NHK大河ドラマ特別展「どうする家康」
三井記念美術館|東京都
開催期間: ~
- VIEW703
- THANKS3
家康が戦の間に「茶杓」でも作っていてくれていたら…
三井記念美術館の展示室の配置問題のため、章立ては崩壊。
とはいえ、「家康の愛用品」から始まる展示は、普段の三井記念美術館展示らしく見やすく、とても好きな導入展示。
東京会場の後、岡崎市美術博物館と静岡市美術館へ巡回されるとのこと。三井記念美術館の展示とは、雰囲気が一転する可能性大。それと、展示作品リストから、前期と後期でかなり多くの展示替えがあることが読み取れ、さらに雰囲気を替えそう。
本展覧会では、「茶道具と能面」の出品は辛うじて(片手分ぐらい)あるものの、歌舞音曲、和歌関連の展示など皆無。
そのため、なんともいえない物足りなさも感じた。
展示作品には、「合戦尽くし」の屏風絵、お馴染みの武将の肖像画、刀剣や火縄銃などの武具…
せめて、家康が戦の間に「茶杓」でも作っていてくれていたら…とも思ったり。
なお、入場券無しで入場可能な別室では、NHK大河ドラマに出演の松本潤氏、岡田准一氏らの等身大パネルを設置。
・重文《香木 伽羅》16-17c、久能山東照宮博物館蔵
・重文《びいどろ薬壺》16-17c、久能山東照宮博物館蔵
・重文《鉛筆》16-17c、久能山東照宮博物館:メキシコ産の黒鉛を使用した日本初の鉛筆!
・重文《唐物肩衝茶入 北野肩衝(大名物)》南宋時代(12-13c)、三井記念美術館 :北野茶会に出品の肩衝。
・《青磁筒花入(大名物)》南宋時代(13c)、三井記念美術館
・《波桐蒔絵竹二重切花入》桃山-江戸時代(16-17c)、三井記念美術館
・千利休《千利休筆消息 瀧本坊宛》桃山時代・天正18年(1590) 4月22日、三井記念美術館:石清水八幡宮が宗二を匿ってくれたことへの礼状。
・伝千利休《有馬湯山茶会記》桃山時代・天正18年(1590) 10月4日、5日、三井記念美術館:有馬温泉で開催された茶会で用いられた道具や招待客を記載。
・重文 伝龍右衛門《能面 小面(花の小面)》桃山時代(14- 16c)、三井記念美術館:「雪月花」三面のうちの「花」。
- THANKS!をクリックしたユーザー
- uchikoさん、komagatayaさん、morinousagisanさん