花鳥風月―水の情景・月の風景

皇居三の丸尚蔵館

  • 開催期間:2024年9月10日(火)~2024年10月20日(日)
  • クリップ数:38 件
  • 感想・評価:6 件
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《雪月花》上村松園 昭和12年(1937) 皇居三の丸尚蔵館収蔵
《近江八景蒔絵棚》江戸時代(18世紀) 皇居三の丸尚蔵館収蔵
《石山寺蒔絵文台・硯箱》硯箱 川之邊一朝 明治32年(1899) 皇居三の丸尚蔵館収蔵
《七宝墨画月夜深林図額》濤川惣助 明治32年(1899) 皇居三の丸尚蔵館収蔵
《金烏玉兎図花瓶》萬古焼 大正4年(1915) 皇居三の丸尚蔵館収蔵
《朝露》(左隻) 平福百穂 大正4年(1915) 皇居三の丸尚蔵館収蔵
《雨後》川合玉堂 大正13年(1924) 皇居三の丸尚蔵館収蔵
国宝《動植綵絵 梅花皓月図》伊藤若冲 江戸時代(18世紀) 皇居三の丸尚蔵館収蔵
《秋茄子》西村五雲 昭和7年(1932) 皇居三の丸尚蔵館収蔵
《安宅切本和漢朗詠集》伝 源俊頼 平安時代(12世紀) 皇居三の丸尚蔵館収蔵 【場面替えあり】
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

私たちの生活のなかで美しい自然をあらわす言葉、「花鳥風月」。日本には四季折々の美しさがあります。

美しい自然のなかでも水は、生命をつくりあげる重要な要素。気象では雨となり「花の父母」と言われるように、植物を育む恵みとなります。雨が集まり、川や滝となって、やがて海へと流れます。そして、月は、太陽とともに季節や暦を表す情報として、人間の生活に欠かせない標しるべでした。秋は空気が澄んで月が一年で最もきれいに見えると、江戸時代の書物にもあります。

本展では、自然の景色のなかで、雨などの水の景色や、月をあらわした風景などの作品を、皇室伝来の収蔵品のなかから紹介します。

【FEATURE|内覧会レポート】
水や月に心を寄せた工芸品、絵画、書跡を通して日本の四季のうつろう美を愛でる

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年9月10日(火)~2024年10月20日(日)
会場 皇居三の丸尚蔵館 Google Map
住所 東京都千代田区千代田1-8 皇居東御苑内
時間 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30)
  • ※ただし9月10日(火)は13:00開館
    毎週金曜・土曜は夜間開館。20:00まで開館
    (最終入館は19:30まで)
    ※ただし9月27日(金)と10月18日(金)を除く
休館日 月曜日 
※ただし9月16日、9月23日、10月14日は開館し、翌火曜日休館
※その他諸事情により臨時に休館する場合があります
観覧料 一般 1,000円
大学生 500円
  • ※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるもの(生徒手帳、運転免許証、マイナンバーカードなど)を要提示
    ※障がい者手帳をお持ちの方およびその介護者1名は無料(日時指定不要)
    ※事前に日時指定をお願いします(一般・大学生・高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方が対象)
URLhttps://shozokan.nich.go.jp/

皇居三の丸尚蔵館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

皇居三の丸尚蔵館 皇居三の丸尚蔵館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

息を呑む美しさ

平日夜に訪問。
上村松園に惹かれて行きましたが、日本画も工芸も美しかったです。他の人が目立たない照明も良い。

3.0

幅広の掛軸をじっくり楽しむ

三の丸尚蔵館には展示が変わるたびに「御物拝見!」という姿勢で通っていますが、今回は「秋茄子」が見たかった。
前から図録で見ていて、狐の可愛らしさに目を奪われていたんですが、実物は…デカイ!想像していたよりずっと幅広で、秋茄子もはっきり認識できる大きさで描かれていて、主役は狐じゃなくて秋なんだと思い至りました。
橋本関雪が水牛を描いた「暮韻」も、河合玉堂の「雨後」も幅広の掛軸で、こういう大作を飾るに相応しい場所に収められているのがうれしい。
上村松園の「雪月花」は御簾を上げる指が美しいですね~。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

5.0

名品を堪能できます

ようやく訪れたさわやかな秋晴れの日、皇居まで出かけていきました。
いつもながら美しい品々がたくさん並んでいます。中でも、濤川惣助の「月夜深林図額」はどう見ても墨画としか思えない超絶技巧の七宝です。そして、上村松園の雪月花。皇室からの依頼で長い歳月をかけて作成されたそうですが、美しく雅な世界が3幅に描かれています。必見です。
空いていそうでしたが、WEBチケットを予約していきました。行ってみると「この時間は完売です」の表示が。事前に予約していく方が、安心かもしれません。

