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あべのハルカス美術館開館10周年記念 円空-旅して、彫って、祈って-

あべのハルカス美術館開館10周年記念 円空-旅して、彫って、祈って-

あべのハルカス美術館|大阪府

開催期間:

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展示室では「誰もが笑顔」の円空展!

円空が旅して、彫って、祈った仏さまは、口角の上がった口元に、三日月眉毛…日頃コワオモテの不動明王サマも蔵王権現サマも、みんな笑顔。
人々に微笑み続けるその雄姿に癒やされ過ぎてきました。

展示室で仏さまたちと対面しながら、円空は「木をみていると、きっと木の中に仏さまが見えてくるんやろな…」と思っていた矢先に、その風景を可視化された展示(仏さまの姿が木の中に存在するということ)を、伴蒿蹊『近世畸人伝』1790、p37. 京都府立京都学・歴彩館所蔵、の中に(チラシの中にも画像有り)。

それから、展示室4章の解説に、昭和6年(1931) に橋本平八(1897-1935、彫刻家)が、千光寺 で 円空 サマ作品を発見した!と。 屹然とする姿や素朴な造形に平八サマもどれだけ心踊ったことか…きっと、微笑み続けられたことかと。

◉展示室内では撮影可能コーナー有り。
入口すぐの《金剛力士(仁王)立像(吽形)》、円空が自身の姿を彫ったともいわれている《賓頭盧尊者坐像》、《狛犬》ほか、岐阜県千光寺さまご所蔵作品が撮影可能なのかな。
岐阜県の 千光寺 には、円空仏寺宝館 があるようですね。
奈良県の栃尾観音堂にも、愛知県の荒子観音寺にも、いつか行ってみたい。

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・2 伴蒿蹊『近世畸人伝』1790、p37. 京都府立京都学・歴彩館所蔵:木にハシゴを掛けて直接掘る円空の図
・4《十一面観音立像》1665(寛文5)頃 (34才頃) 三重県真教寺:一本一本の彫り方に静かな動き。
・8《大日如来像》1671(寛文11)頃 (40才頃) 奈良県法隆寺:最高に優しい笑顔の大日如来サマ。絵葉書作ってほしかった…
・17《大般若経》1674(延宝2) (43才頃)三重県片田自治会:絵に描く仏さまもお優しい穏やかな笑顔
・18《大般若経》1674(延宝2) (43才頃)三重県立神自治会:絵に描く仏さまもお優しい穏やかな笑顔
・20-2《熱田大明神立像》愛知県龍泉寺:渥美清サマ似!
・68《不動明王立像》1685(貞享2)頃 (54才頃) 岐阜県素玄寺:不動明王サマも笑顔!

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