おさんぽ展
空也上人から谷口ジローまで

滋賀県立美術館

  • 開催期間:2025年9月20日(土)~2025年11月16日(日)
  • クリップ数:17 件
  • 感想・評価:5 件
おさんぽ展 空也上人から谷口ジローまで 滋賀県立美術館-1
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菊池契月《散策》1934 年 京都市美術館蔵(展示期間 9/20-10/19)
重要文化財《空也上人立像》鎌倉時代 滋賀・荘厳寺蔵(滋賀県立琵琶湖文化館寄託)
谷口ジロー《『歩くひと』第3話「町に出かける」原画》1990 年 一般財団法人パピエ蔵
©PAPIER/Jiro Taniguchi
金島桂華《画室の客》1954 年 京都市美術館蔵(展示期間 10/21-11/16)
東郷青児《超現実派の散歩》1929 年 SOMPO 美術館蔵 ©Sompo Museum of Art,25004
与謝蕪村《松尾芭蕉経行像》江戸時代 逸翁美術館蔵
浦上玉堂《幽渓散歩図》江戸時代 岡山県立美術館蔵(展示期間 10/21-11/16)
カミーユ・ピサロ《ロンドン、ハイドパーク》1890 年
東京富士美術館蔵(展示期間 9/20-10/19)
黒田清輝《夕の梨畑》1919 年 東京国立博物館蔵
佐伯祐三《下落合風景》1926 年 大阪中之島美術館蔵
八木一夫《歩行》1957 年 京都国立近代美術館蔵
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

日本で「散歩」という語が初めて使われたのは、鎌倉時代から南北朝時代の禅僧、虎関師錬の漢詩文集『濟北集』だと考えられています。「梅花」「春遊」と題した漢詩で、虎関師錬は、野辺をそぞろ歩きつつ春の訪れを感じる喜びを謳っています。伝馬遠《高士探梅図》(岡山県立美術館蔵、前期展示)に月夜に梅を探して歩く様子が、浦上玉堂《幽渓散歩図》(岡山県立美術館蔵、後期展示)に山河の中を歩む様子が描かれるように、虎関師錬が謳ったそぞろ歩きは、絵画の中にも表されてきました。

明治時代以降、西洋に学んだ画家たちもまた、散歩を様々な方法でモチーフとしました。菊池契月《散策》(京都市美術館蔵、前期展示)が描くのは、新緑の森の中を2匹の犬を連れて歩く少女の姿。金島桂華の《画室の客》(京都市美術館蔵、後期展示)は、女性が犬の散歩の途中で画家を訪ねたひとときを表そうとした意欲作です。また、いつもの散歩の中でふと立ち止まったり、風景が違って見えたりする一瞬をとらえる作品も生まれました。小倉遊亀は《春日》(滋賀県立美術館蔵)で、散歩の途中に知り合いと話し込んでしまう穏やかな光景を、漫画家谷口ジローは《歩くひと》(一般財団法人パピエ蔵)で、自らが長年暮らした場所の風景を細やかに描いています。

一方、散歩に類する行為をたどると、そこここを歩くことでは散歩と似ていながら、散歩とは異なる歩行の歴史を見出すこともできます。虎関師錬より前の時代には、空也、一遍、一向俊聖といった僧侶が、人々の救済を祈って諸国を巡り、その姿はたとえば《空也上人立像》(滋賀・荘厳寺蔵/滋賀県立琵琶湖文化館寄託)のような肖像として表されました。また西行は、武士の身分を捨てて僧侶となり諸国を行脚して、その感興を多くの和歌に残しています(《西行物語絵詞》(国/文化庁保管))。与謝蕪村《松尾芭蕉経行像》(逸翁美術館蔵)に描かれるのは、経行という、ただ歩くことに専念し一歩一歩をゆっくりと踏みしめ身心を整える、禅の修行の姿です。

「おさんぽ展」では、散歩や歩くことをめぐって生まれた、重要文化財2件を含む約70作品を、一部展示替えをしながら紹介します。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2025年9月20日(土)~2025年11月16日(日)
会場 滋賀県立美術館 Google Map
展示室展示室3
住所 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1
時間 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
ただし祝日の場合には開館し、翌日火曜日休館
観覧料 一般 1,200円(1,000円)
高大生 800円(600円)
小中生 600円(450円)
  • ※( )内は20名以上の団体料金
    ※企画展のチケットで展示室1・2で同時開催している常設展も無料で観覧可
    ※未就学児は無料
    ※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方とその介助者は無料
TEL077-543-2111
URLhttps://www.shigamuseum.jp/

