パフューム衣装展「Perfume COSTUME MUSEUM」
兵庫県立美術館|兵庫県
開催期間: ~
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みんなちがって みんないい
始まりましたよ~! 香水三人娘の大衣装展覧会。
私は飴玉三人娘の同時代体験者ですので、今を盛りのガールズグループとは縁もゆかりもなく、コアなリスナーでもないジジイです。
でも毎年1回、紅白歌合戦でお三方の素晴らしいパフォーマンス拝見するのが楽しみでもあるのです。
そう、目線は完全に父親ですな(笑) なんたって、うちの娘と息子のちょうど中間学年がパフュームさんですので。
会期初日の午後に行ってみました。混雑度はさほどでもなく、ゆっくりじっくり素敵なコスチュームをたっぷり見ることができました。
デビューしたての時期から最近のものまで、カラフルにシックに、コンテンポラリーにトラディショナルに、テクニカルにエモーショナルに、
ありとあらゆるコスチュームの可能性を追求し実現化してきたプロジェクトチームの成果とでも言いましょうか、
パフュームヒストリーがステージ衣装見るだけで伝わってくる。そんなエキジビションです。
とにかくそのボリュームにまず圧倒されます。
トリオですから通常の3倍あるし、20年近く活動継続中だし、その間ずっとステージも続けてきたわけだから。
ポっと出ては消えていくそんじょそこらのアイドルとは一線を画しています。
ファンのかたは衣装見ただけで曲が浮かびその振り付けまで記憶によみがえってくるのでしょう。羨ましい限りです。
展示衣装には、あーちゃん、のっち、かしゆかのイニシャル、A、N、Kが付してあるので誰が着たのかもすぐわかります。
スターのステージ衣装って、パフュームより芸歴長い方はたくさんいらっしゃるのでその数も当然はるかに多いでしょう。
展覧会やろうと思えばやれるぐらいはあるはずです。
だけど、開催されることはない。男性歌手の衣装見たって仕方ないし、女性の場合もロングドレスとかに限られて変化に乏しいし。
演歌歌手の和服なら、衣装だけが独り歩きする感もあったりして。
パフュームの衣装はどれにもちゃんとしたコンセプトがあって、なぜこれになったのかがちゃんとわかるキャプションも全点にあります。
だから保存する価値があり展覧会もできると思うのです。
さらに、展覧会用の試みとして縫製用の型紙まで展示してありその複雑さにも驚きです。
2次元が3次元になっていく過程を目の当たりにして、ドレスメーキングの世界の奥深さを知ることができました。
面白かったのは、白一色の衣装にプロジェクションマッピングで色柄デザインを投影するコーナー。
曲に合わせて千変万化するマッピングはめちゃくちゃカッコいい。
実際にステージでやったそうで、これも時代の最先端を行くチャレンジです。
テクノポップという40年以上前に流行ったジャンルを見事復活させてなおかつそれをずっと続けてるパフューム。
曲も衣装もダンスもどれ一つ欠けてもダメな総合芸術と言えるかもしれません。
まだまだ彼女たちの進化は止まりそうにもありません。
頑張りんさいよ~!
応援しとるけんね~!