MOTコレクション
竹林之七姸/特別展示 野村和弘/Eye to Eye—見ること

東京都現代美術館

  • 開催期間:2024年8月3日(土)~2024年11月10日(日)
  • クリップ数:15 件
  • 感想・評価:3 件
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河野通勢《竹林之七妍》1923
漆原英子《The Snow Man》1956
前本彰子《深海のアネモネ(Sea anemone)ーEAT UP THE HEAVEN!》1992
撮影:末正真礼生 画像提供:コバヤシ画廊
小林ドンゲ《エドガー・アラン・ポーより モレラ》c.1970
高木敏子《花》1981
野村和弘《笑う祭壇》2014/2019 photo: Haruyuki Shirai
野村和弘《untitled (grapes)》2007 photo: Ichiro Otani
中村宏《明暗法からの視線》2015-16
多田美波《周波数 37306505》1965 photo: Masaru Yanagiba
開発好明《机の上》2010 © Yoshiaki Kaihatsu
中園孔ニ《ポスト人間》2007
長谷川繁[タイトルなし] 2007
長谷川繁《法被威穂猥屠摩訶論ちゃん》1997
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

東京都現代美術館では、戦後美術を中心に、近代から現代にいたる約5800点の作品を収蔵しています。「MOT コレクション」展では、会期ごとに様々な切り口を設けて収蔵作品を展示し、現代美術の持つ多様な魅力の発信に努めています。

1階では、「竹林之七妍(ちくりんのしちけん)」と題し、新収蔵作品を中心に7人の女性作家に焦点を当てます。「竹林之七妍」とは、東京都現代美術館が所蔵する河野通勢の作品名に由来します。この作品では俗世を離れて竹林に集い清談を交わす古代中国の7人の賢者「竹林の七賢」が、鮮やかな衣装を纏った女性に変えて描かれています。時代や文化といった背景の異なる7人の女性たちが光の射す竹林のなかで花や鳥に囲まれて和やかに集うさまにならい、このたびの展示では、同館でこれまで紹介する機会の少なかった女性作家に光を当てることにしました。作品名にある「妍」とは、一般に姿かたちの麗しさや優美さを意味しますが、本展示では、美というものに対してどのように取り組み、作品としてきたかというそれぞれの美術家の活動を意味するものとして考えます。生誕100年を迎えた間所(芥川)紗織と高木敏子、漆原英子と小林ドンゲ、前本彰子は新収蔵作品を中心に展示します。福島秀子と朝倉摂は既収蔵作品をまとまったかたちで紹介します。

1階ではあわせて、コンセプチュアルな制作を通して創造行為を探求し続けてきた野村和弘の特集展示を行います。3階では「Eye to Eye—見ること」と題し、様々な視線の在り方に着目します。アレックス・カッツや中村宏、中園孔二などの絵画に描かれた視線を入り口に、反射する素材を用いた多田美波やモニール・ファーマンファーマイアンの彫刻、廃墟に錯視的なインスタレーションを作り出し写真に収めるジョルジュ・ルースの仕事、見えるものと見えないものとの間に遊戯性をもたらす開発好明のインスタレーションなど、多岐にわたる作品で構成します。さらに、絵画は「見るもの」ということを真摯に問い続けてきた画家、長谷川繁の特集展示を行います。

*3階は、前会期の展示を一部のみ展示替えして継続しています。
*開催内容は、都合により変更になる場合がございます。予めご了承ください。

◆ 出品予定作家
朝倉摂、漆原英子、開発好明、河野通勢、小林ドンゲ、高木敏子、多田美波、中園孔二、中村宏、奈良美智、野村和弘、長谷川繁、福島秀子、前本彰子、間所(芥川)紗織、宮脇愛子、モニール・ファーマンファーマイアン、アレックス・カッツ、ロイ・リキテンスタイン、ジョン・バルデッサリ、ゲルハルト・リヒター、ジョルジュ・ルース、アンディ・ウォーホルほか

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年8月3日(土)~2024年11月10日(日)
会場 東京都現代美術館 Google Map
住所 東京都江東区三好4-1-1
時間
  • 10:00~18:00
    (展示室入場は閉館の30分前まで)
    ※8月の毎金曜日は21:00まで
    ※11月8日(金)・9日(土)は20:00まで延長開館
休館日 月曜日、8月13日、9月17日、9月24日、10月15日、11月5日
※ただし8月12日、9月16日、9月23日、10月14日、11月4日は開館
観覧料 一般 500円
大学生・専門学校生 400円
高校生・65歳以上 250円
中学生以下 無料
  • ※ 企画展「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」、「開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ」のチケットでMOTコレクションも観覧できます
    ※小学生以下の方は保護者の同伴が必要です
    ※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付添いの方(2名まで)は無料です
    ※毎月第3水曜(シルバーデー)は、65歳以上の方は無料です(チケットカウンターで年齢を証明できるものを提示)
    ※家族ふれあいの日(毎月第3土曜と翌日曜)は、18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住を証明できるものを提示/2名まで)の観覧料が半額になります
TEL050-5541-8600 (ハローダイヤル)
URLhttps://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/mot-collection-240803/

