりましたが、実際に拝見すると予想以上の質の高さに正直、驚きました。今年初めて、2回拝観した展でした。名作とはを再認識出来た素晴らしいコレクションです。
4.0
金曜日に訪れるもガラガラ。
しかし、テートの至宝を堪能した。
圧巻は、ロダンの「接吻」とターナーと言えるかなと。ターナーがエロチックな作品残していたとは驚きだが、ターナーの名誉失楽恐れ、死後、多くが焼却処分されたとか。テート所蔵品の為、日本の作品はないが、現代美術や写真まで網羅して楽しめます。
4.0
美の最終形態、ヌード。
裸の美しさはもちろん、アティテュードとしての曝け出し具合がそれぞれの作品から伝わります。
これだけデカいロダンが観られるのはレアです。
4.0
人体美というものがあり、裸体美というものがあります。
裸像や裸婦は古くから美術の重要なジャンルでした。
英国テート美術館からヌードをテーマに130余りの作品を集めて、館内はすべて、これヌード。
人体にはそもそも機能美を備えているのでしょうが、芸術ではそれをさらに理想化したり、逆により生々しくリアルにとらえたり、もちろんエロチックな視線だってあります。あるいは、女性のヌードというジャンルを考えるとき、フェミニズムからの視線も忘れてはならない。いわば身体の政治性。
この展覧会では、ヌードをこれら数々のテーマで切り取り、我々に提示してくれます。その度にこちらの見る目が試されているような感覚になりました。ヌードは見るものの目があってはじめてヌードなのかもしれません。
130を超える作品をごらんなさい。美しいとか、エロチックとか、それだけで割り切れない見方をきっと迫られます。これはそんな経験が得られる展覧会です。
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