4.0

工芸と書画の逸品、凛として優美

約30点の少数精鋭の展示品をじっくりと鑑賞できるのは、当館の魅力です。今回は一室が工芸、もう一室が書画の展示ですが、展示の余白が大きく、ライティングも工芸品を観るのに丁度よい。係の方がこまめにガラスに付着した人肌による曇りを拭いておられて、頭が下がります。

「近江八景絵巻棚」、天板の高さが私にはやや高すぎて立派な工芸細工が観きれなかったのがやや残念でした。

伊藤若冲《動植綵絵 梅花皓月図》。30幅の動植綵絵のなかでは色彩遣いが落ち着いている本作は単品展示が映えるように感じました。皓皓とした月の光に照らされた梅の花、その無数の花弁や雄蕊の仄かな輝きが超細密の胡粉の塗りで見事に描かれていて実に美しい。その後景にもつれあう枝、さらにその後景に白く明るい満月。大胆にして絶妙の配置にうっとり見とれてしまいます。

《雪月花》は、平安の宮中女性を昭和初期の感性で上村松園流に上品に艶やかに表現されていて優麗そのもの。大正天皇后の御下命を受けて制作に20年以上かけたとのこと。ありがたく拝見しました。

皇居大手門をくぐって、逸品を観て。毎度ながら、凛として豊かな気持ちになります。

5.0

近代日本画の巨匠の代表作品がズラリ!

近代日本画の作家で、特に好きな作家の作品が出展されているので、早速来館。第1展示室は蒔絵の情趣溢れる工芸品がズラリ。第2展示室は皇室お買上、の近代日本画の名作多数。お目当ての山口蓬春「三熊野那智の御山」、川合玉堂「雨後」、上村松園「雪月花」を堪能。総展示数27点ながら、作品ひとつひとつが見応えあるのでかなり愉しめる内容でした。動植綵絵も1幅展示されてました。

  • 0
  • BY TK

4.0

初秋ながら何時までも暑い今年、三の丸で水の恵みと美しい月に、日本の四季を感じ、愛でましよう

新しくなってから「みやび」を4期と「いきもの」と、今回で6回目の三の丸です。どういう訳か外国人観光客の団体さん?? 今まではいつも御苑が休園の金曜日だったせいか初めてです、大手門から東御苑入園の手荷物検査で並び十数分かかりました。係の方がお一人で一生懸命されていて仕方のないことだけど、一般参賀や桜や紅葉の時みたいな沢山の検査ゲートは不要ですが、並んでいる場合はせめて二人体制にしてほしいものです。三の丸は時間指定があるので、少しだけ気をもみました。
さて、工芸好きな私は、《近江八景蒔絵棚》と川之邊一朝の《石山寺蒔絵文台・硯箱》これ、観たかったのです。高蒔絵も金具の一つ一つも、本当に美しく素晴らしい技術ですね。棚の背面は観れませんでしたが、ネットでは見られます。そもそも壁際に置かれるべきもので背面までこれほど手を入れる必要はないのでは??これも職人のこだわりなのでしょうか。硯箱には今話題の石山寺で『源氏物語』の筆が起こされたという故事が、文台には水面に映る月の情景が黒漆地に金銀の研出蒔絵で効果的にあらわされていて、とても素敵です。《瀧梅松蒔絵冠棚》、《瀧山水蒔絵短冊箱》なども素晴らしい水の表現でした。無線七宝濤川惣助の《七宝墨画月夜深林図額》は多分初めて観るのですが、とろけました。絵画では伊藤若冲の国宝《動植綵絵 梅花皓月図》、川合玉堂《雨後》、は何度か観ていました。動物画の名手西村五雲の傑作《秋茄子》、茄子の傍らでじゃれたりしている三匹の子狐。凄く可愛いしドラマがどんどん広がっていきそうです。五雲とともに昭和の動物画の大家橋本関雪の《暮韻》、どっしりとした量感の牛が月夜に草を食む姿と、足元から頭の先当たりの輝き感で、私は水を飲みに来たのかなと思ってました。牛のどこか人間ぽい表情も、なんだかとてもいいですね。トリは、上村松園が大正天皇の后貞明皇后からの依頼に基づいて制作も、20年以上の歳月をかけてようやく完成させたという、『枕草子』、『源氏物語』、そしておそらくは『伊勢物語』等に想を得たと思われる優美な情景が、端正な画面構成と美しい色彩布置により表された渾身の名作といわれる《雪月花》、三幅、見事でした。
まだ初日なせいでしょうか、館内にほんの数人しか観覧者が居らず、ゆっくり観ることが出来ました。撮影不可の作品も数点ありました。VTRの鑑… Read More

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《朝露》(左隻) 平福百穂 大正4年(1915) 皇居三の丸尚蔵館収蔵

《雨後》川合玉堂 大正13年(1924) 皇居三の丸尚蔵館収蔵

国宝《動植綵絵 梅花皓月図》伊藤若冲 江戸時代(18世紀) 皇居三の丸尚蔵館収蔵

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