ピクチャレスク陶芸
アートを楽しむやきもの―「民藝」から現代まで

パナソニック汐留美術館

  • 開催期間:2025年7月12日(土)~2025年9月15日(月・祝)
  • クリップ数:36 件
  • 感想・評価:5 件
ピクチャレスク陶芸 アートを楽しむやきもの―「民藝」から現代まで パナソニック汐留美術館-1
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北大路魯山人《織部俎板盤》1949年、陶器、京都国立近代美術館
河井寛次郎《三色打薬貼文扁壺》1960年代、陶器、個人蔵 撮影:大屋孝雄
加守田章二《彩色角壺》1972年、陶器、個人蔵 撮影:大屋孝雄
アクセル・サルト《花器》1946年、陶器、個人蔵 撮影:大屋孝雄
ルーシー・リー《溶岩釉スパイラル文花瓶》1978年頃、陶器、茨城県陶芸美術館
松田百合子《西瓜水瓶(フリーダ・カロへのオマージュシリーズ)》1996年、磁器、岐阜県現代陶芸美術館
増子博子《移ろう景色皆川マスの絵付けより》2020年、陶器・手紙・ガラスケース、個人蔵 撮影:吉田健太郎
ジョルジュ・ルオー《飾りの花》1947年、油彩、パナソニック汐留美術館
ジョルジュ・ルオー《古きヴェルサイユ》1950年頃、油彩、パナソニック汐留美術館
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

パナソニック汐留美術館は、近現代の陶芸をテーマとした企画展を継続して開催しています。本展覧会では陶芸と絵画的表現の交差に焦点を当て、アートとしての魅力を探ります。

多くの場合、陶芸作品の表面は、豊かな色調や質感で構成されています。釉薬や顔料を重ねることで表れる光沢や発色は、やきもの特有の物質的な美しさといえるでしょう。一方で、筆致や彩色、主題の選択に着目すると、油彩や素描など異分野の表現との響き合いを見出すこともできます。ここでは、各々の作品の色やかたちやモチーフから、時にジャンルを横断して創作に挑む作者の思考や芸術観をつむぎ出すことを試みます。

タイトルにある「ピクチャレスク」とは、「絵画的な」「絵画のように美しい」といった意味を表す美術用語です。18世紀イギリスでは庭園や景観の美を示す言葉として用いられ、建築や造形の分野において、新時代の美意識を導いた概念ともされています。そうした言葉の拡がりに重ね合わせ、本展覧会では、絵付けされた陶器にとどまらず、平面と立体がダイナミックに融合した形態や、メディアを越境して表現を更新していくような造形のあり方にも注目します。

個人作家として創作的な陶芸の礎を築いたとされる富本憲吉やバーナード・リーチ、民藝運動を推進したことでも知られる河井寛次郎や濱田庄司に始まり、伝統的な技術の革新をもたらした陶芸家、前衛陶芸の旗手、茶陶の名手、イギリスやデンマークの作家、1960年代から80年代生まれのアーティストまで、約50名の作家が並びます。総計約120作品による新たな共演をお楽しみください。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2025年7月12日(土)~2025年9月15日(月・祝)
会場 パナソニック汐留美術館 Google Map
住所 東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
時間
  • 10:00~18:00
    ※8月1日(金)・29日(金)・9月12日(金)・13日(土)は20:00まで
    (最終入場は閉館30分前まで)
休館日 水曜日、8月12日(火)~15日(金)
※ただし9月10日(水)は開館
観覧料 一般 1,200円
65歳以上 1,100円
大学生・高校生 700円
中学生以下 無料
  • ※障がい者手帳を提示の方、および付添者1名まで無料で観覧できます
    ※土・日・祝日は日時指定予約(平日は予約不要)
    ※混雑状況により入館方法が変更になる場合があります
    ※最新情報はパナソニック汐留美術館の公式サイトをご確認ください
TEL050-5541-8600 (ハローダイヤル)
URLhttps://panasonic.co.jp/ew/museum/
割引券https://panasonic.co.jp/ew/museum/discount/

パナソニック汐留美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

パナソニック汐留美術館 パナソニック汐留美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

3.0

民藝から現代まで

民藝の時代から、現代のオブジェ焼まで。焼き物の可能性の広さを感じました。造形が面白いものも多く、そういった意味でも楽しい内容でした。

3.0

陶芸作品の絵画性

猛暑の中、汐留に行って来ました。陶芸作品は、その造形と陶土との関わりに中に美があると思います。そこに、釉薬などを使い、色彩を加えていく。陶土の持自然な力と意匠による色が画が、本来持ち得ていたはずの美に新鮮さが加わり、得も知れぬ人を魅了する造形に変化します。でも、バランスが大切とは思います。今回、意外な造形にも触れることができ、楽しかったです。

