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中西夏之
緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置

国立国際美術館

  • 開催期間:2026年3月14日(土)~2026年6月14日(日)
  • クリップ数:19 件
  • 感想・評価:9 件
中西夏之 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置 国立国際美術館-1
中西夏之 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置 国立国際美術館-2
中西夏之 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置 国立国際美術館-3
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中西夏之 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置 国立国際美術館-7
《紫・むらさき XVIII》1983年 国立国際美術館蔵 (C)NATSUYUKI NAKANISHI
《中央の速い白 XIII》1990年 千葉市美術館蔵 (C)NATSUYUKI NAKANISHI
《韻 YS》1959年 個人蔵 (C)NATSUYUKI NAKANISHI
《コンパクト・オブジェ》1962年 国立国際美術館蔵 (C)NATSUYUKI NAKANISHI
《弓形が触れて III》1978年 国立国際美術館蔵 (C)NATSUYUKI NAKANISHI
《背・円 - I 05》2005年 個人蔵 (C)NATSUYUKI NAKANISHI
《擦れ違い/S字型還元》2011年 茨城県近代美術館蔵 (C)NATSUYUKI NAKANISHI
中西夏之 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置 国立国際美術館-1
中西夏之 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置 国立国際美術館-1
中西夏之 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置 国立国際美術館-1
中西夏之 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置 国立国際美術館-1
中西夏之 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置 国立国際美術館-1
中西夏之 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置 国立国際美術館-1
中西夏之 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置 国立国際美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

1935 年に生まれ、2016 年に没した画家の中西夏之は、絵画という営みを根底から問いなおそうとしました。絵画はいかにして立ち現れるのか。そもそも、絵画の存在する場所はどこか。このような問いに貫かれ、生み出された彼の作品は、具象や抽象といった、既存の枠組みにおさまるものではありません。彼のねらいはむしろ、あらゆる自明の理を括弧に入れたうえで、新たに「絵画」を立ち上げなおすことだったと言えるでしょう。
本展覧会は、中西の半世紀以上にわたる制作の軌跡を振り返り、その特異な絵画理念と実践を、ともに浮き彫りにしようと試みます。画家を志しながらも、前衛美術家集団「ハイレッド・センター」の一員として数々のイベントを繰り広げ、絵画から離れていった1960 年代前半。その後、舞踏家・土方巽との出会いをきっかけにして本格化した絵画への回帰。こうした迂回路を経た末に手がけられていく彼の作品たちは、絵画という営みについての思考を促さずにはおきません。

かつて中西は、絵画のありようを指して「緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置」という、謎めいた言葉を残しました。オレンジや黄緑や紫の色を多用し、異様に柄の長い筆で遠くから描いてみせた彼の絵画もまた、そうした「装置」の一つであるはずです。没後10 年の節目となる2026 年、本展覧会はこの言葉を導きの糸としつつ、中西の投げかけた問いに向き合います。

なお、本展は山梨県立美術館(7 月4 日(土)~ 8 月23 日(日))、セゾン現代美術館(9 月5 日(土)~ 11 月3 日(火・祝))、茨城県近代美術館(11 月12 日(木)~ 2027 年1 月17 日(日))への巡回を予定しています。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2026年3月14日(土)~2026年6月14日(日)
会場 国立国際美術館 Google Map
住所 大阪府大阪市北区中之島4-2-55
時間
  • 10:00~17:00
    金曜日は20:00まで
    (最終入場は閉館30分前まで)
休館日 月曜日、5月7日
※ただし、5月4日は開館
観覧料 一般 1,500円(1,300円)
大学生 900円(800円)
  • ※( )内は20名以上の団体料金および夜間割引料金(対象時間:金曜17:00-20:00)
    ※高校生以下・18歳未満無料(要証明)
    ※心身に障がいのある方とその付添者1名無料(要証明)
    ※本料金で、同時開催の「コレクション3」も観覧できます
TEL06-6447-4680 (代)
URLhttps://www.nmao.go.jp/events/event/20260314_nakanishi/

国立国際美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

国立国際美術館 国立国際美術館

巡回展TRAVELING EXHIBITION

中西夏之 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置 巡回情報
※巡回先は、全情報が載っていない場合もございます。最新の巡回先一覧は、展覧会公式サイトなどでご確認いただけますよう、お願いいたします。
また、会期が変更など開催情報に変更が生じる場合がありますので、お出かけの際には、公式サイトにて最新情報をご確認ください。