滋賀県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

滋賀県立美術館 滋賀県立美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

企画展と言う展示

滋賀県立美術館は、アクセスは若干不便である。
しかしバスを降り、紅葉の始まった公園をぬけての美術館までのアプローチは
非常に趣深いものがあった。まさにおさんぽ。


今回の展示は、企画展と言うこともあり、テーマで作品が集められている。最近この企画展が多く見受けられるが、一長一短があり、自分の知らない作品に出合えるチャンスもあるが、逆に見たい作品のみではないため、興味のないものも強引に目に入ってくる。
インパクトある空也上人立像のチラシのに惹かれ、おさんぽというテーマにに興味を持った。実際の空也上人立像は、六波羅蜜寺のそれとはテイスト違う、リアルな立像であった。今回展示の像も六波羅蜜寺と同様に、伝承通りの南無阿弥陀仏があったそう。
後は以前にも本美術館で公開されていたが、小倉遊亀の作品が、どれも独特の赤が素敵で見入ってしまった。

また、今回の作品解説のキャッチが、若い人が書いているのか、ポップなイメージのチャラい、少々面倒くさいものがあった。

感想としては、総じて自分の目指すものに出会えたので、満足な一日を過ごせた。

4.0

おさんぽ感覚で楽しい展示

まず展覧会のタイトルが楽しげで、そそられました。色んなジャンルの作品があって、バラバラなようで不思議とまとまりがあるような、心地の良い展示でした。
同時に開催されていた「お札を彩る模様の魅力~見れば見るほど面白い~」の展示もとても面白かったですし、紅葉の始まった公園のおさんぽも楽しめました。
来るのは少し遠かったですけど、素敵な時間を過ごせました。

5.0

美術館の演出がほほえましい

今年の9,10月はまだまだ夏が残っていて「おさんぽ」にふさわしい季節を待っていたら会期終盤になってしまいました。

ぶらぶら歩くこと、考え事をして歩くこと、目的に向かって歩くこと、足を使うだけでなく車いすでもベビーカーでも、人間、動物、妖怪などが行うその行為を「おさんぽ」とひっくるめて定義しています。
僧侶が救済や修行の為に行う全国行脚もその中に含むというのには若干無理があるかと思いつつ、私たちが普段歩きながらときに「無」の心境になったり、深い考えに至ったりすることがあることから想像すると、僧侶たちの行脚は「最高レベルのさんぽ」なのかもしれません。

さて、滋賀県立美術館のエントランスから、当展覧会の展示室までは数十メートルの距離があります。その距離をうまく利用した「おさんぽすごろく」という企画がとてもほのぼのしていました。
大きなさいころを振って出た目を進みながらこれから鑑賞する作品の予習をする感じです。
また、受付では可愛い地図の描いたプリントを頂きました。「おさんぽワンちゃんコース」作品に登場する犬をさがしてみよう!というような内容です。

どちらも手作り感満載で学芸員さんのこの美術展への思いが伝わる演出でした。

THANKS!をクリックしたユーザー
ぷーながさん、morinousagisanさん

4.0

歩くがテーマ

普通のおさんぽから、諸国遊行の修行まで歩くをテーマに絵画や彫刻、映像作品まで色々あり、楽しい展覧会でした。こういうの好きなので大満足です。

THANKS!をクリックしたユーザー
londonblue508さん、ぷーながさん

4.0

企画展からコレクション展まで

おさんぽ展、こういった企画は楽しくて良いですね。
確かにみんな散歩しているよなぁ。
菊池契月、川瀬巴水、空也上人像(人気のアレではない)、長谷川利行、佐伯祐三などが出ていて
重文西行物語絵詞が一巻全場面が公開されているのが嬉しい。
馬遠、馬麟など中国絵画もあって、確かに高士の人らはいつも散歩しているよなぁ。
谷口ジローはちゃんと読んでみたいなぁ。

初訪問のミュージアムではコレクション展も楽しみです。
それでいうと滋賀県立美術館は当たりでした。
遠征して素敵な作品に出会えるのは本当に嬉しい。

凄いのは曾我蕭白の近江神宮の重文。これ奇想展で見たような覚えがあるのだけど
改めてじっくり鑑賞してもうほぼデジタルアートに足を掛けていて蕭白凄いなぁと。
速水御舟の凄いの2点、山元春挙もいいし、如意輪観音の重文仏画も良かったなぁ。

企画展、コレクションともに楽しめ満足です。

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん、エイミーさん、morinousagisanさん

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菊池契月《散策》1934 年 京都市美術館蔵(展示期間 9/20-10/19)

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谷口ジロー《『歩くひと』第3話「町に出かける」原画》1990 年 一般財団法人パピエ蔵
©PAPIER/Jiro Taniguchi

金島桂華《画室の客》1954 年 京都市美術館蔵(展示期間 10/21-11/16)

東郷青児《超現実派の散歩》1929 年 SOMPO 美術館蔵 ©Sompo Museum of Art,25004

与謝蕪村《松尾芭蕉経行像》江戸時代 逸翁美術館蔵

浦上玉堂《幽渓散歩図》江戸時代 岡山県立美術館蔵(展示期間 10/21-11/16)

カミーユ・ピサロ《ロンドン、ハイドパーク》1890 年
東京富士美術館蔵(展示期間 9/20-10/19)

黒田清輝《夕の梨畑》1919 年 東京国立博物館蔵

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