4.0

解説付き貸切鑑賞会に参加してきました

丁寧に解説されると、興味の範囲外にある作品まで知ることができて本当に楽しい。
名前だけ知っていたバーナード・リーチ、ハガキで見ていた河井寛次郎の作品、いつも個展を見に行っている星野友幸さんの作品など、民芸からオブジェまで多岐に渡る近現代の作品が盛りだくさんでした。

印象に残ったのは加守田章二の『彩色角壺』。
表面が布のように毛羽立って見える不思議な質感。触ってみたい!
面白かったのは増子博子の作品群。陶芸、刺繍、絵となんでも作れる人のようだ。

少しだけ担当学芸員さんと話ができたので、気になる点について聞いてみました。
現代作家の作風の変化とか、開口部の無い作品の破裂の可能性とか、キャプションや図録に載っていない小ネタがめちゃくちゃ面白い!
こういう機会が増えるといいなぁ。

THANKS!をクリックしたユーザー
fumiko773さん、morinousagisanさん、karachanさん

4.0

うつわと絵柄の融合

7月20日(日)12時40分 入館
連休の中日でしたが、空いていて、ゆったりと快適に見ることができました。
写真撮影はすべて不可

展覧会のタイトルどおり、絵画的な陶芸が数多く展示されています。食べることが好きな私は、まずは北大路魯山人のうつわに惹かれました。描かれた絵柄にはあたたかみがあり、料理が盛られるとさらに引き立つだろうなあと想像を楽しみました。

三代徳田八十吉の作品の青色の美しさは、目を見張るものがありました。深海のような深い青にサンゴ礁のような水色。そして「耀彩花器」の、うまく言葉で言い表せないほどに美しい、すっとのびる直線。釘付けになりました。

印象に残ったのは、星野友幸の「鉢 大桃」。タイトルどおり、桃をモチーフにした大きなうつわです。淡いほのかな桃色の滴りを見ていると、今にも桃の香りが漂ってきそうです。丸みのあるフォルムとやさしい桃色にほっこりしました。

個性豊かな総計約120個の作品。グッとくる作品との出会いがあるのではないでしょうか。作品ごとの解説も充実しています。

4.0

見て楽しい焼きものの世界

さてこまったぞ

今回の展示はタイトルがしめすとうり
絵画的な焼き物を集めてあるので
焼き物に詳しくなくても観て歩き回るだけで楽しい展示だ

キービジュアルになっているピカソの焼き物も
(なんか見覚えあるなあとは思ってたんだけどたぶん前見たことあるやつだこれ)
実物を見るとちょっとにこにこしてしまいそうな面白さがある

いろいろと面白い作品がそろっているのだけど、
同時開催「ジョルジュ・ルオーの手仕事」のコーナーに
みた印象を全部持って行かれてしまった

パナソニック汐留美術館といえばルオーのコレクションなので
今回もその延長みたいなもんだろうと思って油断してた。なんだあれ
ちょっとうまく説明できる気がしないから是非その目で見てほしいのだけど
メインの展示を完全に食っちゃってるよなあ…

何見たか思い出そうとしてもルオーしか出てこないんだもん…

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん、Rikashさん

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出展作品・関連画像IMAGES

北大路魯山人《織部俎板盤》1949年、陶器、京都国立近代美術館

河井寛次郎《三色打薬貼文扁壺》1960年代、陶器、個人蔵 撮影:大屋孝雄

加守田章二《彩色角壺》1972年、陶器、個人蔵 撮影:大屋孝雄

アクセル・サルト《花器》1946年、陶器、個人蔵 撮影:大屋孝雄

ルーシー・リー《溶岩釉スパイラル文花瓶》1978年頃、陶器、茨城県陶芸美術館

松田百合子《西瓜水瓶(フリーダ・カロへのオマージュシリーズ)》1996年、磁器、岐阜県現代陶芸美術館

増子博子《移ろう景色皆川マスの絵付けより》2020年、陶器・手紙・ガラスケース、個人蔵 撮影:吉田健太郎

ジョルジュ・ルオー《飾りの花》1947年、油彩、パナソニック汐留美術館

ジョルジュ・ルオー《古きヴェルサイユ》1950年頃、油彩、パナソニック汐留美術館

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