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

REPORT

わからないなりの楽しみ方で、良しとしよう、好きだから

中西夏之は、各所で作品を観て、気になっている作家です。
10周年の今年、彼の画業をしっかりと確認しておきたいと思っています。関東の巡回先(山梨、茨城)に行ける確証もなく、大阪の最終日に駆け込みました。かなりの賑わいぶりでした。…readmore

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  • THANKS4
  • BY Camden

3.0

コレクション3とともに

この展覧会はチラシ・Web紹介ページなどでチェック済みだったが、ピンと来ないので行く予定は無かったのだけど、「コレクション3」が気になったので併せて行くことに。 事前の紹介等を見た時と同様に、実際に絵の前に立ってもやはり何かグッと来ない。 抽象画も現代美術も好きなので、ジャンル的には好みのはずなのに、波長が合わないのかなんなのか?何が自分に合わないのか、、、結局わからなかった それでも大判の連作群は見応えあり、「エル(←筆記体小文字)」シリーズが印象的だった。 コレクション3はそのテーマ設定「反射する都市」がよく伝わってくる内容だった 印象的だった作品は、 ・石井茂雄:暴力シリーズ・曲芸(←アナーキー過ぎる!笑) ・工藤哲巳:環境汚染ー養殖ー新しいエコロジー(←放射能で何か養殖している…) ・松江泰治:OSA 13829(←ヤバかった。隅々まで凝視してしまった…) ・そして森山大道の写真がとても良かった(写真集欲しいけど、簡単じゃなさそう) 国立国際美術館のコレクションは好みのものが多い気がする… Read More

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5.0

目もココロも奪われる

何が描いてあるか、とかはすぐに言葉にはできないけれど、絵画に向き合って、絵画と画家との関係性を問い続けた画家の作品が一挙にみられる、貴重な展覧会。色が、形が、サイズが、すべてが心にしみてくる。言葉を通さない回路から。気づくと、こうした絵画が並ぶ空間に、目もココロも奪われていました。… Read More

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3.0

中西夏之の洗濯ばさみと巨大な抽象画の間に何があるか知りたくて

中西夏之の没後10年ということで、その全貌を見せてくれる展覧会です。中西夏之というと、1960年代の作品が印象深い。例えば金属製の洗濯ばさみを大量に使った《洗濯バサミは撹拌行動を主張する》とか。その次に印象に残っているのが、1980年代以降に制作された高さが2mはある白と紫を使った抽象画の数々。各地の美術館に収蔵されていて、東京国立近代美術館とか千葉市美術館、豊田市美術館あたりの常設展示で見た覚えがある。80年代以降の作品群は抽象画として面白いのだけど、あまりに60年代の作品と違っていて、気になっておりました。つまり70年代に何があったのかを知りたくて見に行きました。 中西は1960年代後半から70年代、土方巽らの舞踏家の舞台美術を担当しながら、抽象画を描いていた。それらの作品群を今回、初めて見たんですが、60年代や80年代以降の作品とかなり違っていて、幾何学的でカラフル。左右対称だったり、左右で色相が反転したりと、かなり独特な風合いです。特に色使いが、違っていて色について諸々検証しているような感じがする。 写真撮影OK、展示替えなし、図録ありです。… Read More

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3.0

抽象的な言葉、もっと抽象的な絵画

中西康之は観念的な思考傾向が強いようだ。本展の章解説や作品から感じたのはそのこと一点だった。本展タイトル「緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置」からすでに何を言っているのかよくわからなかった。それが一つの思考方法を指すことは認識できるものの、そこから感得するものがなかったからだと思う。結局のところ、言葉で探求できるレベルは抽象の域を出ない。そこで絵画。なのだが、そのメディウムのあり方自体も問いで埋め尽くされているようだ。描くことは何かを封じ込めることになるのか、意味を内包することになるのか、そのことを考えさせられた。とりわけ卵型のオブジェは外殻や表層への意識と同時に、混沌としたオブジェの集積としての内部が、表現物そのもののあり方、「場」の持つ特質としてのその抽象性を象徴しているようだった。どこか思考の断片の羅列のような印象が拭えず、「おもしろい」展覧会かというと、個人的にはそうではなかった。… Read More