東京都現代美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

3.0

見たいものを見て、知らなかったものを知る

現代作家のキュレーション展は自分の好みに合うものも合わないものもゴチャ混ぜになっているので、一瞬で選り分けしながらズンズン回るようにしています。

今回見たかったのはメインビジュアルの「竹林之七妍」。思っていたより小さい作品だけど、細部まで描き込まれていて女性が全員可愛らしい!観音様の脚が透けて見えるのにはドキッとしました(笑)
画題として「竹林之七賢」が好きなんですが、女性に置き換えると花祭りみたいになるんですね。

そして、初めて知った小林ドンゲ。エッチングがあまり好きではなくてスルーしかけたときに彩色された「青い蝶」を見て、踵を返しました。描かれた女性と蝶が背景の青とマッチしていて、部屋に飾りたくなりました。

それにしても、現美のフライヤーは毎回凝った作りですね。変形しているうえにミシン目まで入っているけど、どうしていいかわからないので、このまま保管します(笑)

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morinousagisanさん

3.0

MOTコレクションならではのキュレーション

入ってすぐの女性作家7人に焦点を当てた特集はMOTならではだろう。特に、福島秀子は私の琴線に触れてじっくり観賞した。奇をてらった作品では無いけどリズムや構成がとても良かった。小林ドンゲも数を見るのは初めてだったので眼福。前本彰子の装飾華美な作品も見応えがあった。
とにかくここのコレクションは充実している。階を上がると、ウォーホル、リキテンシュタイン、ゲルハルト・リヒターに驚かされるし、逆側には奈良美智が並んでいる♪
他ももちろん興味深い作品が並び、企画展中の開発好明のインスタレーションがここにもあった。最後の宮島達男の部屋は変わること無く、ここまで来ると「あー今回もMOTをお腹いっぱい味わったな〜」と思う。
とともに「企画展2つプラスMOTコレクションは1日がかりだよ」と足腰にくるw。それでも企画展に訪れるときは、MOTコレクションを観る時間を残して考えてしまう……。

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morinousagisanさん

4.0

女性美術家7人の展示が新鮮!特に間所(芥川)紗織の生誕100年プロジェクトに注目

東京都現代美術館のコレクション展ですが、今まで見たなかでは最高の展示でした。テーマの設定や作品の面白さ、作品の多様性という点でとても印象深い。

特に7人の女性作家を展示したコーナーは見応えがありました。間所(芥川)紗織、高木敏子、漆原英子、小林ドンゲ、前本彰子、福島秀子、朝倉摂の7人です。いずれも、いろいろと面白いのですが(例えばいつのまにか小林ドンゲの作品が収蔵されていたとか)、とりあえず注目したいのは2024年に生誕100年となる間所(芥川)紗織。

生誕100年をきっかけに、全国10箇所の美術館で間所(芥川)紗織の作品を展示するという「Museum to Museums」を展開していて、なかなか興味深い。気がついたら始まっていたので、とても全ては見て歩けませんが、できるかぎり見てみたい。作風は「ろうけつ染めを野口道方に、絵画を猪熊弦一郎に学び」そして「岡本太郎の薦めにより『第40回二科展』に出品」といったあたりで多少想像できるけど、なかなか力強い。ちなみに名字が間所(芥川)とあるのは、この方、もともとは声楽家で当初は作曲家の芥川也寸志と結婚し、いろいろあって声楽をやめ、絵画を始め、離婚して、渡米して油絵とデザインを学び、帰国後に建築家の間所幸雄と結婚しているためです。人物的にも興味深い。

このほか、コンセプチャルアート系の野村和弘、中村宏、中園孔二、長谷川繁の作品が印象に刻まれました。基本撮影可ですが、一部不可もある。

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アバウトさん、Boodlesさん、morinousagisanさん、黒豆さん

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出展作品・関連画像IMAGES

河野通勢《竹林之七妍》1923

漆原英子《The Snow Man》1956

前本彰子《深海のアネモネ(Sea anemone)ーEAT UP THE HEAVEN!》1992
撮影:末正真礼生 画像提供:コバヤシ画廊

小林ドンゲ《エドガー・アラン・ポーより モレラ》c.1970

高木敏子《花》1981

野村和弘《笑う祭壇》2014/2019 photo: Haruyuki Shirai

野村和弘《untitled (grapes)》2007 photo: Ichiro Otani

中村宏《明暗法からの視線》2015-16

多田美波《周波数 37306505》1965 photo: Masaru Yanagiba

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