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特別展 生誕270年 長沢芦雪

特別展 生誕270年 長沢芦雪

大阪中之島美術館|大阪府

開催期間:

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後期展示へ行ってきました

テートも芦雪も土日は分かりませんが、平日は比較的空いている大阪です。
大和文華館で狗猫に癒されて、3時以降なら空いているかなと思い後期展示を観てきました。
お目当ては、島根・西光寺所蔵の「龍図襖」と奈良・薬師寺所蔵の襖、大乗寺の「群猿図」でした。孔雀図と幽霊は、応挙と芦雪が並べて展示されて競演といいますか、その相違が分かり易いのではないでしょうか。

・島根・西光寺所蔵の「龍図襖」は、南紀以前に描かれたそうです。右隻の「雲龍図」を見た時に、芦雪の中に龍の立体像があってそれを描いたのではないだろうか。
・個人蔵「瀧に鶴亀図屏風」を前にこの真ん中の余白の大きさは一体どうなってるん?と思うほどの余白です。
前後期でバランスをとって展示しましたとのことでしたが、作品数が少ないとのご指摘もあり、前後期を見比べると前期に前のめりで観に行って芦雪が思い描いた以上に色々な作品を描いていたことに感動したので、後期はそこそこどんな作品が展示されるか分かって出向いたので、前期の方が良かったかなの感はあります。
芦雪と同時代を生きた絵師として若冲の「象と鯨図屏風」が後期展示に出ています。なら、芦雪の「白象黒牛図屏風」も並べて観たかったですが、ジョ―プライスさんコレクションでしたが、現在の所蔵先はどこなのでしょう?

さて、厳島神社所蔵の「山姥図」がどこを捜してもない!
そうなのです。厳島神社所蔵の芦雪は、九国でしか展示されないのです。九州国立博物館へ巡回します!(2/6-3/31)第4章の「同時代の天才画家たち」では、応挙の「藤花図屏風」「雨竹風竹図屏風」、大雅の「蘭亭曲水・龍山勝会図屏風」、与謝蕪村の「蘇鉄図屏風」が展示されて、断然こちらの展示が羨ましいです。代表作は勿論、九博でしか展示されない作品もあり、いっそのこと大宰府への旅のついでにそちらへ行かれるのも十分ありですね。展示が再現展示なら見え方も全く違ってきますね。
九博のHPに既に掲載されています。一般料金は更にお高い!ですが、学生はその分お安くなっています。

最後に、大和文華館で観てきた「犬猫彩々」から一番カワイイ”芦雪犬”は、脚を横に投げ出した後ろ姿の仔犬が一番可愛いと思った次第です。

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