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3.0

中西夏之の作品をじっくりたどる

「高松次郎」の大きな展覧会を国際美で最近開催したと思ったのに、10年以上前でしたか。 「中西夏之」と聞いても前衛美術家集団「ハイレッド・センター」の一員ということしかわからず、作品も1つも思い浮かばない。 展覧会をみて、国際美所蔵の作品は観たことがありました、何度か、それでも作家の名前と結びついていませんでした。 芸術家ってどうしてそのようなことを考え続けるのだろう?それが描くモチベーション、絵を描かせるのでしょうか、などと考えながら巡りました。 展示会場がとても工夫されていたと思いました。大画面の作品は移動できるように車が付いた上に設置されていました。作品の配置が良かったですね。 分からないままにでも、導かれるままに制作の軌跡を振り返っていくと、中西は次第に考えがまとまっていって、作品が昇華していっているように思いました。 オペラの舞台装置も印象的で良かったです。 晩年の紫の大きな作品が家に飾ってあったら素敵だろうと思いながら見ていました。 次は、赤瀬川原平の回顧展になるのだろうか。それなら楽しみです。 連休中、コレクション展は無料らしく、日ごろよりも大勢の方が見えていました。 森村、ヤノベ、… Read More

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4.0

耳を傾けながら佇む

「緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置」この副題が気になって訪れた展覧会。 なぜ『装置』とついているのか・・ 作家は一つのテーマを複数描き、それからまた新しいテーマを複数描くのを繰り返していったのが印象的だった。なので一つのテーマの連作を見ていると作品が少しずつ佇まいを変化させていくのでもう一度そのテーマの作品群を見るという鑑賞方法を繰り返した。それが自分にとっての「緩やかにみつめるためにいつまでも佇む」ことなのかと。  異様に長い筆で描く手法が生み出す独特のリズムに足が止まり 作品の前で佇む自分がいた。  作品鑑賞からは離れるが、現代美術の展覧会にしては人が多いなと思っていたら学生さん達が制服姿で集団で来館していた。そして多分美術館の方だと思うが、ガイドしての解説でなく、作品の前で佇んでいる学生さんのそばにさりげなく立って「どう思う?」から始まって作品の手法や配色の効果などの作品を見るポイントを伝えていた。 自分も含めて現代美術をどう見てよいのか戸惑う人、そして特に若い世代にとって現代美術に出会う機会になると思う。遠い遠い昔に学生だった私も学生さんたちのそばで耳を傾けた。  なおこの… Read More

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5.0

春の嵐

 今回の展覧会タイトルは「緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置」なのだが、Chapter3の中西の絵画を見ていると何か慌ただしいような、混乱するような感じを受ける。「いつまでも佇む」は合ってるけど、「緩やかにみつめる」はちょっと違う。  なんでそんな感じになるのかというと、まず画面に花びらのような模様がぎっしりと描かれているから。「М字型 83-Ⅱ」は土方巽が所蔵していたらしいが、そのためか画面の「∧」の模様は踊っている人のように見える。そのように模様が、一斉に舞う花びらや踊っている人のように目まぐるしく運動しているみたいに見えることによって、次の動きに目を移さなければならないようなそわそわした気持ちになる。  それから絵の奥行きが鑑賞者を混乱させる。メインビジュアルにもなっている「紫・むらさき XVIII」は真ん中の紫色が黒の枯れ草のような模様をよけて塗られている。ということは、絵の約束だと紫が奥、黒が手前にあるということになる。しかし、よく見ると紫は黒よりあとに塗られている。そうすると支持体上では紫が手前、黒が奥にあることになる。  また、「紫・むらさき XVII」や「紫・むらさき XVI」では、白の模様… Read More

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REPORT

中西夏之の花吹雪(コレクション展付き)

 2日かかるはずの会議が爆速で終わり次の日出勤する理由がなくなったので休みをとった。そして思ったより早起きできたので特別展もコレクション展も新しく始まった国立国際美術館に行くことにした。予習はゼロ。
 今日は晴れてたからか入…readmore

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出展作品・関連画像IMAGES

《紫・むらさき XVIII》1983年 国立国際美術館蔵 (C)NATSUYUKI NAKANISHI

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《弓形が触れて III》1978年 国立国際美術館蔵 (C)NATSUYUKI NAKANISHI

《背・円 - I 05》2005年 個人蔵 (C)NATSUYUKI NAKANISHI

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