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日本の武士文化と美術工芸の粋を一堂に集めた貴重な展覧会
三井家が所蔵していた名刀や甲冑、武者絵、五月人形などが展示されている展覧会です。国宝に指定された短刀《日向正宗》と《徳善院貞宗》の公開、ということで、近年の刀剣ブームからさぞや混雑かと思いきや、会期半ばの休日の夕刻手前でしたが、とても空いていました。おかげさまでゆっくり鑑賞出来ました。
重要な刀剣刀装具は、重厚感の第一展示室にあって、存在感ある名品の数々が、一段と輝いて見えました。全方位から鑑賞出来るのも嬉しいです。《縹糸素懸威胴丸具足》《白糸中紅糸威胴丸具足》などや春日大社に伝来し火災で焼損した大鎧を模造品など、とても状態の良い甲冑の展示も見逃せません。象彦さんの《宇治川先陣蒔絵硯箱》などの新しい時代の工芸品類も、とても美しく見物です。それから武者絵など戦国武将を描いた作品も並び、亀岡規礼筆の『酒吞童子絵巻』は、鬼の武具がちょっと異国風に描かれていて、細部まで緻密に表現されていました。(サントリーで見て来たばかりのものとはまただいぶ違っていて、また面白かったです。)
『刀剣乱舞ONLINE』とのコラボレーション企画として、「刀剣男士 日向正宗」の等身大パネルの展示や、同キャラクターの声を担当する声優・梶裕貴さんによる音声ガイドもあり、静嘉堂の前年の「超・日本刀入門 revive」展の様に若者たちがもっと来ているかと思ったのですが。










