開館40周年記念名品展 野村得庵のまなざし
野村美術館|京都府
開催期間: ~
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まさに「名品展」です。
前期展で感想を投稿してしまっているので、後期展示はこちらから感想を投稿。
連休過ぎて、伺ってきました。
蹴上から南禅寺への道も落ち着いておりました。
展示室には、珍しく10人ほどの先客がいらしたが、どうも茶の湯のお仲間らしく、
どなたもお道具に魅せられ魅入られて、とても静かな展示室でした。
前後期、席飾も含め全て展示替えとなっておりました。
後期になると、ぐっと初夏も感じるお道具もあり。
応挙筆『滝登鯉画賛』から始まる後期展示、滝を登る鯉から飛沫も飛び散るようでした。後期のなかでも展示替えがあるらしく、5/16からは『裂手鑑』・・・拝見したかった。
久々の再会「佐竹本三十六歌仙絵 紀友則」、雪村筆『風濤図』は、どちらも重文です。等伯の息子 伝長谷川久蔵筆『祇園祭礼図』、永徳にも習っていたものねと思ったり、応挙筆『趙昌貝尽図写』精巧な写しが応挙らしくもあり面白い。
奥のケース、後期は能面と能衣装です。能装束がメッチャ立派、美しい!!! 野村さんは旧加賀前田家から多くの能装束を引き継いでいます。
中央ケースは、お茶杓とお棗と蓋置
華麗なお棗もいいですが、「女郎花蒔絵棗」「盛阿弥作 尾長鳥蒔絵棗」可憐とも形容できそうなお棗も良いなぁとぽあんとなりました。
売立で旧大名家のお道具を引き継いだ得庵さん、
事業と茶の湯と能楽は「三位一体」、「大名茶」がお好みだったのだろうと。畠山即翁さんと被る!
「伊賀累座花入」「織部耳付花入」「信楽耳付花入」陶工の名はは知られていないが、時代を反映した破格の造形花入にはもう唸るしかありませんでした。
地下は、茶碗、水指、器が展示されております。
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- BY morinousagisan